「ロバート・ジョンソン」の版間の差分

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記事と出典
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'''ロバート・リロイ・ジョンソン'''(Robert Leroy Johnson、[[1911年]][[5月8日]] - [[1938年]][[8月16日]])は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[ミュージシャン]]。[[アフリカ系アメリカ人]]。伝説的な[[ブルース]]歌手として知られ、同時代多くのブルース・ミュージシャンのみならず、その後の[[ロック (音楽)|ロック]]などやブルース・ロックのミュージシャンに多大な影響を与えた。
 
「[[ローリング・ストーン]]の選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第5位、2011年の改訂版では第71位。
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[[1929年]]、まだ16歳だったヴァージニア・トラヴィスと結婚、ヴァージニアは身篭るが、翌[[1930年]]、出産の際に子供とともに死去。
 
[[アコースティック・ギター]]一本でブルースを[[弾き語り]]して、アメリカ大陸中を渡り歩いた。当時の聴衆はギターのテクニックが巧みなのに驚き、「十字路で悪魔に魂を売り渡して、その引き換えにテクニックを身につけた」という[[伝説]]が広まった<ref>http://www.openculture.com/.../the-story-of-bluesman-robert-johnso...</ref>。これがジョンソンにまつわる「'''クロスロード伝説'''」である。
 
[[1936年]]11月、[[テキサス州]][[サンアントニオ]]で初めてのレコーディング・セッションに臨み、3日間で16曲をレコーディングした。[[1937年]]6月には二度目のレコーディングのために[[ダラス]]に赴き、13曲を残している。生涯に残したレコーディングは、この2回の合計29曲(レコーディングは59残したが、現存するのは42テイク)だけである<ref>[https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:MjwFi3LoFQkJ:https://www.discogs.com/ja/artist/272142-Robert-Johnson+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp ロバート・ジョンソン]2021年3月2日閲覧</ref>
 
翌1938年8月16日、27歳で死去。その死因については「ダンスパーティーで知り合った人妻と不倫をしたため夫により飲みに[[ストリキニーネ]]を盛られて[[毒#利用|毒殺]]された<ref>「ブラック・ミュージックp.171「人妻との情事を夫に目撃されピーター・バラカン著その場で刺殺された」学研</ref>など諸説あり不明である。ジョンソンの妹は病死だったとしているが、上記のクロスロード伝説定かでは、ジョンソンの命を奪ったのは悪魔であると語り継がれて。また、亡くなったミシシッピ州[[グリーンウッド (ミシシッピ州)|グリーンウッド]]の役場に提出された[[死亡届]]には、死因に「No Doctor」とだけ記載されており、この事も謎めいた推測を増長させる要因となっている。ちなみにその年の暮れ、その事実を知らなかったプロデューサーの[[ジョン・ハモンド]]が[[カーネギー・ホール]]での開催を予定していた「スピリチュアル・トゥ・スウィング・コンサート」にジョンソンを出演させるため捜し回ったが、すでに亡くなっていたというエピソードが残っている。
 
[[1961年]]にジョンソンのレコーディングがLP『King of Delta Blues Singers』でリリースされ、ジョンソンの音楽は再び注目を集めるようになった。
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ジョンソンは他に1人の息子をもうけている。
 
* [[ローリング・ストーンズ]]は、アルバム『[[レット・イット・ブリード]]』にてジョンソンの「[[むなしき愛]]」を、『[[メイン・ストリートのならず者]]』にて「[[ストップ・ブレーキング・ダウン]]」をそれぞれレコーディングしている。またライヴ・アルバム『[[ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト]]』では「[[むなしき愛]]」のライヴ・ヴァージョンが収められている。またメンバーの[[キース・リチャーズ]]は影響を受けたブルースマンの一人にジョンソンを挙げ、『The Complete Recordings』:コンプリート・レコーディングズのブックレットに、[[エリック・クラプトン]]と共に寄稿している。
* [[ジャック・ウォマック]]の[[小説]]『[[テラプレーン (小説)|テラプレーン]]』では、過去の地球に似た「もう一つの世界」が登場する。そこでは、[[1939年]]になってもロバート・ジョンソンが生きており、彼が[[ニューヨーク]]の[[ハーレム (ニューヨーク市)|ハーレム]]でライヴをするシーンがある。この小説のタイトルも、ジョンソンの曲「[[テラプレーン・ブルース]]」からとられている。
[[エリック・クラプトン]]は、クリーム時代のクロスロードをはじめ、若い頃から何度もジョンソンの曲を採り上げている。
* [[ウォルター・ヒル]]監督の映画「[[クロスロード (映画)|クロスロード]]」は、ロバート・ジョンソンと十字路の伝説をモチーフにしている。
 
== ディスコグラフィ ==
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* ''The Centennial Collection'' (2011年、Columbia/Legacy)
 
== ポップカルチャー ==
== 関連作品 ==
* [[ローリング・ストーンズ]]は、アルバム『[[レット・イット・ブリード]]』にてジョンソンの「[[むなしき愛]]」を、『[[メイン・ストリートのならず者]]』にて「[[ストップ・ブレーキング・ダウン]]」をそれぞれレコーディングしている。またライヴ・アルバム『[[ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト]]』では「[[むなしき愛]]」のライヴ・ヴァージョンが収められている。またメンバーの[[キース・リチャーズ]]は影響を受けたブルースマンの一人にジョンソンを挙げ、『The Complete Recordings』:コンプリート・レコーディングズのブックレットに、[[エリック・クラプトン]]と共に寄稿している。
* [[ジャック・ウォマック]]の[[小説]]『[[テラプレーン (小説)|テラプレーン]]』では、過去の地球に似た「もう一つの世界」が登場する。そこでは、[[1939年]]になってもロバート・ジョンソンが生きており、彼が[[ニューヨーク]]の[[ハーレム (ニューヨーク市)|ハーレム]]でライヴをするシーンがある。この小説のタイトルも、ジョンソンの曲「[[テラプレーン・ブルース]]」からとられている。
* [[エリック・クラプトン]]は、若い頃から何度もジョンソンの曲を採り上げてきており、[[2004年]]には全曲ジョンソンのカヴァーから成る『[[Me and Mr. Johnson]]』を発表。『The Complete Recordings』には上記の[[キース・リチャーズ]]と共に寄稿している。
* [[ウォルター・ヒル]]監督の映画「[[クロスロード (映画)|クロスロード]]」は、ロバート・ジョンソンと十字路の伝説をモチーフにしている。
* [[平本アキラ]]の漫画『俺と悪魔のブルーズ』はロバート・ジョンソンをモデルにしたRJが主人公となっている。
 
== 関連書籍 ==
* トム・グレイブス『ロバート・ジョンソン:クロスロード伝説』(2008年11月25日、[[白夜書房]]、翻訳:[[奥田祐士]])ISBN 978-4861914812