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アメリカテレビ業界を渡り歩いた経営者
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2021年5月9日 (日) 07:39時点における版

フレッド・シルバーマン(Fred Silverman 1937年9月13日 - 2020年1月30日)は、アメリカ合衆国実業家。当時のアメリカ三大テレビ局を副社長、社長として渡り歩き、高視聴率番組を作り上げた。

経歴

1937年、ニューヨーク市で生まれる。父親はテレビの修理業者で、母親は主婦であった。その後。クイーンズ州レゴパークで育ち高校を卒業。シラキュース大学で学士号をオハイオ州立大学で修士号を取得した。 1963年にCBSテレビに就職、すぐさま番組づくりで頭角を現し「ペリー・メイスン」シリーズをヒットさせ[1]編成担当副社長にまで出世した。

すると同業のABCテレビがシルバーマンの高視聴率を獲得する能力を見込んで引き抜きを掛けて移籍、ABCテレビでは娯楽部門社長としてモントリオールオリンピック独占中継権を獲得したほか、「ルーツ」、「チャーリーズ・エンジェル」などのテレビドラマをヒットさせて、視聴率競争で3位だったABCテレビを1位に引き揚げる功績をあげた[2]

1978年6月、ABCテレビとの契約が切れると視聴率低迷にあえいでいたNBCテレビに移籍。NBCでは1979年から「ミセス・コロンボ」、「原子力超特急スーパートレイン」を送り出すものの大失敗に終わる。1981年にNBCテレビを離れると、独自の番組制作会社を設立しテレビ業界への影響力を保ち続けた。2020年1月30日、癌のためロサンゼルスの自宅で死去。82歳。

脚注

  1. ^ 弁護士 ペリー・メイスン シーズン7 DVD-BOX Vol.2 全4枚”. NHKスクエア. 2021年5月9日閲覧。
  2. ^ 米三大テレビ総なめ 視聴率をあげる天災 ついにNBC社長へ『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月21日夕刊、3版、9面