「仙台空港民営化」の版間の差分

== 概要経緯 ==

[[仙台市]]は、[[タイ王国|タイ]]との定期便を誘致、2013年12月4日に[[タイ国際航空]]が冬季就航<ref name="kahoku1312">[http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201312/20131205_12007.html タイから仙台へようこそ、空港で歓迎　バンコク線が就航] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140503202851/http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201312/20131205_12007.html |date=2014年5月3日 }} 河北新報（2013年12月5日）</ref>。通年運航を目指し、搭乗率確保と貨物取扱量増加に取り組んだが<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB29036_Z21C13A1L01000/ 仙台市、タイと貿易拡大　地元企業が魚輸入で協力] 日本経済新聞（2013年11月30日）</ref>、タイ国内で発生した[[2013年タイ反政府デモ|反政府デモ]]による影響を受けて2014年3月をもって休止<<ref name="kahoku1401">[http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201401/20140129_12014.html デモ打撃で3月終了　タイ航空・仙台－バンコク線] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20150121153532/http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201401/20140129_12014.html |date=2015年1月21日 }} 河北新報（2014年1月29日）</ref>。同年5月にはバンコクにサポートデスクを設置<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLZO84018310V00C15A3L01000/ 仙台市、タイ観光客に照準　報奨旅行PR] 日本経済新聞（2015年3月6日）</ref>。また、[[七十七銀行]]や国内企業のタイ[[多国籍企業|現地法人]]との連携を通じて、ビジネス強化等に取り組み<ref>[https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190123_12026.html 仙台市が市内企業のタイ進出を支援　七十七銀、現地法人と31日協定締結] 河北新報（2019年1月23日）</ref>、市長がタイ国際航空本社を訪問する等して、運航再開を働きかけた<ref name="nikkei1906">[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45833460X00C19A6L01000/ 仙台─バンコク定期便、5年ぶり再開　タイ国際航空] 日本経済新聞（2019年6月7日）</ref>。2019年6月には、同年10月30日に再開することが決定<ref name="nikkei1906"/>。再開発表と同日、仙台市では「仙台・タイ経済友好協会」を設立<ref>[https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190608_72011.html ＜バンコク線再開＞東北の観光客増に期待　経済活性化にも力] 河北新報（2019年6月8日）</ref>。宮城県をはじめ東北地方各県とも協力し、さらなる関係の深化に取り組む<ref>[https://www.sankei.com/region/news/190823/rgn1908230027-n1.html 地域経済の活性化期待 仙台－バンコク線再開、宮城県など意見交換] 産経新聞（2019年8月23日）</ref>。

2017年9月より[[新千歳空港|新千歳]]・[[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]線へ就航し、夜間駐機を行わない形での拠点化を開始<ref name="Peach1705">{{PDFlink|[http://www.flypeach.com/application/files/3714/9484/8685/170517-Press-Release-J.pdf いよいよ仙台空港が拠点に!新たに仙台-札幌、台北線を開設]}} Peach Aviation（2017年5月17日）</ref><ref>{{PDFlink|[https://corporate.flypeach.com/cms/wp-content/uploads/2017/09/1709252-Press-Release-J.pdf 仙台空港の拠点化が本格始動 仙台-札幌（新千歳）線、仙台-台北（桃園）線が就航 ～Peach で東北とアジアがもっと近くなる!!]}} Peach Aviation（2017年9月25日）</ref>。2019年1月10日より夜間駐機を開始<ref>[https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181026_12001.html ＜ピーチ＞来年から夜間駐機、現路線も好調　仙台空港拠点化視界良好] 河北新報（2018年10月26日）</ref>。同年4月25日より、新千歳線・台北/桃園線を増便<ref>[https://corporate.flypeach.com/cms/wp-content/uploads/2019/02/181217-Press-Release-J2.pdf 札幌（新千歳）－ソウル（仁川）線、東京（成田）－奄美大島線を新規開設] Peach Aviation（2018年12月17日）</ref>。2020年10月には、[[那覇空港|那覇]]線に就航<ref name="nikkei201026">[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65467920W0A021C2L01000/ 逆境の仙台空港、那覇便「試金石」 国際線は来冬想定] 日本経済新聞（2020年10月26日）</ref>。、同年12月には、[[中部国際空港|名古屋/中部]]線に就航予定<ref name="nikkei201026"/>。運用時間の延長を前提に、増便やさらなる路線の展開を検討する<ref name="nikkei170630" /><ref>[http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170801_72035.html 旅行者好む要素「東北にそろう」　ピーチCEO] 河北新報（2017年8月1日）</ref><ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB28H3U_Z20C17A9L01000/ LCCのピーチ、仙台の拠点化へ前進] 日本経済新聞（2017年9月30日）</ref>。

2016年6月、[[タイガーエア台湾]]が台北/桃園線に就航。民営化に際して国際線LCCの誘致に注目が集まっていた中で<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ4F5FQXJ4FUNHB00P.html 仙台空港に初の国際LCC　台湾便6月から] 朝日新聞デジタル（2016年4月14日）</ref>、仙台空港としては初となる国際線LCC路線となった<ref name="sankei1604">[http://www.sankei.com/region/news/160415/rgn1604150042-n1.html 仙台空港 初の国際線LCC 6月末、台湾便　県、民営化に「弾み」] 産経ニュース（2016年4月15日）</ref><ref>[http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160630_12034.html ＜仙台空港民営化＞初のLCC就航　台湾へ] 河北新報（2016年6月30日）</ref>。

2019年8月には、[[エアアジア・ジャパン]]が名古屋/中部線に就航したが<ref name="AirAsia1908">[https://newsroom.airasia.com/news/2019/08/08/airasia-japan-welcomes-inaugural-day-of-nagoya-sendai-operation エアアジア・ジャパン、名古屋（中部）－仙台線の運航を開始] エアアジア・ジャパン（2019年8月8日）</ref>、[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス]]の影響により、[[エアアジア]]における日本での事業継続が困難となり、2020年12月5日をもって事業が廃止されることとなった<ref>[https://newsroom.airasia.com/news/public-announcement-by-aaj エアアジア・ジャパン：事業廃止のお知らせ] エアアジア・ジャパン（2020年10月5日）</ref><ref name="nikkei2010">[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64621680V01C20A0TJ1000/ エアアジアが12月に日本撤退 国内航空、コロナ禍で初] 日本経済新聞（2020年10月5日）</ref>。なお、同路線にはピーチ・アビエーションが同年同月より参入予定となっしている<ref name="nikkei201026"/>。

2017年7月、経営破綻により仙台空港から撤退していた[[スカイマーク]]が再就航し、2015年10月以来となる[[神戸空港|神戸]]線が再開。民営化による着陸料等の軽減により、当初の計画より2年ほど前倒しする形で再開が実現した<ref>[http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170702_12017.html ＜仙台空港＞スカイマーク神戸線復活] 河北新報（2017年7月2日）</ref><ref name="nikkei1710">[https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21813730S7A001C1EE8000/ 訪日客効果どこまで LCC充実、誘客に弾み] 日本経済新聞（2017年10月3日）</ref>。

[[フジドリームエアラインズ]]は2016年10月以降、仙台空港を発着する[[チャーター便]]を増便し、注力<ref>{{PDFlink|[http://www.sendai-airport.co.jp/pdf/fda_charter_20160809.pdf 2016年度仙台空港発チャーター便運航計画について]}} 仙台国際空港（2016年8月9日）</ref>。[[久米島]]や[[宮古島]]、[[屋久島]]、[[奄美大島]]、[[種子島]]といった離島や、[[長崎空港|長崎]]・[[稚内空港|稚内]]等へのチャーター便を運航。このうち、[[出雲空港|出雲]]は定期便の開設につながった<ref name="FDA1712">{{PDFlink|[http://www.fujidream.co.jp/company/press/doc/171211.pdf 2018年春に『静岡＝出雲』線、『仙台＝出雲』線を開設]}} フジドリームエアラインズ（2017年12月11日）</ref>。2019年1月には、将来的な路線展開も見据えて[[松山空港|松山]]へのチャーター便を運航<ref>{{PDFlink|[https://www.sendai-airport.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/181122-FDA_YTrev3.pdf フジドリームエアラインズ、チャーター便「仙台ー松山線」を新規運航!]}} 仙台国際空港（2018年11月22日）</ref><ref>[https://www.sankei.com/region/news/181123/rgn1811230009-n1.html FDAが1月に仙台－松山チャーター便　個人向けチケットも販売] 産経新聞（2018年11月23日）</ref>。従来のチャーター便とは異なり、旅行会社向けの[[パッケージツアー]]としてだけでなく個人客も航空券が購入できるようにし、定期便化に向けた需要調査にも活用する<ref>[https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181123_12004.html ＜FDA＞仙台－松山にチャーター便運行　個人販売も] 河北新報（2018年11月23日）</ref>。

** 12月4日 - [[タイ国際航空]] [[スワンナプーム国際空港|バンコク/スワンナプーム]]線（季節便）就航<ref name=":3kahoku1312" />。

*** タイ国際航空 バンコク/スワンナプーム線（季節便）運休<ref group="注">その後、同年4月18日にかけて臨時便として数便運航。</ref><ref name="kahoku1401"/>。

** 2月1日 - 仙台国際空港株式会社による空港ビル施設の運営開始<ref name=":3kahoku1602" />。

** 6月29日 - [[タイガーエア台湾]] [[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]線就航（仙台空港初の国際線LCC）<ref name=":3sankei1604" />。

** 7月1日 - 仙台国際空港株式会社による空港民間運営開始<ref name=":3yomiuri1607" />。

** 9月25日 - ピーチ・アビエーション 台北/桃園線就航<ref name=":3Peach1705" />。

** 4月20日 - フジドリームエアラインズ [[出雲空港|出雲]]線就航<ref>{{Cite web|urlname=https:"FDA1712"//www.sendai-airport.co.jp/news/press/fda-izumo/|title=フジドリームエアラインズ、仙台－出雲線に新規就航！|accessdate=2020-12-24|publisher=仙台国際空港|date=2017-12-11}}</ref>。

** 8月8日 - [[エアアジア・ジャパン]] [[中部国際空港|名古屋/中部]]線就航<ref>{{Cite web|urlname=https:"AirAsia1908"//www.sendai-airport.co.jp/news/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%80%81%E4%BB%99%E5%8F%B0%EF%BC%8D%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%EF%BC%88%E4%B8%AD%E9%83%A8%EF%BC%89%E7%B7%9A/|title=エアアジア・ジャパン、仙台－名古屋（中部）線の新規就航決定！|accessdate=2020-12-24|publisher=仙台国際空港|date=2019-07-09}}</ref>。

** 10月30日 - タイ国際航空 バンコク/スワンナプーム線再開<ref name=":3nikkei1906" />。

** 11月2日 - 中国国際航空 大連<small>経由</small>北京/首都線再開<ref name=":3sankei1909" />。

** 10月25日 - ピーチ・アビエーション [[那覇空港|那覇]]線就航<ref>{{Cite web|urlname=https:"nikkei201026"//www.sendai-airport.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/20200831PressRelease_SDJ-OKA.pdf|title=仙台－沖縄（那覇）線に LCC が参入|accessdate=2020-12-24|publisher=仙台国際空港|date=2020-08-31}}</ref>。

** 12月5日 - エアアジア・ジャパン 会社解散により、名古屋/中部線廃止予定<ref>{{Cite web|titlename=エアアジア事業廃止、期待の中部線「残念」 仙台空港・宮城県|url=https:"nikkei2010"//www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201006_72020.html|website=河北新報オンラインニュース|accessdate=2020-12-23|publisher=|date=2020-10-06}}</ref>。

** 12月24日 - ピーチ・アビエーション 名古屋/中部線就航<ref>{{Cite web|titlename=ピーチ仙台－中部線、１２月２４日就航 １日１往復、片道４９９０円から|url=https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201022_12025.html|website=河北新報オンラインニュース|accessdate=2020-12-23|publisher=|date=2020-10-22}}<"nikkei201026"/ref>。