「ラバウル小唄」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
template:混同
1行目:
{{混同|x1=1944年発表の楽曲|ラバウル海軍航空隊}}
{{出典の明記|date=2014年12月31日 (水) 18:41 (UTC)}}
'''ラバウル小唄'''(ラバウルこうた)は、日本の[[戦時歌謡]]である。作詞:[[若杉雄三郎]]、作曲:[[島口駒夫]]。[[1945年]]発売
 
作詞:[[若杉雄三郎]]、作曲:[[島口駒夫]]。[[1945年]]発売。
 
==概要==
この歌は、元々[[1940年]]に[[JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント|ビクター]]より発売された「南洋航路」(作詞作曲は同じ人物、歌:[[新田八郎]])が元歌である<ref name="kayo">LPレコード『懐かしのメロデー 日本歌謡史 第10集 昭和16年〜18年』([[国際情報社]])付属[[ライナーノーツ]]、18-19頁。(同ページの著者は[[森一也]])</ref>。
 
歌詞に[[太平洋戦争]]の[[大日本帝国海軍|日本海軍]]の拠点であった[[ラバウル]]の地名が入っていたこともあり、南方から撤退する兵士たちによって好んで歌われ、復員後に広めらた。このため、戦争末期の日本で、[[レコード]]としてでなく、先に[[俗謡]]として流行した。
このため、戦争末期に日本で流行したため、[[レコード]]として広まったというより、兵士たちが広めたといえる。
 
また、[[1948年]]に同じメロディの「さらば港よ」<ref name="kayo" />が[[ユニバーサルミュージック (日本)|ポリドール]]より[[青山一郎]]の歌で発売されている。こちらは編曲者が[[森山哲]]となっている。
19 ⟶ 17行目:
 
==その他==
よく「[[ラバウル海軍航空隊]]」と間違われることがあるが、全くの別物で、「ラバウル海軍航空隊」が[[ラバウル航空隊]]を歌ったものであるのに対し、「ラバウル小唄」は海の男や、ラバウルへの船旅のことを歌ったものだと言える。
 
なお、[[台湾]]の日本軍歌DVDでは、どちらとも[[三鷹淳]]によってカバーされたものが存在するが、映像はほとんどが[[大日本帝国陸軍|陸軍]]機か[[特別攻撃隊|特攻隊]]のものであり、ラバウル航空隊とは全く異なるものになってしまっている。
29 ⟶ 27行目:
 
==関連項目==
*[[さらばラバウル]] - 1954年[[東宝]]製作の映画。題名はこの歌からとられている。
*[[ラバウル航空隊]]
*[[さらばラバウル]] 1954年[[東宝]]製作の映画。題名はこの歌からとられている。
*[[サイパン小唄]]