「ムウ・ラ・フラガ」の版間の差分

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* 恋人 :[[マリュー・ラミアス]]
 
地球連合軍第7機動艦隊に所属するエースパイロット。彼の家系は直感的に先を読む能力を受け継いでおり、フラガ家はその能力を用いて投資によって莫大な資産を得ていた<ref name="novel">後藤リウ「機動戦士ガンダムSEED 5 終わらない明日へ」角川スニーカー文庫 242-246頁。(ISBN 4-04-429105-5) </ref>。資産家[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#アル・ダ・フラガ|アル・ダ・フラガ]]の長男として上流階級の家に生まれ、何人もの執事を抱えた豪邸に住むなど物質面では不自由なく、また母親の教育方針のおかげで使用人の子供達とも分け隔てなく遊ぶなどのびのびと自由に育った。しかし両親の教育方針の違いから父親からは嫌悪され、火災で幼くして両親と家を失う<ref name="novel"/>。地球連合軍に入隊後、[[モビルアーマー#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|MA]]のパイロットとしてその才能を開花させる。抜群の操縦センスを誇り、[[オールレンジ攻撃#ガンバレル|ガンバレル]]を使用可能とする特殊な空間把握能力を持つ数少ない1人として、MAや戦闘機で[[コーディネイターとナチュラル|コーディネイター]]が搭乗する[[モビルスーツ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|MS]]を多数撃破している。非常に気さくでノリの軽い性格で軍人らしからぬ一面もあるが、戦闘時には的確な判断を下し、軍人として、年長者として仲間達を先導して行く。特にキラに対しては良き兄貴分としてまた戦友として関係を深めていく。物事にとらわれすぎない、柔軟な思考の持ち主で地球軍には珍しくコーディネイターに対する偏見なども持っていない。また、MAパイロットでありながら大気圏内航空機であるスカイグラスパーを乗りこなし、HDリマスター版ではキラが「使い勝手が悪い」「重量加増で機動性が損なわれる」と判断し使用しなかったマルチプルアサルトストライカーを装着したストライクでMS戦闘の初陣を飾り戦果もあげるなど、不慣れな機体や武装でもそつなく戦える器用さを「エンデュミオンの鷹」と言う異名を持つがこれは異名を貰った経緯が後ろ暗い為にあまり好んではおらず、もっぱら「不可能を可能にする男」の方を自称する。卓越した操縦技術と比べ、白兵戦で行う実際の射撃はあまり得意ではない。
 
[[プラント (ガンダムシリーズ)#ザフト|ザフト]]軍の[[ラウ・ル・クルーゼ]]とは因縁の敵同士で、特殊な空間認識能力を有した者同士であり、戦場では互いの存在を感知し合っている。劇中においてクルーゼとは3度交戦している他、グリマルディ戦役時など以前にも何度か交戦している。クルーゼ隊の[[オーブ連合首長国#ヘリオポリス|ヘリオポリス]]侵攻時は、メビウス・ゼロでクルーゼの[[シグー]]と交戦するが勝敗は決まらなかった。コロニー・メンデルでの戦闘ではクルーゼの[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)|ゲイツ]]に[[ストライクガンダム#武装|ランチャーストライク]]で対抗するも接近戦で苦戦を強いられ敗れている。[[コズミック・イラ#第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦|第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]では、[[ストライクガンダム#武装|エールストライク]]に搭乗するが、圧倒的な戦闘力を誇る[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]の[[オールレンジ攻撃#ドラグーン・システム|ドラグーン・システム]]による全方位攻撃の前に防戦一方となり敗退となった。しかしいずれの戦いでも機体性能や装備上不利である場面が多く腕前はクルーゼと比べてもけして劣っていないと思われる(ただしクルーゼはムウにはできなかったコーディネイター用のMSの操縦を行っている)。また、[[コズミック・イラの施設#アラスカ基地|アラスカ基地]]内及びコロニー・メンデル内では銃撃戦を行っているが、いずれも相手を倒してはいない(これはそもそもクルーゼ側には最初からここで倒すつもりは無かったのだが)。
 
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)|アークエンジェル]]を庇い行方不明になる。しかし、瀕死の重傷を負いながらも辛うじて生きながらえ、宇宙空間を漂った後、[[ブルーコスモス]]盟主[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#ロード・ジブリール|ロード・ジブリール]]他、地球連合軍関係者によって救助されている。その後、記憶操作により「'''ネオ・ロアノーク'''」としての記憶を植え付けられ、地球連合軍第81独立機動群[[ファントムペイン (ガンダムシリーズ)|ファントムペイン]]の指揮官となり、ジブリールの支配下にある部隊として、エクステンデッドである[[生体CPU#スティング・オークレー|スティング・オークレー]]、[[生体CPU#アウル・ニーダ|アウル・ニーダ]]、[[生体CPU#ステラ・ルーシェ|ステラ・ルーシェ]]の3人を率いることとなった。髪が伸び顔や身体大きな傷がいくつかついており、ネオになってからは頭部上半分を覆う漆黒の仮面と服でそれらは隠れている。制服も一般兵とは異なり黒く染められている。性格は記憶を失う前と変わっていないが、場に応じて毅然とした口調で話したりセカンドステージシリーズ強奪などの非情な作戦であっても実行するなど、より軍人らしくなっている。
 
== 劇中での活躍 ==
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アークエンジェルと共に地球連合軍を脱走し、[[オーブ連合首長国|オーブ]]に身を寄せた後は、[[コズミック・イラの勢力#モルゲンレーテ社|モルゲンレーテ]]にて修復され、新たにナチュラル用のOSが搭載された[[ストライクガンダム|ストライク]]のパイロットとなる。その後、連合によるオーブ解放作戦ではエールストライク(HD版ではマルチプルアサルトストライカーを装着)で出撃。これがMSによる初陣となる。その後アークエンジェルは[[コズミック・イラの艦船及びその他の兵器#イズモ級|クサナギ]]と共にオーブから宇宙へ脱出後、[[エターナル (ガンダムシリーズ)|エターナル]]と合流する。メンデル宙域において[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)#ドミニオン|ドミニオン]]の襲撃を受け、[[ストライクガンダム#武装|ランチャーストライク]]で出撃する。エターナルを追撃して来たクルーゼの[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)|ゲイツ]]とコロニー・メンデル内部で交戦となり負傷する。MSから降り、クルーゼを追った際には、彼の出生の秘密を聞かされ驚愕する。
 
[[コズミック・イラ#第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦|第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]では、[[ストライクガンダム#武装|エールストライク]]で出撃し、クルーゼの[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]と交戦となり機体を中破する。帰投しようとする中、アークエンジェルに向けてドミニオンの[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)#武装|ローエングリン]]が発射され、仲間を、そして恋人のマリューを守るため身を挺してその盾となり、ストライクは爆散し、MIA(戦闘中行方不明)となった<ref>ムウが死亡した描写として、ムウのヘルメットが宇宙空間に浮かんでいるシーンがあるが、『[[機動戦士ガンダムSEED#スペシャルエディション3部作|スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙]]』においてはカットされており、ストライクの残骸のみのシーンとなっている。</ref>。
 
=== 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ===