「金曜ロードショー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
72行目:
『'''金曜ロードショー'''』(きんようロードショー)は、[[1985年]]([[昭和]]60年)[[10月4日]]から[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビ系列|系列]]([[日本ニュースネットワーク|NNN]])<ref group="注">ネット局のうち、[[テレビ宮崎]]のみ番組供給組織の[[日本テレビネットワーク協議会|NNS]]に非加盟(ニュースネットワークのNNNのみ加盟)。</ref>29局([[テレビ大分]]を除く<ref group="注">作品により週末午後枠などで単発遅れネットする場合あり。</ref>)で毎週[[金曜日]]21:00 - 22:54 ([[日本標準時|JST]]) に放送されている[[映画番組]]である。
 
[[2012年]]([[平成]]24年)[[4月6日]]から[[2021年]]([[令和]]3年)[[ 3月26日]]までの9年間は『'''金曜ロードSHOW!'''』という番組名で、映画の他に[[単発特別番組枠|単発]][[テレビドラマ|ドラマ]]・[[バラエティ番組|バラエティ]]枠としても扱われていた<ref name="hochi_20120218">{{Cite news|url=http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20120217-OHT1T00246.htm|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120217231641/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20120217-OHT1T00246.htm|title=日テレ、AKBの番組をリニューアル|publisher=スポーツ報知|date=2012-02-18|archivedate=2012-02-17}}</ref><ref>[https://dogatch.jp/news/ntv/7236/detail/ 加藤清史郎が最年少映画ナビゲーターに就任!『金曜ロードSHOW!』 | テレビ関連ニュース <nowiki>[テレビドガッチ]</nowiki> 2012年3月23日付]</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20120406232713/http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201204030271.html 朝日新聞デジタル:「3冠王」追え! 春の番組改編 フジ、TBSは大幅に - テレビ・ラジオ - 映画・音楽・芸能 2012年4月4日付](リンク先は、インターネットアーカイブ2012年4月6日付保存キャッシュ)</ref>が、[[2021年]]([[令和3年]])[[4月2日]]の放送より番組名が再び『'''金曜ロードショー'''』に戻り、映画番組への回帰となった<ref name="mantan20210305" /><ref name="today2021" /><ref name="suponiti" />
 
放送時間は21時台から22時台([[日本標準時|JST]]。詳しくは[[#放送時間|後述]]参照)。[[新聞]][[番組表#新聞などに掲載される番組表|テレビ欄]]では、「'''金曜ロードショー'''」「'''金ロードショー'''」と表記される場合もある<ref group="注">当番組を放送している[[日本テレビ放送網]]系列である[[読売新聞]]では「金曜ロード'''SHOW!'''」時代も一貫して「金曜ロード'''ショー'''」の表記に終始した。理由は、番組表における文字数が関係していると思われる(「SHOW!」だと「!」を除いても4文字となり、番組タイトルを1行に収めることができないが「ショー」だと3文字で済み、丁度1行で収まるため)。</ref>。
 
また、本項では姉妹番組として、[[2019年]]4月から[[BS日本|BS日テレ]]で放送されている『'''日曜ロードショー'''』(2021年3月までは『'''日曜ロードSHOW!'''』)(にちようロードショー)についても触れる。
 
なお、『金曜ロードショー』では映画の他に本番組の為に制作された「'''テレビスペシャル'''」も放送されており、本記事ではテレビスペシャルについても映画として扱っている。
 
== 概要 ==
[[2021年]]現在、地上波のゴールデン・プライムタイムで定期放送されている唯一の映画番組である。
 
ラインナップについて、現在は子供と一緒に観られも視聴できるようなファミリー層向けの作品を重視している<ref name="taidan">{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/column/404982|date=2020-11-20|title=「金曜ロードSHOW!」×「午後のロードショー」局またぎプロデューサー対談|publisher=[[ナタリー]]|accessdate=2021-04-05}}</ref>。ジャンルに関しては、[[日本映画|邦画]]・洋画、[[実写]]・[[アニメーション映画|アニメ]]、新作・旧作の一方に偏ることなくバランスを取っているが、2010年代以降は特定ジャンルの作品(ジブリ映画や[[ハリー・ポッター (映画シリーズ)|ハリー・ポッター]]等)を集中放送するケースが増えている。また、多くの映画が[[土曜日]]または金曜日に封切られることから、シリーズ物の映画の最新作公開の際は、前日(または当日)の当番組で前作や関連作が放送されるケースが多い。他局でのゴールデンタイムでの映画放送が減少している影響もあり、ヒット作が当番組で[[地上波]]初放送となる事も増えている。
 
[[アニメ映画]]に関しては、前身の『[[水曜ロードショー (日本テレビ)|水曜ロードショー]]』時代から放送されていたが、日本テレビが独占放映権を持つ[[スタジオジブリ]]作品はとりわけ定期的に放映されている。その他、1985年から[[1996年]]にかけて[[映画監督]]の[[藤田敏八]]や[[大森一樹]]などを起用して、オリジナルのテレビ向け映画(『法医学教室の午後』、『[[法医学教室の長い一日]]』など)や海外ドラマの『[[刑事コロンボ|新・刑事コロンボ]]』を放送した実績があるほか、「金曜ロードSHOW!」へ改名後はテレビドラマも扱っていた。
 
なお、『金曜ロードショー』では映画の他には、本番組の為に制作されたアニメ作品「'''テレビスペシャル'''」も放送されており、本記事ではテレビスペシャルについても映画として扱っている(詳細は「[[金曜ロードショー#テレビスペシャル]]」を参照)
 
年末年始および『[[日本アカデミー賞|日本アカデミー賞授賞式]]』(2月または3月)と『[[全国高等学校クイズ選手権]]』(8月または9月<ref group="注">2020年は12月11日に放送。[[バラエティ番組]]ではあるが、[[スポンサー]]が異なるため、本枠に統合されていない。</ref>)が放送される際は番組が休みとなる。『[[最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王]]』も2013年から2016年までの4回は番組を休んで編成されていたが、2018年以降は本枠に統合され、『特別エンターテインメント』として放送されている。その一方、本来放送予定だった単発特別番組が放送できなくなり、その穴埋めとして本番組が急遽復活して放送された例もある(後述)。
164 ⟶ 162行目:
 
=== 再び「ロードショー」へ ===
2021年4月2日放送分からは、再び番組枠のタイトルが『'''金曜ロードショー'''』に戻された。タイトルが戻るのはリニューアル前の2012年以来約9年ぶりであり、番組ロゴも初代をモチーフとしたものに変更された<ref name="mantan20210305">{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20210304dog00m200047000c.html|title=金曜ロードショー:「金曜ロードSHOW!」から9年ぶり復活 ロゴも初代に近いデザインに|newspaper=[[まんたんブロード|MANTANWEB]]|publisher=株式会社MANTAN|date=2021-03-05|accessdate=2021-03-05}}</ref>。スペシャルドラマやバラエティー番組の放送は廃止となり、2012年3月以前と同様に映画のみ放送となる<ref name="today2021" /><ref name="suponiti" />
 
プロデューサーの北條伸樹はこのリニューアルについて、ドラマやバラエティーの放送本数が減り映画放送が再び増え、番組も前年に放送35周年を迎えたことから、映画番組としての『原点回帰』『初心を忘れず』という思いを込めて元のタイトルに変更したと語っている。また、長年放送した「ロードショー」のタイトルになじみ深い視聴者が多かったことから、変更後はSNSを筆頭に『ロードSHOW!』と『ロードショー』のタイトルが混在する状況が続いたため、それを統一しようとしたことも理由の一つに挙げられている<ref name="today2021">{{Cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0122578|date=2021-04-02|title=金曜ロードショー、なぜ9年ぶりに「SHOW」から「ショー」へ?番組Pが明かす原点回帰の狙い|publisher=[[シネマトゥデイ]]|accessdate=2021-04-05}}</ref><ref name="suponiti">{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/04/02/kiji/20210401s00041000710000c.html|date=2021-04-02|title=「金曜ロードショー」9年ぶりタイトル回帰のワケ「初心忘れず」ハッシュタグ一本化の“SNS対策”も|publisher=[[スポーツニッポン]]|accessdate=2021-04-05}}</ref>。
682 ⟶ 680行目:
 
== 吹き替え ==
他局の映画番組と同様に、番組開始当初から海外作品には独自の日本語吹替版を制作して放送することが多かった。
 
ただし、2000年代を境に制作本数は減少。2010年12月17日放送の『[[オペラ座の怪人 (2004年の映画)|オペラ座の怪人]]』を最後に一時期は制作が途絶えていたが、2017年8月4日放送の『[[ジュラシック・ワールド]]』で約6年半ぶりに番組オリジナルの吹替が制作された。その後は、2018年2月16日放送の『[[PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜]]』で既存の吹き替え版のタレント吹き替え部分を別の声優に差し替えた独自音源での放送や、2019年12月6日放送の『[[ホーム・アローン3]]』、2021年1月8日放送の『[[パラサイト 半地下の家族]]』を新録吹替で放送している。