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ただし、雄に陰茎があっても雌に膣があるとは限らない。たとえば昆虫の[[ナンキンムシ]]では雄はペニスを使い、雌の体表を突き破って精子を送り込む。逆に、陰茎が無くて膣を有する例もある。[[クモ]]類では雄の生殖口には特に構造が無く、雌体内への精子注入の装置は触肢にある([[触肢器官]])。そこには精子を注入する針状の構造があり、それを受け入れる雌性生殖器官の部分はやはり膣と呼ばれる。
 
===脊椎動物の場合===
[[哺乳類]]では[[雌|メス]]の[[子宮]]から体外に通じる管状の[[器官]]であり、[[生殖器|交接器]]と産道を兼ねる。また、膣の開口部([[膣口]])は、[[外陰部]]に位置する。[[鳥類]]やいくつかの[[爬虫類]]および[[単孔類]]など一部の[[哺乳類]]における膣は、[[総排出腔]](=総排泄腔)であり、[[昆虫]]、[[無脊椎動物]]においては、[[卵管]](=輸卵管)の末端部である。
=== 役割 ===
膣の役割は以下のものがある。
* [[卵巣]]や[[子宮]]、膣自体などの[[内性器]]からの[[分泌物]]や、[[月経]]による[[血液]]などを、体外に排出する道を提供する。
* [[交尾]]([[性行為|性交]])で雄([[男性]])の[[陰茎]]を受け入れ、締め付けて[[性的快感]]を与え[[射精]]を促し、その[[生殖細胞]]([[精子]])を[[卵細胞]]([[卵子]])へと導き、[[受精]]を実現させる。
* [[出産]]時、[[胎児]]を[[子宮]]から母体外へ運んでいく経路、すなわち産道を提供する。
==== 処女膜 ====
{{main|処女膜}}
陰門より奥側、ヒトでは[[尿道口]]の下側に[[処女膜]] (''Hymen'') がある。哺乳動物では[[モルモット]]、[[ゾウ]]、[[ネズミ|鼠]]、[[ハクジラ]]、[[アザラシ]]、[[ジュゴン]]、[[キツネザル]]などにある。処女膜の役目は、「未成熟な内性器を細菌などから守るものだ」など諸説あるがはっきりしていない。処女膜には小さな穴が開いており、生理などの時、[[下り物]]を排出する際にその小さな穴を通り排出される。
 
==ヒトにおける膣==
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''Vagina'' は[[ラテン語]]で[[剣]]の[[鞘]]や植物の[[葉鞘]]、[[子房]]といった鞘状の構造一般を意味する vāgīna(ワーギーナ)に由来し、[[解剖学]]では膣を含めた'''鞘'''([[さや]])(包膜、包被としての役目を担っている構造)を意味する。膣粘膜は、''vagina mucosa''と呼ぶ。
 
== 役割 ==
膣の役割は以下のものがある。
* [[卵巣]]や[[子宮]]、膣自体などの[[内性器]]からの[[分泌物]]や、[[月経]]による[[血液]]などを、体外に排出する道を提供する。
* [[交尾]]([[性行為|性交]])で雄([[男性]])の[[陰茎]]を受け入れ、締め付けて[[性的快感]]を与え[[射精]]を促し、その[[生殖細胞]]([[精子]])を[[卵細胞]]([[卵子]])へと導き、[[受精]]を実現させる。
* [[出産]]時、[[胎児]]を[[子宮]]から母体外へ運んでいく経路、すなわち産道を提供する。
 
== 処女膜 ==
{{main|処女膜}}
陰門より奥側、ヒトでは[[尿道口]]の下側に[[処女膜]] (''Hymen'') がある。哺乳動物では[[モルモット]]、[[ゾウ]]、[[ネズミ|鼠]]、[[ハクジラ]]、[[アザラシ]]、[[ジュゴン]]、[[キツネザル]]などにある。処女膜の役目は、「未成熟な内性器を細菌などから守るものだ」など諸説あるがはっきりしていない。処女膜には小さな穴が開いており、生理などの時、[[下り物]]を排出する際にその小さな穴を通り排出される。
 
== 参考文献 ==