「ファミリーコンピュータ」の版間の差分

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その後、ファミリーコンピュータの一部のゲームソフトは[[Wii]]・[[Wii U]]・[[ニンテンドー3DS]]の配信サービスである[[バーチャルコンソール]]でもプレイ可能になった<ref group="注釈">[[エミュレータ (コンピュータ)|エミュレーション]]により原則として原作をほぼそのまま再現しているが、いわゆる[[ポケモンショック]]の影響で画面の点滅表現などに対する基準が定められたことにより、画面の[[明度]]が下げられていたり、点滅表現が抑えられたりなど、基準にあわせた修正が加えられたソフトが多数ある</ref>。
 
また、2016年に30本の[[ソフトウェア]]を内蔵し、オリジナルの筐体を小型化したデザインで復刻した「'''[[ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ]]'''」が発売された。日本国外では同様のコンセプトで“'''Nintendo Classic Mini'''”(欧州)/“'''NES Classic Edition'''”(北米)が販売されている。
 
== 開発 ==
 
== 仕様 ==
{{雑多な内容の箇条書き|date=2021年4月17日 (土) 15:39 (UTC)|section=1}}
本体の記憶域は「複雑なゲームに耐えるよう、巨大なスペースを持っている」と評された<ref name="koro12" />。コストと性能のバランスを考慮した上で汎用性を割り切った設計になっている<ref name="Hudson3">{{Cite web|url=http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=189|title=ハドソンがファミコンに参入するまで(3)|author=[[岩崎啓眞]]|accessdate=2014-07-08|date=2012-02-07}}</ref>。
 
** BGキャラクターはスプライトと同じく8×8ドットを256個。ただし、スプライトとは別にBGキャラクタセットを持てる。
** 色は16×16ドットの範囲ごとにパレットで指定。
** 内部的には256×240の領域を4つタイル状に並べた画面を構成し、そのうちスクロールレジスタによって指定された256×224の領域が表示できる。ただし、本体内のVRAMは2領域分しか用意されていないので、ロムカセット内の結線によって縦または横方向、単一画面に[[ミラーリング|ミラー]]反映される。したがって、ロムカセットごとに縦スクロールをするか横スクロールをするかによって、都合のよい方を選択している。ソフトから切り替えられるようにしたロムカセットもある(下記MMCの項を参照)。また、ロムカセット内にVRAMを追加し、4領域をすべて使用することもできる。中にはキャラクタROMを256×224の領域として使用できるロムカセット{{Efn|『[[アフターバーナー (ゲーム)|アフターバーナーII]]』等}}もある。
** 前述の制約から、カートリッジ側での拡張機能を使わずに上下左右にスクロールするゲームは、ミラーされている方向へのスクロールの際は、画面端でBGキャラクターの描き換えがチラついて見える。
** PPUの制約から、テレビへの信号出力とBG面の描き換えを同時に行えない。このため、通常はVSYNC期間中にBG面の描き換えを行うが、一度のVSYNC割り込み期間内で描き換えられるのは32キャラクターに制限されている。このため、『[[ウィザードリィ]]』のような画面全体のキャラクター描き換えによる擬似3D視点タイプのゲームでは、テレビへの信号出力を止め(ブランクの信号を出力)、その間に画面全体を描き換える。このため、画面を描き換える度に画面全体がチラつく。なお、描き換え時にティアリングが発生しても問題ない場合はこの限りではない。
* 初期にはなかったが、後にこれらの機能を説明するための漫画「これがファミリーコンピュータだ!! ファミリーコンピュータ編」が同梱されるようになった。
* 15ピン拡張コネクタ - [[ジョイスティック]]、[[キーボード_(コンピュータ)|キーボード]]、[[光線銃シリーズ|光線銃]]などが接続可能、独自規格。初期を除きカバーが附属。
* カートリッジイジェクトスイッチ、電源スイッチ(スライド式)、リセットボタン、コントローラ×2(本体[[筐体]]内コネクタにて接続)
* 外形寸法:幅150mm×奥行き220mm×高さ60mm
* 重量:620g
[[十字キー|十字ボタン]]、A / Bボタン、STARTボタン、SELECTボタンをそなえた[[ゲームコントローラ|コントローラ]]を、本体に直接接続した形で2つ持つ。
 
横長の板状で左に十字キー、右にボタンを複数個配置した形態は、その後のゲーム機のコントローラの雛形となった。初期に製造されたコントローラA・Bボタンは四角い[[シリコン樹脂]](シリコンゴム製だったため連打がきかず、ボタンを酷使すると押し込まれたまま操作できなくなるトラブルが発生していたことから{{Sfn|上村、細井、中村|2013|p=119}}、[[1984年]]10月製造分から<ref>月刊コンプティーク1986年9月号P164,角川書店</ref>耐久性を増した円形の[[合成樹脂|プラスチック]]製ボタンへと改良がなされた{{Sfn|上村、細井、中村|2013|p=120}}<ref group="注釈">同世代のハードウェアでは、[[セガ]]も[[SG-1000II]]でこれと同様のボタン改良を行っている。</ref>。また、{{要出典範囲|この四角ボタンの最初期の出荷分(発売日から半年分)に関しては|date=2017年3月|title=灰ケーブルの実在は分かりましたが、一方で四角ボタンでも黒ケーブルの個体は存在しますので、出荷時期に関して四角ボタンと灰ケーブルが三段論法にならないような出典があると良いと思います。}}コントローラのケーブルが灰色になっているロットがある。
 
RFスイッチは黒いままである。コントローラは本体に直接接続されているが、本体の内部では基板とコネクタ接続されているため、分解すれば自分で交換することもできる。交換用コントローラは店頭でも販売しており、ボタンを含むコントローラの外装パーツのみでの販売もあった。
 
コントローラII(IIコン、ツーコン)には[[マイクロフォン]](以下、マイク)を搭載しており、音声認識機能はないがある一定以上の大きさの音声が入力されているかどうかをソフト側で判別できた{{Sfn|QBQ|2016|p=102}}。この機能を利用した主なゲームには『[[バンゲリングベイ]]』や『[[スターラスター]]』、『[[たけしの挑戦状]]』、『[[ゼルダの伝説]]』、『[[ドラえもん_(ファミコン)|ドラえもん(ハドソン版)]]』、『[[スターソルジャー]]』、[[ファミリーベーシック#V3.0|ファミリーベーシックV3]]のサンプルプログラム『ハート』などがある。しかし、これも故障の原因となることがあった{{efn|例えば、マイクの機能を使わない状態に戻しても雑音が常に入ってしまう状態になるなど。}}。また、本体の製造時期によってオン / オフの判別が逆にされたため、ゲームに有効なかたちでこの機能を利用するのは困難だったといわれる。マイクの機能は開発者が、新しい遊び方として将来カラオケのように音声で遊ぶ可能性を想定して、コントローラの一つに内蔵させたものである{{Sfn|上村、細井、中村|2013|p=109}}。マイクの穴は23個あるが、左上の穴1つだけが本物になっている。
 
コントローラーのボタンの数は十字キーを4キー分として8キーである。その後に発売されたゲーム機のコントローラと比較して決して多くないが、当時はこれらの数のボタンをテレビ画面を見ながら一度にどうやって操作するのかという論争が一部のゲーム専門誌の中にあった。
** [[デューティ比]] 3:1, 1:1, 1:3, 1:7 切り替え
** 音量を15段階に設定できる。減衰音の使用もできるが低機能で、ほとんどのゲームソフトではソフトウエアでリアルタイムに音量を変化させて表情をつけていた。
** 主に[[メロディ]]ライン、サブメロディに使われた。
* [[三角波 (波形)|三角波]]発生装置 - 1系統
** 4bit波形
** 理想的な三角波と比較してかなり歪んだクセのある音が鳴るが、むしろそれが独特の印象を与えている。
*** いわゆるファミコン互換機ではファミコン三角波のこれら特徴を再現していないものが多い。
** 上記のように音量の制御が大雑把であるため、[[バス (声域)|ベース]]ラインに使われる事が多かったが、高域では[[正弦波]]に近い音に聞こえるので、[[木管楽器]]系の印象を出すためのメロディーラインに使われたり、ソフトウエア的なポルタメントによって、シンセドラムとして使われる事もあった。
*** 『[[星のカービィ 夢の泉の物語]]』では主にサブメロに用いられていた。
* ノイズ発生装置 - 1系統
** 擬似[[ホワイトノイズ]]・短周期ノイズ切り替え、周波数変更、15段階の音量設定が可能。
** ホワイトノイズは爆発・打撃音などの[[効果音]]として使われる事が多かった。
** 音楽では[[ドラムセット|ドラム]]系や[[ハイハット]]的な利用が多かった。
*** 『[[ドラゴンクエストIV 導かれし者たち|ドラゴンクエストIV]]』の「不思議のほこら」ではメロディーラインにホワイトノイズを薄く重ねる事によって[[パイプオルガン]]の送風ノイズを表現している<ref group="注釈">移植された作品ではオーケストラアレンジなど同曲はパイプオルガンを意識した物となっていない。</ref>。
** 短周期ノイズは金属的な響きがある。
*** 最初期型(コントローラのボタンが四角いゴム)のファミリーコンピュータでは短周期ノイズを指定しても通常のホワイトノイズが鳴った。
** [[サンプリング]]された効果音を鳴らすのに利用されたが、カートリッジの容量に対し、大きなデータを必要とするため、積極的に使われるようになるのは後期に入ってからである。
** 初期の利用例としては、『[[スパルタンX (ゲーム)|スパルタンX]]』の音声がそれにあたる。
** 音楽としては、発音の短い[[バスドラム]][[タムタム]]他、[[パーカッション]]系の音を出すのによく使われた。
*** サンソフトの『[[ラフワールド]]』では、サンプリングされた[[シンセサイザー|シンセベース]]の演奏に使われていた。
*** コナミの『トップガン デュアルファイターズ』『[[スーパー魂斗羅]]』では、BGM中の[[オーケストラヒット]]に使われた。
*** 『[[スーパーマリオUSA]]』では、『[[夢工場ドキドキパニック]]』で本来ディスクシステム側で鳴らしていた合成音を再現するために使われた。
*** 『[[暴れん坊天狗]]』の[[ハイスコア|ベストスコア]]表示時のBGMはDPCMのサンプリング音のみで構成されていた。
*** 『[[バトルトード]]』では、DPCMを鳴らす際、ソフトウエア制御によって、直接7bitのPCMを再生させている。
* キーオフカウンタ
生成された音声はミキサーを通した後、さらにRFに変換されて出力される。この回路や部品が本体の製造時期によって異なるため、同じファミリーコンピュータであっても本体によって音量バランスや高音域などの出方が異なる。
 
なお、RF変換の際に高音域がかなり減退している。一部の[[サウンドトラック]]製作では音質追求のため、RF変換される前の信号を直接取り出すよう改造された本体を使って収録したもの<ref group="注釈">EGG MUSIC RECORDSからリリースされたファミコン用サウンドトラック等</ref>も存在する。
 
=== MMC ===
この名称は他のゲーム機ではすでに主流となっていた[[RCA端子|コンポジットビデオ出力]]によるテレビ接続が可能となったことに由来する。製品の箱には'''AV仕様ファミコン'''の略称が記載された。さらにテレビCMで用いられた'''ニューファミコン'''の通称もあり、一般にはこの名で呼ばれることが多い。
 
当初は10月をメドに発売される予定だったが、[[RF出力]]からビデオ出力への仕様変更により延期された。北米にて先行発売された[[:en:NES_2New-Style NES|NES2NES-101]]では逆にAV出力が省かれ、RF出力のみとされた。
 
AV仕様ファミリーコンピュータはコストダウンを図った[[廉価機]]として発売されたものの、[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム|ディスクシステム]]など従来の周辺機器がほぼ全て使用でき、<!-- 、ピン変換アダプタを用意すればNESカートリッジもプレイでき -->取り扱いも容易となったことから[[レトロゲーム]]の愛好者からは珍重された。<!-- 中古市場ではAV仕様ファミリーコンピュータの方が台数が少なく高値な場合が多い。 -->
 
[[ACアダプタ]]とRFスイッチは旧型機やスーパーファミコンとの共用が可能との理由で別売とされた。コントローラや[[AVケーブル]]など旧型機に使用できないAV仕様ファミリーコンピュータ専用周辺機器にはNEW FFマークが付けられた。任天堂以外から発売されたNEW FFマーク付き周辺機器にはNewホリコマンダー等がある。
旧型機(HVC-001)との主な変更点は以下のとおり。
; 本体とコントローラのデザイン
: NESと同様薄い[[灰色]]を基調とし、スイッチやボタン類には[[赤色]]、濃い灰色、[[黒色]]が配色された。コントローラはスーパーファミコンのように丸みと立体感を持たせAボタンの位置を変更するなどより操作しやすいように改良された。これらのデザインはカセット差込口を除きNES2と共通する。
; 映像・音声出力
: コンポジットビデオ出力に対応した。そのため生成された音声はミキサーを通した後、オーディオ端子に出力される。テレビとの接続にはスーパーファミコン用のモノラルAVケーブルまたはステレオAVケーブルを使用する。使用するテレビがステレオ対応テレビ、または使用するケーブルがステレオAVケーブルの場合も音声はモノラルで出力される<ref name="setumeisyo">AV仕様ファミリーコンピュータ説明書4頁。</ref>。また、[[S端子]]ケーブル、[[RGB21ピン|RGB]]ケーブルは使用できない<ref name="setumeisyo" />。
=== ファミコンボックス ===
[[ファイル:FAMICOMBOX.jpg|thumb|200px|ファミコンボックスの例]]
'''ファミコンボックス'''は、任天堂が開発し、[[1986年]]10月に交通公社トラベランド興業(のちの[[JTBトラベランド]])より発売された[[業務用]]ファミリーコンピュータ<ref>{{Cite journal|和書|year=1986|title=ASCII EXPRESS : 任天堂が業務用ファミコンを開発|journal=[[月刊アスキー|ASCII]]|volume=10|issue=10|publisher=[[アスキー (企業)|アスキー]]|ISSN=0386-5428}}</ref>。販売価格は専用カセット10本込みで11万円、コインボックス式は12万円<ref>{{Cite news|和書|title=ホテル客室用の任天堂ファミコン 業務用で初めて 独特のシステムもつ日本版NES|date=1986-09-15|newspaper=ゲームマシン|agency=アミューズメント通信社|url=https://onitama.tv/gamemachine/pdf/19860915p.pdf|issue=292|page=5}}</ref>。
 
本体内に最大15個のファミリーコンピュータ用ソフトを内蔵する(交換可能)。主に[[ホテル]][[旅館]]に設置されており、本体側面に設置されているコインボックスに[[コイン]]を入れると、本体に内蔵されたソフトを10分または20分間([[ディップスイッチ]]の設定による)遊ぶことができる。制限時間内であれば、リセットボタンを押すことで他のゲームに切り替えることができる。
 
制限時間1分前には時間切れを知らせる[[ブザー]]が鳴らされ、さらにコインを入れるとプレイ時間が追加される。コインを追加しない場合はゲームの進捗にかかわらず「Time Up」と表示される画面に切り替わり、強制終了される。課金方式は設置者により他に2種類(フロントなどで客用の鍵を貸し出して運営する「ビジターキー方式」、および「[[ケーブルテレビ|CATV]]方式」)あるほか、フリープレイモードがあり、これらに設定した場合は制限時間はない。プレイ中以外は内蔵されたソフトのデモ画面を順番に繰り返して表示する。
 
附属のコントローラと[[光線銃シリーズ|光線銃]]は[[Nintendo Entertainment System|NES]]から流用され、ファミコンボックスのソフトもNESと同じ形状のカセットになっている(ただし、NESとの互換性はない)。
2014年現在でも、<!-- [[佐渡汽船]]の[[カーフェリー]]内や -->一部の旅館などでファミコンボックスが稼動しており、実際に遊ぶことが出来る<ref>[[福島市]]の[[飯坂温泉]]・橋本舘([[2014年]]、『[[ゲームセンターCX]]』第18シーズン([[ゲームセンターCXの放送内容]]を参照))</ref><!-- <ref>[http://34935090.at.webry.info/201203/article_2.html 佐渡汽船カーフェリーゲームコーナーで見つけました](2012.3 はっちいの気ままなひとり言){{出典無効|date=2016年9月30日|title=個人ブログ}}</ref> <ref>https://twitter.com/Ossans11C/status/1354722131280416768 (2021.1.28)</ref>-->。
 
類似品として北米市場には “[[:en:Nintendo“Nintendo M82|Nintendo M82]]”M82” が存在するが、こちらは店頭でゲームを[[テストプレイ]]するための[[販促]]用デモ機であった。
 
1990年には後継機として、業務用向け[[スーパーファミコン]]のスーパーファミコンボックスがリリースされた。
: [[HORI|ホリ電機]]が発売。
; S.D.ステーション(音声出力)
: ホリ電機が発売。[[フォーンプラグ|ヘッドホン出力]]のほか、[[テープレコーダー]]を接続し[[データレコーダ]]代わりに利用できる。ヘッドホン付属。
; ジョイカードシリーズ(連射コントローラー)・ジョイカード MK.2
: [[ハドソン]]が発売。自動連射機能の付いたコントローラー{{Sfn|QBQ|2016|p=60}}。
 
== グッズ ==
ファミリーコンピュータの人気が出始めた1984年(昭和59年)頃から早くも[[ハードウェア|ハードウエア]]やキャラクターを立体化した「消しゴム」がカプセルトイ自販機にて街中の玩具店等で売られ始めた。その中には任天堂の許諾商品があったが、文字を一部入れ替えた無許諾商品も存在した。また「ポケットファミコン」と言う任天堂許諾商品のキーホルダー(ケースはカセット用を流用)、そして[[ロッテ]]からは食玩の「ファミコンチョコ」が、サードパーティーによるゲームソフトのボードゲーム等数多くの関連商品が売られた。
 
ファミリーコンピュータの製造が終了した2003年(平成15年)以降、本体やコントローラを模した形のグッズが出るようになった。[[キーホルダー]][[クッション]][[時計]]など様々なものが発売されている。懸賞プレゼントや[[プライズゲーム]]用景品など、非売品として世に出るものも多い。これらは子供時代にファミリーコンピュータに親しんだ人々を主な対象とし、懐かしさを喚起する商品として企画される。
 
== 反響 ==
その中でファミリーコンピュータは当初はアーケードゲームが家庭でできることをセールスポイントにし、ゲーム機本体のスロットに差し込む[[ロムカセット]]を交換することにより様々なゲームを楽しむことを特徴として、製品パッケージにも「家庭用カセット式ビデオゲーム」と銘打った。販売状況は発売当初こそ[[プロセッサ#プロセッサの種類|PPU]]のバグの発覚による出荷停止があり振るわなかったものの{{Sfn|藤田|1999|p=76}}{{refnest|group="注釈"|初期の製品には多くの不具合があり、多くのクレームが寄せられていたと言う<ref name="mainichi" />。例えば、上村は野球ゲームである『[[ベースボール (ファミコン)|ベースボール]]』で、ダイヤモンドが表示されなくなる問題で正月休みを返上して回収に当たった<ref>{{Cite news|title=苦戦の任天堂 巻き返し元年 他の時間つぶしてでも遊びを追求 ファミコン開発者 上村雅之氏|newspaper=京都新聞 朝刊|location=京都|date=2013-07-13}}</ref>。}}
* 競合製品と同価格帯にありながら、特化された設計により、ゲームに対しては高い性能を誇った{{refnest|group=注釈|[[岩崎啓眞]]は「当時家庭用ゲームハードでは不可能だった全方向スムーススクロール・多色スプライト・当時としては悪くない音源を備えたマシンで、もうゲームをやるために必要な機能はパーフェクトに備えている」と評価している。<ref>{{Cite web|url=http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=189|title=ハドソンがファミコンに参入するまで(3)|author=岩崎啓眞|accessdate=2015-02-20|date=2012-02-07}}</ref>}}。
* 任天堂自身の優れたソフト開発力、[[サードパーティー]]{{refnest|group="注釈"|サードパーティーの概念は1977年(昭和52年)にアタリが発売した[[Atari 2600|Video Computer System]]が作り上げたもので、当時の日本ではゲームソフトのサードパーティーの概念は普及しておらず、発売当初からサードパーティーの参入が想定されていたわけではない<ref>{{Cite web|url=http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=190 |title=ハドソンがファミコンに参入するまで(4) |author=岩崎啓眞|accessdate=2014-07-08|date=2012-02-11}}</ref>。}}による豊富なラインアップを実現した{{refnest|group="注釈"|ファミリーコンピュータへのサードパーティーの参入はファミリーコンピュータが発売されて約1年後の1984年7月28日に『[[ナッツ&ミルク]]』を発売したハドソンが初めてであり、それによって日本で初めて家庭用ゲーム機のサードパーティービジネスが切り開かれるとともに、ソフト媒体の委託生産システムが生まれた<ref name="Hudson3" /><ref>{{Cite web|url=http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=191 |title=ハドソンがファミコンに参入するまで(5) |author=岩崎啓眞|accessdate=2014-07-08|date=2012-02-15}}</ref>。ハドソンが参入した約1か月後に[[ナムコ]]が『[[ギャラクシアン]]』で2番目のサードパーティーとなったが、ファミリーベーシックの開発を受託したことからハードウェアに関する知識を得られたハドソン<ref>{{Cite web|url=http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=186 |title=ハドソンがファミコンに参入するまで(1) |author=岩崎啓眞|accessdate=2014-07-08|date=2012-01-25}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=187 |title=ハドソンがファミコンに参入するまで(2) |author=岩崎啓眞|accessdate=2014-07-08|date=2012-01-28}}</ref>と異なり、ナムコはハードウェアを独自に解析してソフト開発を行っていた<ref>{{Cite web|url=http://togetter.com/li/224538|title=ほりい なおき、佐藤誠市、岩崎啓眞の各氏によるファミコンのサードパーティー誕生時の話|publisher=トゥギャッター|accessdate=2014-07-08|date=2011-12-07}}</ref>。
}}。
* 1984年8月14日に改正され、1985年2月13日から施行された[[風適法]]により、18歳未満は夜間帯のゲームセンターへの入場が規制されたことでファミリーコンピュータで遊ぶようになった<ref>{{Cite web |url=https://www.it-chiba.ac.jp/cit_news/media/koyu/alumnus/20050215.html |title=スーパーファミコンを開発 「自分の能力知り、一生懸命が肝心」と 活躍する校友 |publisher=[[千葉工業大学]] |date=2005-02-15 |accessdate=2021-03-05}}</ref>。
* それまでのゲーム機は主に玩具流通で販売されていたが、この頃の機種は[[ディスカウントストア]]でも販売され、価格も値下げされていた。値下げ前の価格でも敬遠していた一般層がこれを機に購入するようになった{{Sfn|土屋|1995|p={{要ページ番号|date=2021年3月}} }}{{refnest|group="注釈"|ただし値下げ販売を快く思わなかった任天堂は、値下げ店への対策として一時出荷を停止している<ref name="makoto20090312">{{Cite web |url=https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/0903/12/news087_5.html |title=“高橋名人”という社会現象――高橋利幸氏、ファミコンブームを振り返る(前編)(5/5) |website=ITmedia ビジネスオンライン|publisher=ITmedia |date=2009-03-12 |quote=そこで(任天堂の)社長さんがちょっと怒ったようで、「安く売るなら(出荷を)やめよう」となって、3カ月くらい出荷を止めたみたいです。|accessdate=2021-03-05}}</ref>}}。
などの理由により、徐々に人気化していった。
 
 
== 問題点 ==
2011年に[[地上デジタルテレビジョン放送|地上波デジタル放送]]への完全移行が行われたことによって、アナログ[[TVチューナー|チューナー]]付きのテレビが姿を消しつつある。ファミリーコンピュータはアナログテレビの電波信号を使って出力する仕組みであり、[[デジタルチューナー]]には対応していないので使用することが出来ない。これは他のRF接続にしか対応していないレトロゲーム機でも起きている問題である。これはアナログ放送でも、[[ケーブルテレビ]]などで1chと2chが同時に使われている場合があり、似たような問題が起こっている。
 
アナログテレビ放送と同じコンポジット映像信号を扱える[[RCA端子]]が備わっているテレビであれば、RF出力の信号をコンポジット出力信号に変換する周辺機器を使うか、新たに回路を組んでコンポジット映像信号を取り出すことで使用が可能になる。例えば、家庭にある古い[[ビデオデッキ]]などを変換用に使うなどである。もしくは、コンポジット映像信号を出力可能なAV仕様ファミリーコンピュータやツインファミコンを使う方法がある。ごく一部では通常のファミリーコンピュータに電子回路を組み込み、AV接続対応に改造する業者も存在する。
 
== ファミコン互換機 ==