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[[File:Krechty kompostarna.jpg|thumb|有機肥料]]
'''肥料'''(
== 概説 ==
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大部分の化学肥料は無機質肥料である<ref name="nirs14" />。
; 単肥
; 複合肥料
** 化成肥料 - 複数の単肥に化学的操作を加え、肥料の3要素のうち2種類以上、15%以上の量を含むようにしたものを'''化成肥料'''という。化成肥料で肥料の3要素の合計が30%以上のものを'''高度化成'''といい、それ以外を'''普通化成'''という<ref>{{Cite Kotobank|word=化成肥料|author=世界大百科事典 第2版|access-date=2020年7月9日}}</ref>。化成肥料の成分は「窒素-リン酸-カリ」と表記される。例えば「8-8-8」という表記であれば、窒素・リン酸・カリが各8%の普通化成とわかる。▼
:; 化成肥料
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:; 配合肥料
:: 2~3種類の肥料を、一定の割合で機械的に配合したものを配合肥料という<ref name="akita" />。
=== 原料の給源による分類 ===
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** [[刈敷]]
** [[草木灰]]
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* 動物性肥料
** [[魚粕]]
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** [[肉骨粉]]
** [[厩肥]]
* '''緑肥''' - [[マメ科]]の植物には窒素を体内に固定する性質があり、これらをすき込んで有機肥料と同様の効果を得ることをいう<ref name="akita" />。
* '''ボカシ肥''' - ボカシ肥とは、有機肥料を発酵させて肥効をボカシた(穏やかにした)ものをいう。原料となる有機肥料は、油カス、米糠、鶏糞、魚カス、骨粉など多様である。無機肥料を加えることもある。'''ボカシ'''、'''ボカシ肥料'''ともいう。ボカシ肥には大別して、土を混ぜるもの、混ぜないものの2種類ある。前者は、有機肥料に土(粘土質なものがよい)を混ぜ、50 - 55℃以上に温度が上がらないようにして発酵させる(通常、堆肥などを発酵させる場合は、もっと高温で70℃以上になることがある)。一方、後者は、有機肥料に水を加えて発酵させたもので市販のボカシ肥はこちらである。
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==== 元肥 ====
元肥(もとごえ)は、植物の種まきや苗の植え付けに先立って与える肥料<ref name="akita" />。遅効性で長期間肥効が続く肥料を使う<ref name="akita" />。基肥(きひ)ともいう。
; 寒肥
; 花肥、実肥
: 開花結実のために施されるリン酸などの肥料で、主として元肥として施す肥料<ref name="akita" />。
==== 追肥 ====
追肥(ついひ、おいごえ)は、植え付け後、植物の生育途中の過程で施す肥料<ref name="akita" />。化学肥料や液体肥料の速効性がある肥料を使うが、樹木のように長期間生育するものについては、遅効性で長期間肥効が続く肥料を使うのもよい。
: 発芽期前に発芽を促すために与える肥料<ref name="akita" />。 ; 止め肥
; お礼肥
* 置き肥 - 主に鉢植えに使われる方法で、鉢土の上に置き、水やりのたびに少しずつ溶け出して効く肥料<ref name="akita" />。▼
: 花や実がなった後に植物の回復を促すために与える肥料<ref name="akita" />。
; 置き肥
=== 肥料の効き方による分類 ===
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