「新内節」の版間の差分

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江戸浄瑠璃の例に漏れず、初期には[[歌舞伎]]の伴奏音楽として用いられたこともあるが、早く[[素浄瑠璃]]に変化し、さらに「流し」と呼ばれる独特の形式を生むにいたった。[[吉原]]を中心に街頭を一枚一挺で流す新内節は、その情緒纏綿たる語り口、[[遊女]]の心情をきめこまかに描いた曲の内容から、江戸情緒を代表する庶民的な音楽として知られるところである。その芸風は豊後節の影響をつよくうけ、また二代目鶴賀新内が美声によって知られた[[太夫]]であったこともあって、きわめて歌う要素のつよい浄瑠璃である。
 
曲目には、[[義太夫節]]から借りた段物、遊里の情景や[[心中]]を描いた端物、滑稽を中心とする[[チャリ]]物があるが、新内として特に有名なのは端物である。「[[蘭蝶]]」や「[[明烏夢泡雪]]」はその代表曲といっていい。
 
[[category:浄瑠璃|しんないふし]]