「深く静かに潜航せよ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
27行目:
『'''深く静かに潜航せよ'''』(ふかくしずかにせんこうせよ 原題:''Run Silent, Run Deep'')は、[[1958年の映画|1958年]]制作の[[アメリカ合衆国]]の[[戦争映画]]。
 
[[太平洋戦争]]中の[[アメリカ海軍]]の[[潜水艦]]の乗組員たちが、[[大日本帝国海軍|日本軍]]を相手に戦うというストーリーで、エドワード・L・ビーチ([[:en:Edward L. Beach, Jr.|Edward L. Beach, Jr.]])海軍大佐の実体験を基に制作された<ref>Edward L. Beach. Run silent, run deep. Pocket Books, 5th printing, 1963. POCKET BOOKS; ASIN: B000FQBEDG </ref>。
 
[[ロバート・ワイズ]]監督、[[クラーク・ゲーブル]]、[[バート・ランカスター]]らが出演。
64行目:
 
==原作との相違==
* ビーチ大佐の原作小説は、潜水艦を扱った小説の古典として評価が高く、アメリカではロングセラーを続けている。潜水艦の行動は概ね原作通りであるが、人物像が原作と本作ではかなり異なっている。
 
# 映画では副長のブレッドソーが主人公的扱いだが、原作はリチャードソン艦長を語り手とする一人称視点の物語である。また、映画のリチャードソンはずいぶんと年配に扱われているが、原作では20代後半から30代前半の若手士官であり、ブレッドソーの3年先輩である
# 原作で死亡するのはブレッドソーの方である。
# リチャードソンとブレッドソーとの感情的対立と和解という人間ドラマの部分は省かれている
# 原作にもローラと言う女性は登場するが、ブレッドソーの婚約者である。
# 映画で活躍する「ナーカ」は、原作では名前だけの登場で、リチャードソンらの乗艦は[[ガトー級潜水艦]]「オクトパス」と「イール(」(どちらも架空の艦名)」である
 
 また、* 宿敵「豊後ピート」との対決の後、リチャードソン艦長は自責の念に駆られつつも残虐行為に走るのだが、さすがに映画では描かれていない。
 
== 備考 ==