「アラトス」の版間の差分

代表作は教訓詩『現象』(Phaenomena)で、また彼の主要な作品で現存しているのは、これだけである。この前半は[[星座]]の配置や運行を扱い、Diosemeiai(天気の予兆）という別名をもつ後半部では、実用的な天気予報その他の[[気象]]論的な話題をとりあげる。前半部は[[エウドクソス]]の、後半部は[[アリストテレス]]や[[テオプラストス]]を参照している。『現象』は、現代に通じる星座に関するまとまった記述としては最も古いもので、科学史的に重要な書物である。専門的な内容をエレガントな詩文の形式で、一般的な知識人は、本書やその注釈から天文学や気象学について学んだ<ref name=":0">Cuypers M.P. (2007) Aratus. In: Hockey T. et al. (eds) The Biographical Encyclopedia of Astronomers. Springer, New York, NY. https://doi.org/10.1007/978-0-387-30400-7_64</ref>。

アラトスの生前から、この作品は傑作として認められ、古代を通じて親しまれ、[[ヒッパルコス]]や[[アレクサンドリアのテオン]]らの注釈が知られている<ref>Cuypers M.P. (2007)</ref>。[[ヒッパキケロ]]や[[ウェルコギリウス]]などによる注釈は、ヒッパルコスのただ一つの現存する著作で<ref>https://mathshistory.st-andrews.ac.uk/Biographies/Hipparchus/</ref>って、記何度もラテン語訳されている星座の座標の値は科学史た。専門的に重要な資料である。特に、[[プト内容をエレマイオス]]の『[[アルマゲスガント]]』な詩文の恒星表の由来に関形式で、分かりやする論争く紹介したことが評価され、一般的な知識人は本書やその関係で詳しく調べ注釈かられた天文学や気象学について学んだ<ref>https name=":0" //mathshistory.st-andrews.ac.uk/Biographies/Ptolemy/</ref>。