「カミオカンデ」の版間の差分

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[[画像:Kamiokande89.JPG|thumb|right|カミオカンデ模型]]
'''カミオカンデ''' ('''KAMIOKANDE''')は、[[ニュートリノ]]を観測するために、[[岐阜県]] [[神岡鉱山]][[地下]]1000mに存在した[[観測装置]]。1996年に[[スーパーカミオカンデ]]が稼動したことによりその役目を終え、現在はた。跡地に[[カムランド]]が建設され、2002年1月23日より稼動を始めている。
 
==概要==
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カミオカンデはニュートリノの衝突を検出するため、超純水をつかう。カミオカンデの内部には超純水がためられており、ニュートリノが水の中の[[電子]]に衝突したあとに、高速で移動する電子より放出される[[チェレンコフ放射|チェレンコフ光]]は青白く発光し、壁面に備え付けられた[[光電子増倍管]]で検出する。チェレンコフ光を検出した光電子増倍管がわかると、計算によりどの方角からきたニュートリノによる反応かがわかる仕組みになっている。
 
[[1987年]][[2月23日]]、カミオカンデはこの仕組みによって、[[大マゼラン星雲]]でおきた[[超新星爆発]] ([[SN 1987A]]) で生じたニュートリノを偶発的に世界で初めて検出した<ref>{{Cite journal|author=K. Hirata, T. Kajita, M. Koshiba, M. Nakahata, Y. Oyama, N. Sato, A. Suzuki, M. Takita, Y. Totsuka, T. Kifune, T. Suda, K. Takahashi, T. Tanimori, K. Miyano, M. Yamada, E. W. Beier, L. R. Feldscher, S. B. Kim, A. K. Mann, F. M. Newcomer, R. Van, W. Zhang, and B. G. Cortez|year=|date=1987-04-06|title=Observation of a Neutrino Burst from the Supernova SN 1987a|journal=PHYSICAL REVIEW LETTERS|volume=58|page=1490|DOI=10.1103/PhysRevLett.58.1490}}</ref>。この功績により、[[2002年]][[小柴昌俊]]東大特別栄誉教授は、[[ノーベル物理学賞]]を受賞した。
 
その後も、[[太陽ニュートリノ]]や[[ニュートリノ振動]]の検出、[[レプトン (素粒子)|レプトン]][[フレーバー (素粒子)|フレーバー]]の保存の破れの研究に活用された。
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== 名称の由来 ==
{{出典の明記|section=1|date=2021年3月}}
KAMIOKANDEという名称は<!--、地名の「カミオカ」を[[ラテン語]]風に活用させたもので、{{要出典}}{{要検証|活用について}}-->'''Kamioka''' '''N'''ucleon '''D'''ecay '''E'''xperiment(神岡核子崩壊実験)に由来する。'''Kamioka''' '''N'''eutrino '''D'''etection '''E'''xperiment(神岡ニュートリノ検出実験)は間違い、あるいは、後から付けられたものである(スーパーカミオカンデは、当初から両方の意味があるとされている)。
 
== 脚注 ==