「元貴平」の版間の差分

'''元 貴平'''（げん きへい、生年不詳 - [[534年]]）は、[[中国]]の[[北魏]]の[[宗室|皇族]]。

安定王[[拓跋休]]の子として生まれた。羽林監となり、射声校尉に転じた。[[528年]]（[[建義 (北魏)|建義]]元年）、散騎常侍・宗正少卿に任じられ、東萊王に封じられた。平北将軍・[[南相州]][[刺史]]となった。[[530年]]（[[永安 (北魏)|永安]]3年）、[[孝荘帝]]が[[爾朱栄]]を殺害すると、貴平は武衛将軍の位を加えられ、[[侍中]]を兼ね、[[河北省|河北]][[山東]]慰労大使となった。[[定州]]の東北にいたって、[[幽州]]大都督の[[侯淵]]に捕らえられ、[[太原市|晋陽]]に送られた。後に[[洛陽]]に帰還した。

[[孝武帝 (北魏)|孝武帝]]の信任を受け、青州刺史として出向した。また驃騎大将軍・[[開府儀同三司]]の位を加えられた。[[534年]]（[[永熙 (北魏)|永熙]]3年）10月、幽州大都督の侯淵に殺害された。