「炭化カルシウム」の版間の差分

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AChannn (会話 | 投稿記録)
結晶構造とカルシウムシアシアナミドの合成について追記。
m 炭素原子の個数
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'''炭化カルシウム'''(たんかカルシウム)、別名'''カルシウムカーバイド''' (calcium carbide) は、化学式 CaC<sub>2</sub> で表される[[化合物]]である。灰色がかった白色固体で、主に[[アセチレン]]ガスの簡便な発生源として利用される。
 
燃料用に市販されているカルシウムカーバイドは灰白色の塊状固体である。これには不純物として[[リン化カルシウム]]や[[硫黄]]などが含まれている。この不純物に由来する[[ホスフィン]]や[[硫化水素]]のため、市販品によって発生したアセチレンはわずかな不快臭を呈する。純粋な炭化カルシウムは無色透明の結晶である。カルシウムイオン(Ca<sup>2+</sup>)とアセチリドイオン(C<sub>2</sub><sup>2-</sup>)で満たされた塩化ナトリウム型の結晶構造をとる。
 
== 製造 ==