「ガンプラ」の版間の差分

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→‎MG(マスターグレード): Ver.Kaを一つずつ追加(一般販売とネット通販限定)
→‎ガンプラの種類: スター・ウォーズシリーズのキットに「RG」は付かないので文言修正、他
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* [[#そのほかのシリーズ|メガサイズモデル]]
* [[#RG(リアルグレード)|RG(リアルグレード)]]
* HG 1/144 ガンダム G40(Industrial Design Ver.)
* HG RX-78-2ガンダム[BEYOND GLOBAL]
* PG UNLEASHED RX-78-2 ガンダム
 
また、RX-78の場合はMG(マスターグレード)以降のモデルでそれぞれ細部のデザインが異なっている。もともとアニメの作画において、[[アニメーター]]はモビルスーツの関節を'''まるでゴムでできた部品が柔軟に変形するように'''デフォルメして描いていた。そのため、モデラーが名シーンの[[ジオラマ]]を作る際には、プラ板やパテなどを用いて関節部をアニメの描写に合わせて改造しポーズの固定を行う。しかしプラモデルを動かして遊ぶ上でそうもいかない場合もあり、まして[[3次元コンピュータグラフィックス|3DCG]]を用いたゲームソフトにモビルスーツが登場するようになると、[[ポリゴン]]モデル化したモビルスーツが「金属で出来た機械として」自然に動くようにしなければならない。こういった事情によって、RX-78-2 ガンダムなど初期の作品に登場したモビルスーツのデザインには、一体型だった腰パーツが6つに分割される等、大幅なアレンジが施されるようになっている。MG[[アッガイ]]のように、イラストの中だけであったいわゆる「体育座り」を実現させるために、立った状態を一見しただけではわからない様々な仕掛けを関節部に隠しているものもある。
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キットの構造として、従来のシステムインジェクションを進化させたアドバンスドMSジョイントという技術を採用(バンダイが特許出願中)。溶融温度170℃前後の[[ポリプロピレン]](PP)で成形した上から、それよりも低い110℃で溶解する[[ABS樹脂|耐高衝撃性ABS樹脂]]を重ねて成形しており<ref group="注">そのため、アドバンスドMSジョイントのランナーには成形材としてABSとPPの両方が打刻されている。</ref>、すでに半分組み立てられた状態の独特なランナーが使われ、パーツを切り離すだけで骨組みがほぼ完成する。<ref group="注">ただし、トールギス EW以降は本体フレームの大半をKPSで構成する製品が増え、逆にアドヴァンスドMSジョイントは組み立てが困難な部位(サザビーの腰部アーマー基部やフォースインパルスガンダムの胸部等)やオプションパーツの骨組み(νガンダムのフィンファンネルやクロスボーン・ガンダムX1のスラスター等)に採用されるに留まる。</ref>
これによって組み立て時のストレスが緩和され、少ない部品数で大きな可動を実現しているが、その半面デリケートなパーツが多い。アドヴァンスドMSジョイントの採用で、2012年11月に発売された第10弾のΖガンダムのウェイブライダーへの完全変形や2017年8月に発売された第25弾のユニコーンガンダムのデストロイモードへの変形<ref group="注">但し、変形時に一部パーツを外す必要がある。</ref>といった、「今までの1/144スケールのモデルでは出来なかった」変形機構の搭載が可能になった<ref group="注">一方で、HGではシールで対応していた表現(例えば、シナンジュの金と黒のエングレービング部分など)を中心に小型あるいは成形が薄いパーツが多く、Ζガンダムでは組み立てや変形作業でのパーツの破損が多発する原因ともなった。</ref>。このアドヴァンスドMSジョイントの技術は、後にマスターグレードやパーフェクトグレードにも転用され<ref group="注">マニピュレーターの指関節が全て可動するキットなど(例:MG νガンダムVer.Ka)。</ref>、ガンプラ以外では「スター・ウォーズ」シリーズでも採用されている(例:グリーヴァス将軍)
 
[[デカール]]はリアリスティックデカールが付属、注意書きやマーキングを従来のシリーズよりさらに細かく精密に、また点数も100以上と非常に多い。デカールの中には金属表現を再現するためのものもあり、関節などに貼るだけで煌びやかかつメカニックなメッキのような質感を表現可能にしている。なお、RX-78-2 ガンダムは東静岡(『[[模型の世界首都 静岡ホビーフェア]]』)のリアルグレード '''1/1''' RX-78-2 ガンダムを元にモデリングされており、デカールの選択によってそちらを再現することも可能。
 
* RGのカテゴリーには「ガンダムシリーズ」以外では、[[スター・ウォーズシリーズ|『スター・ウォーズ』シリーズ]]、2020年に『[[エヴァンゲリオン (架空の兵器)|エヴァンゲリオン]]』シリーズもラインナップに加わっている<ref group="注">アドヴァンスドMSジョイントは採用されていないが、初号機のみシステムインジェクションを採用している。</ref>。
* リアルグレードのロゴ下部には「EXCITEMENT EMBODIED」と書かれており、この言葉に対し組立説明書の裏表紙では「このキットには興奮がこめられている」という意味だと説明書きがある。
* ボックスアートは機体頭部を中心に[[コンピュータグラフィックス]](CG)で精密に描かれており、映り込みまでを再現したまるで実写のような質感のあるものが使われている。