「米谷事件」の版間の差分

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== 概要 ==
1952年、青森県で57歳の女性が強姦の上殺害され、現金が奪われるという事件が発生した。警察は、「日没後に衣類で顔を覆って歩いてくるところを目撃した」という近所の子供の証言を基に、近くに住む米谷氏を容疑者として逮捕。厳しい取調べの末、米谷氏から自白を引き出し起訴した。公判では米谷氏は一貫して容疑を否認したが、主張は認められず、懲役10年の実刑判決を受け服役した。そんな中、事件当時少年だった被害女性の甥が真犯人であると名乗り出るという事態が発生。甥は金目的で叔母である被害者を絞殺した後、露になった太腿に劣情して強姦に及んだと述べた。この自白はかなり信憑性が高いものと思われたが、裁判ではこの主張は退けられ、甥は無罪となった。しかし、甥は自責の念に耐えかねて自殺。その後、日弁連が動いて再審請求を行い、米谷氏は再審で無罪判決を受けた。
 
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