「ラマ (チベット)」の版間の差分

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[[チベット語]]で[[上人]](しょうにん)あるいは[[聖人]]という意味{{efn2|直訳すると、"bla"は「上」、"ma"は「人・者」の意味{{Sfn|青木|1942}}。}}で、[[サンスクリット語]]の[[グル]](師匠)に相当する。異説として、[[バラモン]](brāhmaṇa)から来ているのではないかという推察があり、実際[[吐蕃]]王国初期の時代には[[バラモン教]]の学僧に対して用いられた語でもあった{{Sfn|青木|1942}}。
 
チベット仏教の僧侶を総称して'''ラマ僧'''と呼ぶことがあるが、本来ラマとは(自らの)師匠たる僧を指す語で、修行僧を一般的にラマ僧と呼ぶのは誤りである{{efn2|平僧は「タパ」({{ラテン翻字|bo|grwa pa}})と呼ぶ{{Sfn|青木|1940}}。}}。
 
必ずしも[[化身ラマ]](チベット語ではトゥルク)であるとは限らず、転生継承ではなく修行によってラマとなる者もいる。このように漠然と宗教上の師を指す語であり、日本語で俗に言う[[和尚]]に近いニュアンスである。