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[[File:Christine Keeler on After Dark.JPG|thumb|right|220px300px|[[モデル]]兼[[売春婦]]のクリスティーン・キーラー([[1988年]]撮影)]]
'''プロヒューモ事件'''(プロフューモじけん、'''Profumo Affair''')は、[[1962年]]、当時の[[イギリス]]の[[ハロルド・マクミラン]]政権の[[陸軍大臣|陸相]]であった[[ジョン・プロヒューモ]]が、[[ソビエト連邦|ソ連]]側の[[スパイ]]とも親交があった[[モデル]]兼[[売春婦]]に、肉体関係を持ちつつ国家機密を漏らした事件である。同政権の崩壊につながり、「20世紀最大の英政界スキャンダル」とされる。
 
==事件の概要==
===ソ連武官への売春===
[[File:Christine Keeler on After Dark.JPG|thumb|right|220px|クリスティーン・キーラー([[1988年]]撮影)]]
[[File:Cliveden House, Berkshire-9856441416.jpg|thumb|right|220px|クリーヴデン・ハウス]]
売春婦で[[ヌードモデル]]の[[クリスティーン・キーラー]]は、当時同棲していた著名な[[オステオパシー|整骨療法]]師の{{仮リンク|ステファン・ウォード|en|Stephen Ward}}による斡旋で、駐英ソ連[[大使館]]付[[海軍]][[武官]]の[[エフゲニー・イワノフ]][[大佐]]と金銭を介した肉体関係を持っていた。
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なお事件発覚後に「イワノフ大佐とウォードは、キーラーに対して、[[アメリカ]]の[[核ミサイル]]がいつ[[西ドイツ]]に配備されるかプロヒューモに質問するように依頼した」と言われているが、その後の政府による調査の結果、プロヒューモがキーラーに対して軍事機密を含めた国家機密を話したか、また、キーラーがイワノフ大佐にそれらの話を流したかは証明されることはなかった。
 
しかし[[2010年代]]に入り、キーラーは「[[サンデー・ミラー]]」や「[[デイリー・テレグラフ]]」の取材に対して、自らが母国への裏切り行為(スパイ行為)を行ったこと、そして当時自らがそのことを理解していたことを公式に認めた。
 
なおこの事件の結果、プロヒューモのみならずマクミランも辞任を余儀なくされたうえに、保守党が[[1964年イギリス総選挙|1964年の総選挙]]で敗北するなどイギリス政界が混乱に陥ったことから、「イギリス政界を混乱させるために[[ロシア連邦軍参謀本部情報総局|ソ連情報部]](イワノフ大佐)の仕掛けた[[ハニートラップ]]による作戦の成功」という評価をされることもある。
 
==映画化==
*[[1989年]]「[[スキャンダル (1989年の映画)|スキャンダル]]」 (Scandal)の題名で映画化されている。
 
==関連項目==
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[[Category:第二次世界大戦後のイギリス]]
[[Category:英ソ関係]]
[[Category:ロシアの工作活動]]
[[Category:イギリスの事件]]
[[Category:イギリスの政治史]]
[[Category:ロシアの工作活動]]
[[Category:スキャンダル]]
[[Category:冷戦]]