「カンボジアの鉄道」の版間の差分

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空港支線の廃止及びYDM4についての記述を追加
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[[2018年]][[4月4日]]にシソポンからタイとの国境にあるポイペトまでの列車の運行が再開され、[[4月29日]]にはシソポンからバッタンバン間が、[[5月29日]]にバッタンバンからプルサット間が、[[7月4日]]にはプルサットからプノンペン間が順次再開、[[1970年代]]に始まった[[カンボジア内戦]]以来となるプノンペンからポイペトまでの直通列車が運行された。その後は週に1本ほど旅客列車が運行されている<ref>{{cite news|url=https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190122/mcb1901220500007-n1.htm |title=タイ、カンボジア間の国際鉄道が近く開通 物流やアクセス向上に期待|publisher=SankeiBIZ|date=2019-01-22}}</ref>。
 
このほか、[[2018年]][[4月10日]]には[[プノンペン国際空港]]までの支線が開業している<ref>{{cite news|url=https://www.phnompenhpost.com/business/ride-airport-phnom-penhs-latest-mode-public-transport |title=A ride to the airport on Phnom Penh’s latest mode of public transport|newspaper=The Phnom Penh Post|language=en|date=2018-04-10}}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.khmertimeskh.com/50301682/airport-train-gives-inaugural-ride/ |title=Airport train gives inaugural ride|newspaper=Khmer Times|language=en|date=2018-04-11}}</ref>が、2020年12月までに空港の移転の計画と[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス感染症]]の影響により廃止された<ref>{{Cite web|url=https://construction-property.com/phnom-penh-airport-railway-track-being-removed-after-numerous-accidents/|title=Phnom Penh Airport Railway Track Being Removed After Numerous Accidents|accessdate=2021/04/12}}</ref>。
 
[[2019年]]現在、南線の全線(プノンペン~シアヌークビル)で週に4往復、北線の全線(プノンペン~ポイペト)で週に1往復、旅客列車が運行されている。
 
== 車両 ==
:*[[動態保存]]の蒸気機関車が1両 (231-501) あり、不定期に運行が行われている。また136-106がプノンペン駅で[[静態保存]]されている。
 
:*ディーゼル機関車に関しては6形式がある。
::**'''BB1000形'''は[[1968年]][[フランス]]製セミセンターキャブの4軸機関車で、4両が在籍。予備車となっている。
::**'''BB1010形'''は[[1993年]][[チェコスロバキア]]製のセミセンターキャブ機で4両が在籍する。現行の主力機関車として用いられている。
::**'''BB1050形'''は[[1958年]]フランス製箱型18m級機であり、6両が在籍する。車軸は4軸である。内戦中は[[装甲]]板が取り付けられていた。予備車となっており殆ど運用されない。
::**'''BB1060形'''は2005年[[中華人民共和国]]製で、最新鋭であるがあまり運用されていない。
::**'''Bde400形'''は9両がいるが、殆ど形式消滅状態となっている
::**'''Bde410形'''は2両が導入されている。1993年チェコスロバキア製のセミセンターキャブ機で、旅客ではこの機関車が多く用いられる。
::**近年[[:en:Indian locomotive class YDM-4|'''YDM4'''(英語版)]]が導入され<ref group="注釈">車番から、[[インド鉄道]]から[[マレー鉄道]]へ貸し出されていた車両である考えられるが、完全に譲渡されたのかいわゆる又貸し状態になっているのかは不明。</ref>現在、主に貨物用機関車として運用されている。
[[File:Cambodia YDM4-6428.jpg|thumb|right|200px|プノンペン駅にて貨車の入れ替え作業を行うYDM4型6428号機]]
 
:*[[気動車]]がかつて{{いつ|date=2019年4月}}は用いられていたが、既にプノンペン駅構内で朽ち果てた状態にあり、運用することはできない。しかし一部は客車に転用され一部は気動車として復活。
 
:[[気動車]]がかつて{{いつ|date=2019年4月}}は用いられていたが、既にプノンペン駅構内で朽ち果てた状態にあり、運用することはできない。しかし一部は客車に転用され一部は気動車として復活。
::[[2018年]]9月、空港シャトル路線向けに、[[メキシコ]]製の新型気動車が導入された<ref>{{cite news|url=http://business-partners.asia/cambodia/syakai-20180719-train/ |title=9月にメキシコ製鉄道車両が到着 カンボジア[社会]|publisher=CAMODIA BUSINESS PARTNERS|date=2018-07-19}}</ref>。2019年4月、タイから4両の気動車([[タイ国鉄RHN型気動車|RHN型]])が寄贈された<ref>{{cite news|url=http://www.newsclip.be/article/2019/04/22/39542.html |title=タイ・カンボジア間の線路接続、道路橋開通|publisher=newsclip.be|date=2019-04-22}}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.khmertimeskh.com/50597004/cambodia-thailand-join-railroad-networks-open-cross-border-bridge/ |title=Cambodia, Thailand join railroad networks, open cross-border bridge|newspaper=Khmer Times|language=en|date=2019-04-23}}</ref>。
 
:*客車は多くが非常に荒廃しており、窓ガラスは殆どなく、座席もかなりの部分が失われている。屋根に穴が開いている車両や、中には床板が抜け落ちて走行中に地面が見える車両もあるなど、非常に危険な状況である。
なお現在は改修工事が施され、内外装ともに更新され冷房装置も設置された。また座席はロングシートとボックスシートが混在する。
 
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{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
== 注釈 ==
<references group="注釈" />
 
== 参考文献 ==