「抗血小板剤」の版間の差分

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*チエノピリジン誘導体:[[ADP]]の血小板表面にある受容体を阻害すると血小板のカルシウムイオン濃度が上昇せず[[アデニル酸シクラーゼ]]活性が上昇し[[環状アデノシン一リン酸]](cAMP)濃度が高くなり血小板凝集が妨げられる。GP IIb-IIIa 複合体の
活性化も抑制する。塩酸チクロピジンがあるが血小板減少症や肝障害を注意深く観察していく必要がある。副作用の少ないクロピドグレルが海外で販売されている。
*PDE3阻害:[[フォフォジエステラーゼ]]を阻害すると細胞内の[[cAMP|環状アデノシン一リン酸]]濃度が上昇し、血小板が凝集しない。副作用として心拍数が増え、それを動悸と感じる場合がある。除脈の患者には有利に働く。シロスタゾールなどがある。
*5−[[セロトニン]]受容体2拮抗剤:血小板に存在し、血栓ができるときに凝集を促進する、5-HT2受容体の拮抗剤。塩酸サルポグレラートがある。