「限界集落」の版間の差分

21世紀になってから、過疎地以外でもの大都市圏、限界集落に類似した現象が見られるようになった。一例として、[[2008年]]に限界集落であることが判明した、[[東京都]][[新宿区]]の戸山団地が挙げられる<ref>[[共同通信社]]　2008/09/06 09:17　[http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090601000031.html 「東京・新宿に「限界集落」　大規模都営団地が高齢化」[[共同通信社]] 2008年09月06日 </ref>。

[[都市圏]]の[[ベッドタウン]]やかつての[[新興住宅地]]などにおける[[独身|単身者]]向けの大規模公営団地に[[高齢者]]の入居が集中するなどの問題のほか、数十年前に一斉に入居してきた[[核家族]]世帯の子供が独立して親[[世代#周期|世代]]のみになるなどして、集落全体では限界ではないものの、非過疎地域の一区画が孤立した形で高齢化率が極端に上昇してしまう現象がそれである。生活困難化による[[孤独死]]や共同体の崩壊など、農山漁村の僻地や離島にある[[過疎地域]]の限界集落と同様の問題を抱え込んでいる。

これらを都市部で高齢化が深刻な地区を指して、「[[限界団地]]」や「限界マンション」<ref>[https://www.nikkeibook.com/book/78984 米山秀隆『限界マンション 次に来る空き家問題』（]日本経済新聞出版社、　2015年）]2018年6月18日閲覧</ref>、「限界都市」<ref>『日本経済新聞』限界都市シリーズ（2018年6月18日閲覧）</ref>といった派生語も使われるようになっている。