「H/PJ-45 130 mm艦砲」の版間の差分

|designer=713研究所（{{Lang|zh[[鄭州市|郑鄭州机电]]機電工程研究所{{Sfn|多田|2015|p=110}}）

中国駆逐艦は、国産第一号である[[旅大型駆逐艦|051型（旅大型）]]では[[ソビエト連邦]]製の[[:zh:SM-2-1舰炮|SM-2-1]]を[[山寨]]化した58口径130mm砲（76式）を採用したが、これは大戦中に開発された緩射砲であった{{Sfn|多田|2020}}。その後、[[1990年代]]末に[[ロシア海軍]]の[[ソヴレメンヌイ級駆逐艦]]を購入するとともに、これに搭載された70口径130mm連装速射砲（[[AK-130]]）も導入されたが、こちらは性能こそ優れているものの、[[砲塔]]重量が100トン近いため、搭載できる艦は限られた{{Sfn|多田|2015|p=110}}。このため、[[ミサイル駆逐艦]]の国産化に着手した直後は、[[フリゲート]]と同じく[[フランスの100mm艦砲#コンパクト砲|フランスの100mmコンパクト砲]]を山寨化した55口径100mm単装速射砲（[[:zh:H/PJ-87型单管100毫米舰炮|H/PJ-87]]）が搭載されており、また[[1999年]]に旅大型を近代化改装した際には58口径130mm連装砲を[[56口径100mm艦載砲#79型（H/PJ-33）|56口径100mm連装砲（H/PJ-33B）]]に換装するなど、130mm砲の運用を縮小するような動きもあった{{Sfn|多田|2020}}。

その後、[[2005年]]頃より、[[中国船舶重工集団#中国船舶重工集団#六.科学研究単位|中船重工713研究所]]（{{Lang|zh|[[鄭州市|郑州]]机电工程研究所}}）は、AK-130の技術をもとにして踏まえた軽量な130mm砲の開発がに着手されした。単装化するとともに、旋回・俯仰装置などを新規設計することで、砲塔重量は半減した。また砲盾は[[ステルス性]]を意識した設計になった。なお砲弾は、通常砲弾とともに、新しい[[レーザー誘導]]砲弾も使用可能とされている{{Sfn|多田|2015|p=110}}。

* {{仮リンク|A-192 130 mm艦砲|ru|А-192}} - [[ロシア連邦]]製の軽量130 mm艦砲