「ストラディバリウス」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
1行目:
{{Otheruses|アントニオ・ストラディバリが作成した弦楽器|楽器作成者|アントニオ・ストラディバリ|イギリスの競走馬|ストラディバリウス (競走馬)}}
[[File:stradshp.jpg|thumb|'''アントニオ・ストラディバリ''' 画[[エドガー・バンディ]], 1893年: [[ロマン主義]]的な職人のイメージである。]]
'''ストラディバリウス'''は、[[イタリア]]のストラディバリ父子3人(父アントニオ、子フランチェスコ、オモボノ)が製作した[[弦楽器]]のこと。特に[[アントニオ・ストラディバリ]]が[[17世紀]]~[[18世紀]]にかけて製作した弦楽器が有名である。なお、通常「ストラディバリウス」といった場合は'''楽器'''を、「ストラディバリ」といった場合は'''楽器製作者'''を指す。
ストラディバリの製作した弦楽器には、[[18世紀]]の[[法令]]に基づき[[ラテン語]]にて''Antonius Stradivarius Cremonenſis''(アントニウス・ストラディヴァリウス・クレモネンシス)というラベル([[クレモナ]]のアントニオ・ストラディバリ作、の意)が貼られている。ここから、彼(ら)の手による弦楽器は「ストラディバリウス」あるいは省略して「ストラド」と呼ばれる。
[[File:Geigenzettel.png|thumb|ストラディバリウスのラベル]]
ストラディバリ父子は[[ヴァイオリン]]や[[ヴィオラ]]や[[チェロ]]、[[マンドリン]]、[[ギター]]など約1100-1300挺の楽器を製作したとされ<ref NAME="KAMINOHIMI201504"/><ref group="注釈">製作数については研究者によって推測数に差がある。例えば写真家でストラディバリウス研究家・楽器製作者の[[横山進一]]は700-750と推測しており、また著書で「ある研究家は1000から1200とし、他の研究者は2000~3000という途方もない数を挙げている」と記している。</ref><ref name="YOKOYAMA200810">横山進一『ストラディバリウス』アスキー新書 2008年 ISBN 978-4-04-867417-1</ref>、'''約600挺が現存'''する。
 
==楽器 ==