「北北西に進路を取れ」の版間の差分

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== あらすじ ==
[[File:North by Northwest movie trailer screenshot (23).jpg|thumb|260px|イヴ・ケンドール([[エヴァ・マリー・セイント]])]]
広告会社の重役ロジャー・ソーンヒル([[ケーリー・グラント]])は、ホテルのロビーでの会合の最中、偶然別の人物拉致さ間違えら、広壮な邸宅に連れていかれてしまう。そこで待っていたタウンゼントという男([[ジェームス・メイソン]])は、彼をスパイのキャプランと決めつけ、どこまで情報を嗅ぎつけたのかを教えろと迫る。人違いだと訴えても聞く耳を持たずキャプランの行動はすべて把握していると言って受け付けない。ソーンヒルがあくまで否定すると男の手下たちが強引に酒を飲ませて車に乗せ、崖から転落させて殺そうとする。
 
からくも助かったものの、ソーンヒルはパトロール中の警官に酒酔い運転で逮捕されてしまう。罰金を払って釈放されると、彼は拉致されたホテルに戻ってキャプランの正体を確かめようとする。しかしホテルの客室にキャプランが宿泊している形跡はあっても、キャプラン当人を見た者は誰もいない。そのうち邸宅にいた手下たちが追ってきたことを知ってホテルから逃走し、タウンゼントが国連で演説する予定と聞いたことを思い出すと、今度はタウンゼントを追って国連本部へ向かう。ところが国連のロビーで会ったタウンゼントは、邸宅にいた男とは別の人物だった。2人が噛み合わない会話をしていると、そのタウンゼントの背中に手下のひとりが投げたナイフが突き刺さる。ソーンヒルは、殺人容疑者として大きく報道されてしまう。
飲酒運転で逮捕されたソーンヒルは誘拐されたことを訴えるが、邸宅を調査してもその痕跡が跡形もなく消えているため、彼の言い分を誰も信じてくれない。
 
政府のスパイ機関の会議室では、教授と呼ばれるボスを中心に、予想外の事態への対応を協議している。タウンゼントに成りすました男は、実はヴァンダムという敵のスパイ一味の親玉で、教授たちは彼らヴァンダム一味の中に自分たちの側のスパイを送り込んでいた。キャプランは教授たちが創造した架空のスパイで、ヴァンダムの注意をキャプランに向けさせることで味方のスパイを守るための「デコイ」ろうという作戦だったのである。教授たちはスパイ合戦に巻き込まれたソーンヒルに同情しつつも、味方のスパイの安全のため、あえて何もしないことに決める。
罰金を払って釈放されたソーンヒルは、拉致されたホテルに戻ってキャプランの正体を確かめようとする。しかしホテルの客室にキャプランが宿泊している形跡はあっても、キャプラン当人を見た者は誰もいない。
 
架空の人物とも知らず、なおもキャプランを追い求めるソーンヒルは、シカゴに向かう特急寝台列車「[[20世紀特急]]」に乗る。その車内でイヴ・ケンドールという女性([[エヴァ・マリー・セイント]])と親しくなる。彼女はソーンヒルがお尋ね者であることを承知していて、彼を自室に招き入れてかくまう。ところが同じ列車にヴァンダム一味も乗っていて、実はケンドールは彼らと通じていた。
タウンゼントが国連で演説する予定であることを聞いていたソーンヒルは国連本部へ向かうが、国連のロビーで会ったタウンゼントは邸宅にいた男とは別の人物だった。2人が噛み合わない会話をしているうちに、背後から投げられたナイフによってタウンゼントは殺害され、彼を抱き止めたソーンヒルが殺人容疑者として大きく報道されてしまう。
 
シカゴに着いたソくと、ケンドンヒルは、イヴからの情報をもとに、キャプランと会う連絡をとっと言って、ソーンヒルを郊外の広大な平原に向かわせる。しかし、いつまで待ってもキャプランは現れず、そのかわり農薬を散布していたはずの軽飛行機が襲いかかってきた。軽飛行機は平原を縦横に逃げるソーンヒルを追い回すうち、軽飛行機は通りかかったタンクローリーに衝突して炎上してしまう。
政府のスパイ機関の会議室では、教授と呼ばれるボスを中心に、予想外の事態への対応を協議している。タウンゼントに成りすました男は、実はヴァンダムという敵のスパイ一味の親玉で、教授たちは彼らヴァンダム一味の中に自分たちの側のスパイを送り込んでいた。キャプランは教授たちが創造した架空のスパイで、ヴァンダムの注意をキャプランに向けさせることで味方のスパイを守るための「デコイ」だったのである。教授たちはスパイ合戦に巻き込まれたソーンヒルに同情しつつも、味方のスパイの安全のため、あえて何もしないことに決める。
 
街に戻ったソーンヒルは、キャプランが宿泊しているはずのホテルでケンドールを見つける。すでに彼女の素性を怪しんでいたソーンヒルは、こっそりとホテルを出て行った彼女の後を追う。向かった先は骨董品のオークション会場だった。彼が会場に乗り込むと、はたしてケンドールがヴァンダムと手下に囲まれて客席に座っていた。ヴァンダムはソーンヒルの出現に驚くが、出展品の人形を落札すると、ケンドールを連れて会場を出て行く。ソーンヒルは手下たちに見張られて動けなくなるが、出展品にでたらめな値を付けて会場を混乱させ、警官に連れ出される形で脱出に成功する。
架空の人物とも知らずキャプランを追い求めるソーンヒルは、シカゴに向かう特急寝台列車「[[20世紀特急]]」の車内でイヴ・ケンドールという女性([[エヴァ・マリー・セイント]])と親しくなる。彼女はソーンヒルがお尋ね者であることを承知していて、彼を自室に招き入れてかくまう。ところが同じ列車にヴァンダム一味も乗っていて、実はケンドールは彼らと通じていた。
 
彼を乗せたパトカーが向かった先は空港だった。その場で教授が初めてソーンヒルに接触して、すべての事情を説明する。ケンドールこそは教授たちがヴァンダム側に送り込んだスパイだった。ヴァンダムは、彼女が敵側のスパイのキャプラン(実はソーンヒル)と懇意であることを知り、彼女を疑い始めていた。教授はソーンヒルに彼女を助けるために協力するよう要請する。教授とソーンヒルは飛行機でヴァンダムのアジトがあるラシュモア山まで飛び、ヴァンダム一味を待ち構える。そこのカフェテラスに彼らを呼び寄せ、彼らの目前でケンドールが拳銃でキャプラン(実はソーンヒル)を撃ったように見せかけることで、彼女に対するヴァンダムの疑念を晴らすという作戦だった。
シカゴに着いたソーンヒルは、イヴからの情報をもとに、キャプランと会うため郊外の広大な平原に向かう。しかしキャプランは現れず、農薬を散布していたはずの軽飛行機が襲いかかってきた。逃げ回るソーンヒルを追い回すうち、軽飛行機は通りかかったタンクローリーに衝突して炎上してしまう。
 
シカゴの街に戻作戦は首尾よくいったが、その後でソーンヒルは、キャプランが宿泊しているはずのホテルでケンドールを見つける。すでがヴァンダム彼女の素性連れられて出国すること知らされた。憤激んでいたソーンヒルは彼女の後追い、骨董品のオークション会場でヴァンダムとともから奪う行動客席出る。アジト座っ潜入しいた彼女様子をうかがう再会る。ソーでにケドーはヴァンダム手下たちに正体はられて動けなくいて、彼女を殺害する予定にっていことオークションのそして彼らが盗み展品したものは人形の中あることを知っ。それめな値の情報付けて会場を混乱させ、警官ひそか連れ出されケンドールに伝えが、近く脱出に成功す待機してい飛行機の離陸は間近に迫っていた
 
ソードールはなんと飛行機に乗せられる寸前にヴァンダムの手彼女ら人形救い奪って逃げ出す。ソーンヒルと合流して逃走するも、ヴァンダムの手下たちに[[ラシュモア山|歴代大統領の顔が岩に刻まれた巨大なモニュメント]]まで追い詰められる。2人が崖下に転落させられそうになったところで、教授が要請した保安官の銃によってふたりの命は救わ助けられる。画面が切り替わって、寝台車のベッドの上でソーンヒルとケンドールが抱き合うシーンで幕となる。
彼を乗せたパトカーが向かった先は空港だった。その場で教授が初めてソーンヒルに接触して、すべての事情を説明する。ケンドールこそは教授たちがヴァンダム側に送り込んだスパイだった。ヴァンダムは、彼女が敵側のスパイのキャプラン(実はソーンヒル)と懇意であることを知り、彼女を疑い始めていた。教授はソーンヒルに彼女を助けるために協力するよう要請する。教授とソーンヒルは飛行機でヴァンダムのアジトがあるラシュモア山まで飛び、ヴァンダム一味を待ち構える。そこのカフェテラスに彼らを呼び寄せ、彼らの目前でケンドールが拳銃でキャプラン(実はソーンヒル)を撃ったように見せかけることで、彼女に対するヴァンダムの疑念を晴らすという作戦だった。
 
作戦は首尾よくいったが、その後でソーンヒルは、ケンドールがヴァンダムに連れられて出国することを知らされた。憤激したソーンヒルは、彼女をヴァンダムから救い出すため、単身ヴァンダムのアジトに潜入して様子をうかがうと、すでにケンドールの正体は見破られていて、ヴァンダムは彼女を殺害することを決意していた。
 
ソーンヒルはなんとか彼女を救い出すが、ヴァンダムの手下たちに[[ラシュモア山|歴代大統領の顔が岩に刻まれた巨大なモニュメント]]まで追い詰められる。2人が崖下に転落させられそうになったところで、教授が要請した保安官の銃によってふたりの命は救われる。画面が切り替わって、寝台車のベッドの上でソーンヒルとケンドールが抱き合うシーンで幕となる。
 
== キャスト ==