「仮比重」の版間の差分

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'''仮比重'''(かりひじゅう、bulk density)とは、[[土壌]]のような多孔質の物質の[[密度]]を表す値である。物質の[[重さ|重量]](乾燥重量)を、その物質が内包する[[空間]]を含めた[[体積]]で割って得られる。もしくはこれをさらに[[水]]の[[比重]]で割ったものが用いられる。前者の場合の単位は g/cc、g/ml であり、後者の場合は[[無次元数]]である。
 
仮比重は物質の様々な状態に左右される値であり、物質種に固有の値ではない。例えば[[円筒]]に入れた[[穀物]]はある仮比重を持つが、この容器を揺すって粒同士がより密になるよう促せば、仮比重の値は上昇する。従って[[粉|粉末]]状の物質の仮比重は、自然な状態(容器に入れただけの状態)と圧縮状態との2通りを記述するのが普通である。特に後者は[[輸送コンテナ]]等に入れて運搬する際に必要な情報である。
 
== 土壌の場合 ==