「弦楽四重奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の版間の差分

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== ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲 ==
[[20世紀]]最大の[[交響曲]]作曲家として知られるショスタコーヴィチだが、大勢の聴衆を前に演奏される交響曲の作曲については常に[[ソビエト連邦共産党|共産党]]政府の批判にさらされ、自由な作曲活動は制限されなければならなかった。一方、ショスタコーヴィチが生涯にかけて取り組んだもう一つのジャンルである弦楽四重奏曲は、聴衆の少なさ故か幸いに共産党政府の批判を逃れ、自由な作曲活動ができ、公には言えない自分の内面を表現したとされる。全15曲の弦楽四重奏曲の中には、[[ユダヤ]]の影響を受けた『[[弦楽四重奏曲第4番 (ショスタコーヴィチ) |第4番 ニ長調]]』(作品83)、自のイニシャルである "[[ニ (音名)|D]]-[[変ホ|Es]]-[[ハ (音名)|C]]-[[ロ (音名)|H]]" ([[DSCH音型]])を音名に織り込んだ『[[弦楽四重奏曲第8番 (ショスタコーヴィチ) |第8番 ハ短調]]』(作品110)、[[ジャズ]]の影響を受けた『[[弦楽四重奏曲第13番 (ショスタコーヴィチ) |第13番 変ロ短調]]』(作品138)など、ショスタコーヴィチの多様な作風をみることができる。
 
== 第1番作曲の背景 ==