「第三軌条方式」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m →‎他の集電方式との併用:  日立製作所の事例(イギリスのクラス395型等)を追記
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集
51行目:
 
== 他の集電方式との併用 ==
日本で最初に第三軌条方式を採用した信越本線では前述のように架空電車線方式と併用したハイブリッド集電の機関車としていたが、1963年に架空電車線方式の新線に切り替えられ消滅したため、他の集電方式と併用して運用されている路線や両電化方式を行き来できる電気機関車や電車は現在ない。[[2025年日本国際博覧会]]に合わせ、[[近畿日本鉄道]]が同社の[[近鉄奈良線|奈良線]](架空電車線方式)と[[近鉄けいはんな線|けいはんな線]](第三軌条方式)、大阪メトロ[[Osaka Metro中央線]](同)を直通できる専用車両を開発する構想を発表している。また、両電化方式が混在するアメリカの[[ニューヨーク]]近郊の[[メトロノース鉄道]]における専用車両について、日本の鉄道車両メーカーである[[東急車輛製造]]と[[川崎重工業]]が、イギリスの[[ロンドン]]近郊における専用車両については[[日立製作所]]が納入した実績がある。
 
海外では上述のメトロノース鉄道以外にも今も現役の区間がいくつかあり、両方の集電方式に対応した電車や電気機関車が活躍している。また、普段はディーゼル発電機によって発電した電気で走る電気式ディーゼル機関車として運用されているが、排気ガス規制のある地下のターミナル駅に乗り入れる際にはエンジンを止めて第三軌条方式(もしくは架空電車線方式)によって集電した電気によって走る電気機関車とすることで乗り入れを可能とした車両がある。複数の電化方式に対応した高価な専用車両を用いなくとも直通運転や、ホームの効率的な運用ができるように同じ区間が架空電車線方式と第三軌条方式の両方の方式で電化された箇所もあり、主に大きなターミナル駅構内やその周辺に多い。