「ストック (スキー)」の版間の差分

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== 構造 ==
[[File:Ski pole grip 2.jpg|thumb|ストラップのついたグリップ]]
ストックは2本で1対となっており、それぞれの手に1本ずつ持つ。握り('''グリップ''')の部分にはストラップ('''手革''')がついており、これに手首を通してストックを握る。ストラップのないものもあり、ウイングロックなどと呼ばれるガードのようなもので手首に固定するものもある。ストックの先端付近には'''バスケット'''あるいは'''リング'''(雪輪)と呼ばれる円盤状のものがついており、これによってストックが雪の中に沈み込むのを防いでいる。深雪を滑走することを主としたストックは大きなリングが使用される。グリップとリングの間の部分を'''シャフト'''と呼び、先端にはアイスバーンなど硬い雪面でも刺さるように'''石突き'''とよばれる金属製のパーツが付く。近年はシャフトが2重構造になっていて上部のシャフトの中に下部のシャフトが収納でき、長さを調節できるタイプも増えある。シャフトが伸縮可能なストックは、[[山スキー]]や[[テレマークスキー]]では携帯する目的で以前からよく使われているが、最近では[[アルペンスキー]]の基礎スキーでも使われるようになってきていて、子どもの成長に合わせた長さ調節、滑走姿勢の矯正(後傾姿勢を前傾姿勢に修正するなど)、整地斜面と不整地(コブ)斜面でストックの長さを使い分けるなどの目的で使われている。
 
== 役割 ==
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=== アルペンスキー ===
[[アルペンスキー]]の基礎スキーで一般に適切とされるストックの長さは、平面な床に素足で立った時にストックのリングから石突きまでの部分を持って、グリップを手の真下の床に垂直に突いた時、腕が直角になっている状態の長さが良いとされている。ただし、後述する伸縮可能なストックを使い、状況に合わせて長さを変える事もある。
 
シャフトが伸縮可能なストックもあり、[[山スキー]]や[[テレマークスキー]]では携帯する目的で以前からよく使われているが、最近では[[アルペンスキー]]の基礎スキーでも使われるようになってきていて、子どもの成長に合わせた長さ調節、滑走姿勢の矯正(後傾姿勢を前傾姿勢に修正するなど)、整地斜面と不整地(コブ)斜面でストックの長さを使い分けるなどの目的で使われている。
 
コブのある斜面を滑降する[[モーグル]]では、コブの頂点と溝という高低差のあるところを滑るため、溝に入ったときコブの頂点についたストックを谷側にスムーズに反せるように特に短くなっている。