「ソニーカード」の版間の差分

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==概要==
[[ソニーファイナンスインターナショナル]](SFI)の事業整理の一環として、[[2011年]][[5月1日]]付けで同社の[[プロパーカード]]である「ソニーカード(2Sony Card(2代目・旧:My Sony Card)」事業をソニー銀行へ譲渡。これにより従来の信販系(狭義には電機メーカー系)から銀行直接発行のクレジットカードへ転換し「ソニーカード(3Sony Card(3代目)」として再スタートを切った。2代目の事業インフラをそのまま引き継ぎ、[[三井住友カード]]のVISA発行ライセンスを使用して運営しているが、SFIから提携カード事業を譲受した[[ゴールドポイントマーケティング]]同様に発行会社として[[VJA]]には加盟していない。
 
2013年9月にソニー銀行は「ソニーカード(3Sony Card(3代目)」の新規入会を取りやめると共に2014年5月31日を以てサービスを終了する旨を発表。2014年2月1日より三井住友カードが発行会社となるソニー銀行との[[提携カード]]「ソニーカード クラシック/ゴールド(4代目)」が募集・発行開始されている。
 
==変遷==
===初代「Sony Card」(ハウスカード)===
'''Sony Card'''は、SFIにより1983年からソニー特約店の顧客向けに発行を開始したクレジットカードで、[[ソニーショップ]]やソニー特約店<ref>現在の[[ソニーマーケティング]]と特約店契約を結んでいる[[ソニーショップ]]・法人向けの販売会社を指す。</ref>でのショッピングのみ使える[[ハウスカード]]であった。俗に'''特約店カード'''とも言われた。
*1991年頃までに、およそ100万枚発行したとされる。後年、限度額利用可能枠が100万円の「Sony Gold Card(ソニーゴールドカード)」も募集・発行された。2009年11月に取り扱いを終了、既存会員は強制退会となった。
 
===ソニーカードエンタテイメント===
'''Sony Card Entertainment'''は、[[ユーシーカード|UCカード]]・[[ディーシーカード|DCカード]](現:[[三菱UFJニコス]])・[[ミリオンカード]](現在の[[MUFGカード]]:三菱UFJニコス)の提携3社何れかのカード(国際ブランドは[[VISA]]及び[[マスターカード|MasterCard]])にソニーカード(ハウスカード)を一体化した'''[[提携カード#スイッチカード|スイッチカード]]'''であり、[[1992年]]12月から募集・発行を開始した。その後[[ジェーシービー|JCB]]提携カードも発行されている。
*電機メーカー系信販会社の中で国際ブランドの付いた汎用クレジットカードを発行したのは日立クレジット(現在の[[三菱HCキャピタル]])に次いで2番目であった。
*スイッチカードとして提携カード会社のプロパー(一般)カードと同等のサービスが利用できるほかに、独自の特典としてソニー特約店で購入したソニー製品(除外製品あり)のメーカー保証が通常1年間のところ5年間保証となる「修理保証サービス」と、購入日から1年以内に破損・火災・盗難などに遭った場合に修理費あるいは購入金額を支払う動産保険制度「ソニープロダクツセキュリティ」が付帯されているのが特徴であった。なお、このうち修理保証サービスについては[[2009年]][[3月]]を以って終了、カードの新規募集も2010年3月までに終了している。
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===Sony Card Gold===
2005年からはMy Sony Cardのゴールドカード版として「'''Sony Card Gold'''」が登場。一通りのカードサービスの他、いわゆる「ソニーファン」向けに[[銀座ソニービル]]などで会員限定の展示会参加などの特典があった。
*'''2009年8月31日に新規募集を停止し、2010年6月30日を以て利用を停止した。'''(22代目)SonySony Cardへの移行は行われず、継続したい場合は任意で新規申し込みする必要が生じた。カードのデザインは先の2001年にプレス報道発表したSonyCardSony Cardとゴールドカラーであること以外はほぼ同一である。
 
=== 2代目「Sony Card」===
2007年4月2日より「'''My Sony Card'''」は黒色デザインの「'''Sony Card'''」にリニューアルした。名称だけの変更ではなく、前年度1回以上([[Edy]]チャージを除く)の利用がない場合、年会費21002,100円がかかるようになったなど細部に変更点がある。
*'''2009年8月31日に新規募集を停止し、2010年6月30日を以てこの当代Sony Cardのサービス終了。2010年5月31日までに会員番号を改めた3代目Sony Cardが更新発行される事になった'''が、利用状況によっては審査の結果更新されず、6月30日を以て退会扱いとなるケースも存在した。
 
=== 2通貨決済機能付きSony Card ===
2008年10月より[[ソニー銀行]]の[[円貨]][[普通預金]]口座と[[アメリカドル|米ドル]]建て[[外貨預金|外貨普通預金]]口座保有の20歳以上の者を対象に募集が開始された。
 
*基本的な機能はSony Cardと共通であるが、日本円及び日本円に換算される米ドル以外外貨建利用分は日本円に換算されて引き落とし日に円預金口座から支払われ、米ドルの利用分はそのまま米ドル外貨普通預金口座から引き落とし日に支払が行われる<ref>米ドル残高が不足した場合には所定のプロセスを経て円口座から充当。詳しくは[http://moneykit.net/visitor/dualcurrency/ ソニー銀行のサイト]を参照。</ref>という、ユニークな機能を持つ。「[[シティカードジャパン|シティ・ドルカード]]」(現在は新規募集停止終了)など、全ての代金を米ドル外貨普通預金口座で支払うカードは日本国内での利用が制限される場合があるが、本商品券種は通常のSony Cardと同様に利用可能。年会費は52505,250円。2代目Sony Cardと異なり、更新審査をせずそのまま継続されたが、2010年6月を以て、搭載されているeLIOとキャッシングが廃止され使用不可となっている。また、リニューアル以降の更新分及び新規発行分のカードデザインは現行3代目Sony Cardに準ずるものへ変更されてい
 
=== 3代目「Sony Card」===
2010年5月より発行開始(一時新規募集を停止、同年8月頃から再開)。この版当代及び2通貨決済機能付きタイプがソニー銀行へ引き継がれている
*カードデザインはそのままで背景色が従来の黒から[[エメラルド]]グリーン色に変更され、植物を原料としたプラスチック素材が使われている。基本的なクレジットカード機能及びEdy機能は[[#旧Sony Card(My Sonyカード)|旧2代目Sony Card]]と変わりはないが、[[キャッシング]]・eLIO機能<ref>このロゴマークの廃止により、カードフェイス上はVISA単独機能となった。</ref>・ゴールドカードが廃止され、利用状況に関わらず一律で年会費(本会員13121,312円、家族会員420円)の徴収が行われるようになった。
*'''この版当代及び2通貨決済機能付タイプとも2013年7月29日に新規募集を停止し、2014年5月31日を以てサービス終了。'''
 
=== ソニーカード クラシック/ゴールド(4代目)===
2014年2月より発行開始。[[三井住友カード]]が発行元となるソニー銀行の提携カードであり、入会審査・請求・問い合わせ窓口(FOR YOUデスク)・会員サービス(Vpass)など、三井住友カードによる提供となっており、同社の提携カードとして「マイ・ペイすリボ」による年会費割引や三井住友カード[[iD (クレジット決済サービス)|iD]]の利用も可能。
* カードデザインは先代そのままで背景色が金色(ゴールド)・)又はややグレー灰色がかったラメ入りの白色(クラシック)に変更しており、ゴールドカードが復活している。
* ソニーグループの特典として、[[ソニーストア]]や[[ソニービル]]での割引は提供されているが、先代にあったSo-net利用割引や2通貨決済機能は、ゴールド・クラシック共に提供されない。ポイントについては、三井住友カードのワールドプレゼント(現:Vポイント)が適用となり、会員の任意で、ソニーポイントや他の景品へ交換することが可能である。
 
==提携カード==