「無糖練乳」の版間の差分

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[[File:MODOBordens.jpg|thumb|[[ボーデン]]製の無糖練乳のラベル(20世紀後半。[[:en:Museo del Objeto del Objeto|Museo del Objeto del Objeto]]所蔵)]]
'''無糖練乳'''(むとうれんにゅう、{{lang-en|evaporated milk}})とは、[[牛乳]]を濃縮した[[乳製品]]であり、粘状の[[液体]]。英語のエヴァポレイテッド・ミルクを略して'''エバミルク'''とも呼ばれる。本来の表記は加熱精製したという意味の「煉乳」であるが、現在は[[常用漢字]]による表記の関係上、新聞等では「練乳」、法令では「れん乳」と書かれる。なお単に「[[練乳]]」といった場合は、[[加糖練乳]]を指す場合が多い。
 
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== 製法 ==
一般的には、原料の牛乳を加熱殺菌し煮詰めて半分以上濃縮し、成分を均質化させたのち[[缶]]などに詰め、再度加熱殺菌する。この製法は[[ネスレ|アングロスイス・コンデンスミルク・カンパニー]]の[[ジョン・バプティスト・メインバーグ]] (John Baptist Meÿenberg, 1847-1914) が発明した。アングロスイスは商品化を却下したためメインバーグはアメリカへ渡って[[1885年]]にヘルヴェティア・ミルク・コンデンシング・カンパニー (Helvetia Milk Condensing Company; [[:en:Pet, Inc.|Pet]]の前身) を設立し、製品として売り出した。
現在の製品は、単純に生乳を煮詰めるのではなく、[[脱脂粉乳]]、[[カゼイン]]などの粉末の[[乳製品]]や[[植物油]]、[[増粘多糖類]]などを配合して、濃度や風味を調整する製法が一般的である。
 
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== 関連項目 ==
{{Commonscat|Evaporated milk}}
* [[加糖練乳]]
{{乳}}