「トロメリン島」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m warnfile Adding: cs, et, it, sk
編集の要約なし
2行目:
'''トロメリン島'''('''Tromelin Island''' {{IPA|/troʊmˈlæn ʕaɪlənd/}}, [[フランス語]]では'''Île Tromelin''' {{IPA|/il tʀɔmlɛ̃/}})は、[[インド洋]]、[[マダガスカル島]]の東約450km<!-- 英語版には350kmとあるが、緯度経度より450kmが正しい-->にある[[フランス]]領の[[島]]。<!-- {{ウィキ座標度分秒|15|52||S|54|25||E}}-->南緯15度52分、東経54度25分{{fact}}<!--地図 Ile tromelin 76.jpg を見ると、南緯15度53分、東経53度31分ぐらいに見える-->に位置する、標高の低い平らな、面積1km²足らずの小島である。この島には、港や投錨地がなく、海からのアクセスは困難である。島には全長1,000mの飛行機の発着場がある。
[[Image:Ile tromelin 76.jpg|thumb|left|250px|地図 島の北端に位置する測候所は1954年に建設された。]]
[[Image:Tromelin.jpg|thumb|right|250px|衛星写真]]
 
トロメリン島は、[[珊瑚礁]]に取り囲まれた、全長1,700m、全幅700mのヤブに覆われた砂地の島である。この島は、海鳥やウミガメの営巣地となっている。
7 ⟶ 8行目:
この島は[[1722年]]、[[フランス]]の航海士によって初めて記録されている。島の名前は、[[1776年]]にこの島を訪れたフランスの軍艦 La Dauphine号のトロメリン艦長の名前に由来する。トロメリン島は[[1954年]]にフランスに占領されたが、[[モーリシャス]]はこれに抗議している。[[1761年]]この島は海難事故の現場となった。マダガスカルからモーリシャスに[[奴隷]]を運搬していたフランスの船 Utile号が島の珊瑚礁に座礁した。乗組員らは救命用の筏でマダガスカルにたどり着いたのだが、約60人の奴隷たちはこの島に取り残された。15年後にトロメリン艦長らが生存者を救出したのだが、生存していたのは7人の女性と生後8ヶ月の子供であった。
 
[[Image:Tromelin.jpg|thumb|right|250px|衛星写真]]
1814年、[[レユニオン]]の一部として編入されたが、現在はレユニオンの一部ではない。トロメリン島は、280,000km²の[[排他的経済水域]]を有している。この島については、[[モーリシャス]]も領有権を主張している。この島には、[[サイクロン]]を警戒するための[[気象]]観測所が設けられており、レユニオンから気象観測士が派遣される。