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{{otheruses|ユダヤ教の伝承に登場する泥人形|1915年の映画|ゴーレム (1915年の映画)}}
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'''ゴーレム'''({{lang-he|גולם}}, {{Lang-en|''golem''}})は、[[ユダヤ教]]の伝承に登場する自分で動く泥[[人形]]。「ゴーレム」とは[[ヘブライ語]]で「[[胎児]]」を意味する。
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作った主人の命令だけを忠実に実行する召し使いか[[ロボット]]のような存在。運用上の厳格な制約が数多くあり、それを守らないと狂暴化する。
ラビ(律法学者)が断食や祈祷などの神聖な儀式を行った後、土をこねて人形を作る。呪文を唱え、「'''{{lang|he|אמת}}'''」(''emeth''、真理、真実、英語ではtruthと翻訳される)という文字を書いた[[羊皮紙]]を人形の額に貼り付けることで完成する。ゴーレムを壊す時には、「{{lang|he|אמת}}」(emeth)の「''א''」( e )の一文字を消し、「{{lang|he|מת}}」(''meth''、死んだ、死、英語ではdeathと翻訳される)にすれば良いとされる
また、ゴーレムの体には{{ill2|シェム・ハ・メフォラシュ|en|Shem HaMephorash}}
[[プロイセン]]地方の伝承では、エリヤ・ヘルムとヤッフェという
製造
== その他の神話・伝承のゴーレム ==
一般的なゴーレムは土(粘土)で作られるが、神話や伝説には石や金属で作られたものも登場する。
[[ギリシア神話]]の鍛冶の神[[ヘーパイストス|ヘパイストス]]によって作られた青銅の巨人[[タロース (ギリシア神話)|タロース]]も、ゴーレムの一種と見ることができる。
また、『旧約聖書』「[[創世記]]」の[[天地創造]]において、[[アダム]]も[[ヤハウェ]]によって土(ヘブライ語:アダマー)に鼻から[[聖霊|ルーアハ]]を吹き込まれた
== フィクション・創作のゴーレム ==
その多くが神話や伝承に倣い、土や石で
ゲーム
「命令に忠実に動くのみの人造物」という点から、[[魔法]]などを動力としたロボットをゴーレムと名付けるものも見られる。[[カレル・チャペック]]は戯曲「[[R.U.R.]]」(1920年、チャペック作)のロボットの着想
ゴーレムを主題とした作品として、映画『[[ゴーレム (1915年の映画)|ゴーレム]]』([[1915年]]、{{仮リンク|パウル・ヴェゲナー|en|Paul Wegener}}監督)、『[[巨人ゴーレム (1920年の映画)|巨人ゴーレム]]』([[1920年]]、パウル・ヴェゲナー監督)、『[[巨人ゴーレム]]』([[1936年]]、[[ジュリアン・デュヴィヴィエ]]監督)などがある。また、小説『[[フランケンシュタイン]]』([[1818年]]、[[メアリー・シェリー]]著)に登場する「フランケンシュタインの[[被造物]](怪物)」 を、死体(肉)を素材として作られたゴーレムとして紹介している資料<ref>{{Cite book|和書|author=安田 均|authorlink=安田均|coauthors=[[グループSNE]]|title=モンスター・コレクション ファンタジーRPGの世界|origdate=1986-10-30|edition=第23版|date=1993-08-30|publisher=[[富士見書房]]|series=[[富士見ドラゴンブック]]|isbn=4-8291-4209-X|page=116}}</ref>もある(ただし、この怪物は一般的イメージのゴーレムと違って自我を持っている)。
『ゴーレム』(1915年、[[グスタフ・マイリンク]]
== 脚注 ==
<references />
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Golem}}
* [[人工生命]]
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