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== その他 ==
日本においては、守備的な戦術を取るチーム、堅守を武器とするチームに対して、サッカーファンやマスコミによって、「カテナチオ」をもじった「○○ナチオ」という愛称がつけられることが多い。[[水戸ホーリーホック]]以下はそ「水戸ナチオ」、[[横浜FC]]の「ハマナチオ」、[[大分トリニータ]]の「カメナチオ」(マスコットの「ニータン」が[[カメ]]なことから)などが有名。[[2010 FIFAワールドカップ]]における[[サッカー日本代表|日本代表]]は主に守備に重点を置いたフォーメーションとなったことから、部のマスコミからは監督の[[岡田武史]]を捩(もじ)って「オカナチオ」と称された
 
; 水戸ナチオ([[水戸ホーリーホック]]、2003年)
: 当時J2に在籍。新監督となった[[前田秀樹]]は他クラブに劣っていた資金面・戦力面を、徹底した専守防衛で補おうとした。守備時は全選手が自陣深くまで引き、攻撃はカウンター一筋でポゼッションは半ば放棄していた。一部サポーターが「水戸ナチオ」と呼ぶようになり、2007年以降攻撃的サッカーへ転換するが、水戸を代表する代名詞として用いられている。
:* 2003年成績(J2):7位、37得点(リーグワースト2位)、41失点(リーグ3位)
; ハマナチオ([[横浜FC]]、2006年)
: 当時J2に在籍。第2節から[[高木琢也]]が監督として指揮すると、第18節まで15試合連続無敗。当時のJリーグ記録となる無失点継続時間「770分」を達成した<ref name=ゲキサカ210418>{{cite web |url=https://web.gekisaka.jp/news/detail/?329350-329350-fl |title=“823分無失点”破った豪快ヘッド弾! 鳥栖FW林大地が「勢いを持って飛び込めた」理由 |website=ゲキサカ |date=2021-04-18 |accessdate=2021-04-28}}</ref>。
:* 2006年成績(J2):1位、61得点(リーグワースト5位タイ)、32失点(リーグ1位)
; カメナチオ<ref name=ゲキサカ081101>{{Cite web|url=https://web.gekisaka.jp/news/detail/?44701-25648-fl|title=ナビスコ杯"カメナチオ"の勝利、大分・森重「一番いいときのサッカーができた」|work=ゲキサカ|publisher=講談社|date=2008-11-01|accessdate=2021-04-28}}</ref>([[大分トリニータ]]、2008年)
: 当時J1に在籍。監督の[[ペリクレス・シャムスカ|シャムスカ]]は相手を研究する能力に定評があり<ref name=ゲキサカ081101 />、また率いた4年間でほぼ固定されていた守備陣の連携は、リーグトップの堅守に繋がった。失点数「24」、無失点試合数「17」はリーグ記録<ref>{{Cite web|url=https://www.footballchannel.jp/2018/11/28/post299035/4/|title=Jリーグ、記憶に残る5チーム。別れの天皇杯制覇、大震災にも負けず・・・心揺さぶるクラブは? 【編集部フォーカス】|publisher=フットボールチャンネル|date=2018-11-28|accessdate=2021-04-28}}</ref><ref name=nikkann201226>{{cite news |url=https://www.nikkansports.com/soccer/news/202012260000066.html |title=カテナゴヤ!不動守備陣で最多17完封/最少失点王 |newspaper=日刊スポーツ |date=2020-12-26 |accessdate=2021-04-28}}</ref>。名称はこの年に誕生したカメをイメージしたクラブマスコット「ニータン」に因む。
:* 2008年成績(J1):4位、33得点(リーグワースト2位)、24失点(リーグ1位)
; カテナゴヤ<ref name=nikkann201226 />([[名古屋グランパスエイト|名古屋グランパス]]、2020年)
: 当時J1に在籍。前年途中に監督就任した[[マッシモ・フィッカデンティ|フィッカデンティ]]は、前年まで守備が崩壊していたチームを堅守速攻型へと再編。無失点試合数17は2008年の大分と並ぶリーグ記録タイ<ref name=nikkann201226 />。翌2021年には同一シーズンにおける連続無失点試合「19」、無失点継続時間「823分」のリーグ記録を更新した<ref name=ゲキサカ210418 />。
:* 2020年成績(J1):3位、45得点(リーグワースト7位)、28失点(リーグ1位)
 
また、[[2010 FIFAワールドカップ|2010年のワールドカップ本大会]]における[[サッカー日本代表|日本代表]]は一部マスコミから「オカナチオ」と呼ばれた<ref name=sponichi>{{cite news |url=https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/06/16/kiji/K20100616Z00002120.html |title=岡田監督 オランダから勝ち点奪取へ“オカナチオ” |newspaper=スポニチ |date=2010-06-16 |accessdate=2021-04-28}}</ref>。これは監督の[[岡田武史]]の名前をもじったもので、本大会直前の試合で良い結果を得られず、グループリーグ初戦で一転して守備に重点を置いたフォーメーションに変更したことに起因する。その結果、自国開催であった[[2002 FIFAワールドカップ|2002年大会]]以外の初勝利、初の決勝トーナメント進出を果たした。
 
== 脚注 ==