「テクスチュア」の版間の差分

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{{Otheruses|音楽用語|その他の用法|テクスチャ}}
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'''テクスチュア'''(英語:'''''[musical]Musical textureTexture''''')は、楽曲の全般的な響きに関連して、漠然と使われる音楽用語である。たとえば「分厚いテクスチュア」「軽いテクスチュア」の楽曲という言い方ができるほか、人気のある作品について「開かれたテクスチュアの作品」などといった使い方もされる。
 
「物の表面に触れた際の質感、感触、外観」を意味する単語である<ref name = "lexico">{{Cite web |author = |date = |url = https://www.lexico.com/en/definition/texture|title = Texture|website = |publisher = lexico.com|accessdate = 2 February 2021}}</ref><ref name = "merriam-webster">{{Cite web |author = |date = |url = https://www.merriam-webster.com/dictionary/texture|title = Texture|publisher = merriam-webster.com|accessdate = 2 February 2021}}</ref><ref name = "cambridge">{{Cite web |author = |date = |url = https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/texture|title = texture|website = |publisher = dictionary.cambridge.org|accessdate = 2 February 2021}}</ref>。物体・物質における結合した粒子の性質<ref name = "lexico" />、物事の本質的な部分、実体(''substance'')<ref name = "lexico" /><ref name = "merriam-webster" />、散文や詩の要素<ref name = "merriam-webster" />、芸術作品における表面的な品質<ref name = "lexico" /><ref name = "merriam-webster" /><ref name = "cambridge" />、音楽や文学作品において、複数の要素の組み合わせで醸成される品質<ref name = "lexico" />、合唱や楽曲演奏の際の音色の様式<ref name = "lexico" /><ref name = "merriam-webster" /><ref name = "cambridge" />を指す。
テクスチュア(texture)という語は、textile(織物・編み物)と語源が同じで、「織り合わされたもの・織り方」という基本的な意味がある。転じて、感触や質感、肌理、詩的要素という意味合いを帯びるようになった。音楽用語としては、楽曲の基調となる音の織り合わせ具合という意味か、あるいは、音の組み合わせ方から生じる総合的な印象といった意味に使われる。ごくふつうには前者の意味で使われることが多いが、「開かれたテクスチュア」というような場合は、後者の意味で使われている。
 
そこから転じて、食べ物を噛んだ際の噛み応え、歯応えも意味する。→「The bread has a crumbly texture.」<ref name = "cambridge" />(「このパンは簡単に崩れる」)
楽曲について知覚されるテクスチュアは、演奏される声部数や響きの密度、それぞれの声部を演奏する[[楽器]]の[[音色]]、[[和声法]]や[[リズム|リズム法]]などに左右される。
 
元々は「織物」を意味する[[ラテン語]]「''textura''」(「''weaving''」, 「織物」の意)、「''text''」(『''woven''』→「『''weave''』の過去分詞形で、『織って作った』)から<ref name = "lexico" />。
テクスチュアに関連して、声部間の数や関係を表すには、以下のより厳密な語が使われる。
 
楽曲について知覚されるテクスチュアは、演奏される声部数や響きの密度、それぞれの声部を演奏する[[楽器]]の[[音色]]、[[和声法]]や[[リズム|リズム法]]などに左右される。
 
テクスチュアに関連して、声部間の数や関係を表すには、以下のような厳密な語が使わ用いられる
 
*'''[[モノフォニー]]'''(基本的なテクスチュア):[[グレゴリオ聖歌]]のように、単独の声部しかないもの。
*'''[[モノディ]]''':17世紀イタリアの歌曲の様式。主旋律と、通奏低音に基づく和音伴奏とが組み合わされている。
 
注意すべきは、以上の語によって、こんにち作られているだけでは西洋音楽の多くを正確に言い表せるわけではないことで点にある。たとえばモノディは、歴史的な音楽用語である。
 
「[[同時性]]」は、[[:en:Musical_succession|進行]]よりも完成されたテクスチュアである。現代音楽の典型的なテクスチュアの一つは、[[リゲティ・ジェルジュ|ジェルジ・リゲティ]]によって開発された[[ミクロポリフォニー]]である。
そのほかのテクスチュアに、[[ホモリズム]]、[[ポリリズム]]、[[主題 (音楽)|複主題]]、[[:en:Onomatopoeia|オノマトペー]]、合成テクスチュア、混合テクスチュアがある(下記参考文献34頁)。
 
==参考 文献・参照項目など ==
*[[テッシトゥーラ]]
 
*Corozine, Vince (2002). ''Arranging Music for the Real World: Classical and Commercial Aspects''. ISBN 0786649615.
 
== 参考 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
*[[テッシトゥーラ]]
 
== 外部リンク ==
*[http://www.uwosh.edu/faculty_staff/liske/musicalelements/textureframes.html A Guide to Musical Texture with multimedia]
*[http://www.greenwych.ca/stages.htm Stages in the Evolution of Music -- from monophony to harmony.]