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郡山遊郭[1](こおりやまゆうかく)は福島県安積郡郡山町相生町(現・郡山市赤木町)にかつて存在した遊郭。赤木遊郭とも呼ばれる。
概要
江戸時代、奥州街道の郡山宿には飯盛女が置かれており、それが後に遊郭に形を変えた。
1901年(明治34年)には、宿場町から現在の郡山市赤木町にまとまって移転した。その際に町名も「相生町」と命名された[2]。
1930年(昭和5年)に出版された『全国遊廓案内』によると、郡山町遊郭は福島県安積郡郡山町(現・郡山市)にあって、東北本線郡山駅の約8丁の場所にあり、乗合自動車の便もありいう[1]。 また、当時は貸座敷が10軒程度あって娼妓は60から70人ほどおり、娼妓は福島県の者が大多数だったという[1]。
1958年(昭和33年)に売春防止法が施行され、遊郭は廃止された。
なお、赤木町への移転当時に建てられた石造りの門柱は、遊郭の廃止後も長年残されていたが、2011年の東日本大震災で受けた損傷が大きく、後に撤去された。
脚注
参考文献
- 『全国遊廓案内』日本遊覧社、1930年。
- 『郡山市史 第4巻』郡山市、1969年