「コスモス954号」の版間の差分

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この[[人工衛星|衛星]]は、運用終了後の原子炉の分離と高度の高い安定した軌道への移動に失敗し、[[大気圏]]に突入、[[1978年]][[1月24日]]11時53分に[[カナダ]]西海岸の[[クィーン・シャーロット島]]北部でカナダ[[領空]]に進入し、カナダ北西部の無人地帯に墜落した。
 
落下する事は予想されて世界各国のマスコミでも報じられ、話題となった。
[[ジミー・カーター]]大統領は[[1月12日]]の時点でソビエト連邦側に懸念を示し、[[ズビグネフ・ブレジンスキー]]大統領補佐官と[[アナトリー・ドブルイニン]]駐米大使との間で、対応について話し合いが行われた<ref>原子炉積載衛星が墜落 ソ連のコスモス型『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月25日朝刊、13版、1面</ref>。
どこに落ちるかは最後まではっきりせず、原子炉を持っていることもあり不安も呼んだ。人的被害こそなかったものの、衛星が大気中で分解しながら墜落した結果、[[放射能]]を帯びた破片が[[ノースウエスト準州|北西準州]](現[[ヌナヴト準州]]を含む)・[[アルバータ州]]・[[サスカチュワン州]]にわたる、[[グレートスレーブ湖]]から[[ベイカー湖 (ヌナブト準州)|ベイカー湖]]にかけての600kmもの広大な範囲に飛び散る事態となった。
 
==除染作業==