「栗田和典」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
多すぎる内部リンク
1行目:
'''栗田 和典'''(くりた かずのり)は、[[日本]]の[[歴史学者]]([[イギリス]][[近代]][[]])。[[学位]]は文学修士([[名古屋大学]]・[[1988年]])。[[静岡県立大学]][[国際関係学部]][[教授]][[大学院]][[国際関係学研究科]]教授。
 
[[東海学園女子短期大学]][[英文学科]][[講師]]、[[東海学園大学]][[経営学部]]講師、静岡県立大学国際関係学部[[助教授]]などを歴任した。
 
== 来歴 ==
[[静岡県]][[清水市]]に生まれた。
 
名古屋大学[[文学部]]史学科にて[[西洋]][[史学]]を[[専攻]]した。卒業後は名古屋大学大学院に進み、文学研究科史学地理学専攻にて[[博士後期課程]][[単位]]取得満期[[退学]]した。
 
[[東海学園女子短期大学]]に採用され、[[英文学科]]にて[[講師 (教育)|講師]]に就任した。[[東海学園大学]]の開設により同大学の[[経営学部]]に移り講師となった。
 
その後、静岡県立大学の国際関係学部に移り、講師、[[助教授]]を歴任した。現在は、静岡県立大学の国際関係学部国際言語文化学科にて教授を務めている。また、静岡県立大学大学院の国際関係学研究科比較文化専攻の教授も兼任している。
 
== 研究 ==
専門は西洋史学であり、[[18世紀]]の[[イギリスの歴史|イギリス史]]を主に研究している。当時の[[イギリス]]の[[犯罪]]や[[刑罰]]についての造詣が深く、[[債務者監獄]]などそれらに纏わる[[論文]]も多い。
 
学生時代に[[柴田三千雄]]の著書を読んだことから[[エドワード・P・トムスン]]やモラル・エコノミーに関心を抱き、トムスンの著書を翻訳した[[近藤和彦 (歴史学者)|近藤和彦]](イギリス近代史)の門下となり<ref>「自己紹介 Self-introduction」『[http://homepage2.nifty.com/~k2/cv/private.html Self-introduction]』[[2006年]][[4月6日]]。</ref>、イギリス史を専門とすることとなった。のちに、近藤が編纂した書籍に対し、自身の研究成果を寄稿している<ref>栗田和典「民衆・犯罪・処刑」[[近藤和彦 (歴史学者)|近藤和彦]]・[[伊藤毅 (建築学者)|伊藤毅]]編『江戸とロンドン』[[山川出版社]]、[[2007年]]。</ref>。
 
== 人物 ==
37行目:
 
=== 論文 ===
* 栗田和典稿「十八世紀イギリス史の新展開――犯罪の社会史覚書き」『史學雜誌』99巻9号、史学会、[[1990年]][[9月]]。ISSN 00182478
* 栗田和典稿「『穀物の価格をさだめ統制すべし』――近世イングランドの中間商人規制と民衆」『[[紀要]]』28巻、東海学園大学、[[1993年]]9月。ISSN 02858428
* 栗田和典稿「『統治しがたい』囚人たち――一七二〇年代のロンドン・フリート債務者監獄」『史學雜誌』105巻8号、史学会、[[1996年]][[8月]]。ISSN 00182478
* 栗田和典稿「バンブリジ事件(1729〜30年)――債務者囚人をめぐる『博愛』的施策と党派(下)」『歴史の理論と教育』95号、名古屋歴史科学研究会、1997年[[2月]]。ISSN 02874393
* 栗田和典稿「慣習と議会制定法――産業革命期のイギリス社会」『歴史の理論と教育』106号、名古屋歴史科学研究会、1999年[[12月]]。ISSN 02874393
* 栗田和典稿「記憶・日付・暦(小松俊典教授定年退職記念)」『ことばと文化』3巻、静岡県立大学、[[2000年]]2月。ISSN 13451685
* 栗田和典稿「国王恩赦嘆願状の可能性を読む――社会的な役割、ミクロ・ストーリア、そして相互参照性」『ことばと文化』5巻、静岡県立大学、[[2002年]]2月。ISSN 13451685
* [[水野かほる]]・[[稲田晴年]]・栗田和典ほか稿「国際関係学部・研究科留学生に対するグループ・インタビュー調査に関する報告」『国際関係・比較文化研究』1巻2号、静岡県立大学、[[2003年]][[3月]]。ISSN 13481231
* 栗田和典稿「ポリスについての覚書き――シティの治安官」『ことばと文化』7巻、静岡県立大学、[[2004年]]2月。ISSN 13451685
* 栗田和典稿「ジョン・ハワード『監獄事情』から懲治監獄法へ」『ことばと文化』8巻、静岡県立大学、[[2005年]]2月。ISSN 13451685
* 栗田和典稿「ソールズベリ・コートの騒擾事件」『ことばと文化』9巻、静岡県立大学、[[2006年]]。ISSN 13451685
* 栗田和典稿「監獄、刑場、裁判所のしるし――ロンドンと江戸の歴史の場」『ことばと文化』10巻、静岡県立大学、2007年。ISSN 13451685
 
=== 書評 ===
* 栗田和典稿「林田敏子著『イギリス近代警察の誕生――ヴィクトリア朝ボビーの社会史』」『史林』86巻3号、史学研究会、2003年[[5月]]。ISSN 03869369
* 栗田和典稿「川北稔・[[藤川隆男]]編『空間のイギリス史』」『社会経済史学』72巻4号、社会経済史学会、2006年。ISSN 00380113
 
77行目:
{{Academic-bio-stub}}
 
{{デフォルトソートDEFAULTSORT:くりた かすのり}}
[[Category:日本の歴史学者]]
[[Category:静岡県立大学の教員]]