「ジュゼッペ・タルティーニ」の版間の差分

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== 音楽 ==
おそらく、タルティーニの最も有名な作品は《[[悪魔のトリル]]''Devil's Trill sonata''》であろう{{要出典|date=2008年11月}}。このソロ・[[ヴァイオリンソナタ]]は、数多くの高度な技術を要求される[[ダブルストップ]]の[[装飾音|トリル]]が必要とされ、近代の規範をもってしても難易度の高い曲である。ある逸話によれば、タルティーニはアッシジに居た頃「自分のベッドの足元で[[悪魔]]がヴァイオリンを弾いている」という[[夢]]にインスピレーションを得てこのソナタを書いたと言われてきた。
今日の研究では作風の考察から1740年代後半以降の作との説が有力である。また古代ギリシア・ローマ伝説をもとにしたヴァイオリン・ソナタ《[[捨てられたディド (タルティーニ)|捨てられたディド]]》もある。
 
タルティーニの作品は、ほぼ全てが[[ヴァイオリン協奏曲]]とヴァイオリンソナタである。例外的に[[ヴィオラ・ダ・ガンバ]]をソロとする協奏曲も書いている。多くの同時代のイタリア人達とは異なり、タルティーニは[[オペラ]]や[[教会音楽]]は全く作曲していない。タルティーニの音楽は、学者達にとって不確かなものである。それは、彼が決して原稿に日付を記入しないことや、過去に執筆されたあるいは既に演奏を終えた作品にさえ修正を加えたことなどにより、作品が製作された時期や修正が行われた時期、その修正の範囲などを定めるのが難しくなっているためである。ドーニアス(Dounias)とブレイナード(Brainard)の2人の学者が、タルティーニの作品を、音楽の様式上の特徴に基づいて時期別に分類することを試みている。
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== 主な作品 ==
*ヴァイオリン・ソナタ《[[悪魔のトリル]]》
*ヴァイオリン・ソナタ《[[捨てられたディド (タルティーニ)|捨てられたディド]]》
 
== その他 ==