「ユナイテッド航空629便爆破事件」の版間の差分

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|Destination=[[シアトル・タコマ国際空港]]
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'''ユナイテッド航空629便爆破事件'''(ユナイテッドこうくう629びんばくはじけん、Bombing of United Airlines Flight 629)とは保険金目的で航空機が爆破された事件である。結局事件後犯人は保険金を受け取ることなく逮捕され、[[死刑]]になった。
 
== 事件の概要 ==
[[File:United Air Lines Flight 629. Crash site.jpg|thumb|629便の残骸が発見された農場]]
[[1955年]][[11月1日]]、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]大陸を横断する[[ニューヨーク]]発[[シアトル]]行きの[[ユナイテッド航空]]629便([[ダグラス DC-6]]旅客機)は、経由地である[[コロラド州]][[デンヴァー]]から[[オレゴン州]][[ポートランド (オレゴン州)|ポートランド]]に向けて離陸した。離陸しておよそ10分後の現地時間の午後7時ごろ、高度5,000フィート (1,500m) を離陸上昇中に突如空中爆発し、機体は広範囲に四散した。爆発の瞬間は空港の航空管制官が目撃していた。この爆発により乗員乗客44名全員が死亡した。爆発によって機体後部が粉々になり、残された前部と両翼も落下までに飛散し、原形を留めていたのは機体主要部から離れた場所に落下した尾翼付近のみであった。
 
爆発箇所は胴体後部の第4貨物室で、燃料タンクの位置からは外れており、また機体の残骸からは航空燃料以外の成分が爆発した痕跡や乾電池の破片などが発見された。そのため故意による爆破の疑いが濃厚になった。