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{{出典の明記|date=2013年10月}}
[[ファイル:Japanese Teapot.jpg|thumb|230px|陶器製の土瓶]]
'''土瓶'''(どびん)は、[[湯]]を沸かしたり、茶葉や[[薬草]]を[[煎じ薬|煎じたり]]する[[陶磁器|陶製]]の[[瓶]]<ref name="fukuoka">[http://www.fsg.pref.fukuoka.jp/kyureki/_common/pdf/ondemand/0504.pdf 「土瓶と湯飲み」九州歴史資料館 飛び出すむかしの宝物 解説シート] 九州歴史資料館、2021年2月16日閲覧。</ref>。[[日本]]の伝統的な[[食器]]の一種<ref name="fukuoka" />。
 
== 概要 ==
'''土瓶'''(どびん)は、[[陶磁器|陶磁器製]]の[[瓶]]であり、[[日本]]の伝統的な[[食器]]の一種。[[湯]]を沸かしたり、[[薬草]]を[[煎じ薬|煎じたり]]する[[容器]]の一種。国際的には [[wikt:en:teapot|teapot]] ([[ポット#ティーポット|ティーポット]])の一種と認識されている。
 
[[陶磁器#陶器|陶器製]]の物には直接火に掛けられる物がある。磁器製の物は火に掛けず[[急須]]のように使う。横手(よこで)の急須や後手(うしろで)のポットに比べると容量が大きく、肉厚の物が多い。
 
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[[蒸し物|蒸し料理]]の'''土瓶蒸し'''(どびんむし)にも用いられる。高温の土瓶を台に置く際には、[[断熱]]効果のある'''土瓶敷き'''(どびんしき)が用いられることがある。
 
== 歴史 ==
かつては欠かせない生活用具の一つとして平均的家庭に必須の食器であった<!--時代観点を確認:江戸期~昭和前期-->が、[[現代 (時代区分)|現代]]における[[金属]]製(特に[[アルミニウム|アルミ製]]や[[ステンレス鋼|ステンレス製]])の[[やかん]]の普及や、[[昭和]]末期から[[平成]]時代にかけての[[魔法瓶]]や[[電気ポット]]、[[ペットボトル]]入りの[[茶]]製品の普及によって、土瓶の需要は大幅に減じた。しかし、急須と同じ用途や先述の土瓶蒸しの容器として用いられることについては、昔と今でそれほど変化は無い<!--一般家庭でも急須と同じ用途で使われることが多いためコメントアウト|※コメントアウトにした人の意見には近世を含む長期的視点が無く、事実と乖離(重要性が大幅に減ったのは事実)している。-->。
江戸時代には一般的な生活用具として用いられていた<ref name="fukuoka" />。当時、庶民の間では茶葉を入れた土瓶を直接火にかけて煮出す烹茶法(ほうちゃほう)が一般的だった<ref name="fukuoka" />。茶葉を入れた[[急須]]や瓶に湯を注いで茶を入れる淹茶法(えんちゃほう)は、江戸時代初期に中国から伝わり文化人の間では用いられていた<ref name="fukuoka" />。しかし、急須が庶民の間に普及するのは幕末から明治初期にかけてである<ref name="fukuoka" />。明治時代には鉄道で用いられる汽車土瓶(後述)も現れた<ref name="fukuoka" />。さらに金属製の[[やかん]]や鉄瓶が登場すると、土瓶も大型化して磁器製のものが多くなり急須と同じように使われるようになった<ref name="fukuoka" />。
 
なお、昭和30年代ごろまで新生児の健やかな成長や立身出世を願って胞衣を容器に収めて土中に埋める「胞衣埋納」に土瓶が用いられることがあった<ref name="fukuoka" />。
== 土瓶の種類 ==
 
== 特殊な土瓶 ==
; [[ボーフラ]]
: 主に[[煎茶道]]で用いる、火に掛ける湯沸し。土瓶式の上手のもののほかに、横手のものも多い。
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; [[千代香]]
: [[焼酎]]を温めるために使用される土瓶の一種。
 
== 出典 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
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** [[ポット#ティーポット]]
 
{{food-stub}}
{{茶}}
{{デフォルトソート:とひん}}