「年周視差」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
11行目:
地動説を支持する直接の証拠としては、[[ケプラーの法則]]の発見から100年以上を経て、[[ジェームズ・ブラッドリー]]の[[年周光行差]]の観測によってなされた。ブラッドリーは本来は年周視差の観測を目的としていたが、これには成功していない。初めて年周視差の観測に成功したのは、さらにそれから100年以上を経て、[[フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ベッセル]]で[[1838年]]に[[はくちょう座61番星]]の年周視差が0.314秒であることを確認した。間を置かずに[[フリードリッヒ・フォン・シュトルーベ]]が[[ベガ]]で0.26秒、[[トーマス・ヘンダーソン]]がケンタウルス座α星で0.76秒角の年周視差を観測したと発表。
 
大気の揺らぎなどにより地球上からの精密な年周視差の値の測定は難しい。そのため宇宙空間から年周視差の測定を行うため、1989年に[[ヒッパルコス衛星]]が打ち上げられた。その結果、地球からおよそ150[[パーセク]]までの範囲にある、11万8274個の恒星の年周視差が1/1,000秒角の精度で測定され、これらの恒星の距離の精度が大きく向上した。また、[[VERA]]計画では、[[電波望遠鏡]]を用い、10マイクロ秒角の精度で観測を行っている<ref>{{Cite web |url=https://www.miz.nao.ac.jp/veraserver/outline/vera2.html |title=VERAとは |publisher=VERA |date= |accessdate=2021-03-20}}</ref>
 
==参照==
{{Reflist}}
==関連項目==
* [[宇宙の距離梯子]]
==外部リンク==
*[https://rika-net.com/contents/cp0320a/contents/rekishi/answer10/index.html ベッセル:恒星の年周視差の観測 / 理科ねっとわーく]
*[https://astro-dic.jp/annual-parallax/ 年周視差 / 天文学辞典]
 
{{DEFAULTSORT:ねんしゆうしさ}}