「ジェラルド・R・フォード級航空母艦」の版間の差分

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=== 個艦防御機能 ===
「フォード」では、[[レーダー]]として、捜索用の[[AN/SPY-4]]、また({{Lang|en|Volume Search Radar, VSR}})および多機能型の[[AN/SPY-3]]({{Lang|en|Multi-Function Radar, MFR}})を搭載しており、3面の[[アクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ]](AESAアンテナ)は、いずれもアイランドに固定装備される。これらのレーダーは統合されており、デュアル・バンド・レーダーとして統合されて運用される。SPY-4は[[Sバンド]]を使用して遠達性に優れており、VSR({{Lang|en|Volume Search Radar}})として、遠距離での捜索・捕捉を担当する。SPY-3は[[Xバンド]]を使用して精密走査能力に優れており、MFR({{Lang|en|Multi-Function Radar}})として、SPY-4の情報に基づいて目標を捕捉・追尾し、艦対空ミサイルの誘導までを担当する{{Sfn|岡部|2016|pp=84-87}}。
 
ただしこれらは高コストであり、2番艦では、より低コストの機種に変更されることになった。候補としては、イージス艦向けの[[AN/SPY-6|AMDR]]を元にしたEASR({{Lang|en|Enterprise Air Surveillance Radar}})が検討されている{{Sfn|野木|2019}}。
 
兵装面ではニミッツ級とほぼ同様で、[[ESSM]]の8連装発射機2基、[[RAM (ミサイル)|RAM]]の21連装発射機2基、20mm [[CIWS]]が3基とされている{{Sfn|海人社|2016}}。ただし本級では、[[レーザー兵器システム]]などの[[指向性エネルギー兵器]]の後日装備も想定されており、そのための電力供給も設計に含まれている{{Sfn|多田|2017}}。