「ヘッジファンド」の版間の差分

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ディレクショナル戦略において、ヘッジファンドは市場の動き、トレンドや不一致を察知して世界中の株を選ぶ。コンピュータのモデルを使う場合とファンド・マネージャーが自ら株選びに加わる場合がある。この戦略はマーケット・ニュートラル戦略と比べて市場の変動に影響される恐れが大きい<ref name="Connor">{{cite web |url = https://www.iam.uk.com/Portals/0/pdf/lse-publications/An-Introduction-to-Hedge-Fund-Strategies.pdf|title = An Introduction to Hedge Fund Strategy|first1 = Gregory|last1 = Connor|first2 = Teo|last2 = Lasarte|work = The London School of Economics and Political Science|publisher = International Asset Management Ltd.|accessdate = 17 March 2011}}</ref><ref name="Coggan" />。ディレクショナル戦略の一例として{{仮リンク|ロング・ショート・エクイティ|en|Long/short equity}}という戦略があり、これは株の{{仮リンク|ロング (金融)|en|Long (finance)|label=ロング}}・ポジションを株の[[空売り]]や株価指数の[[オプション取引|オプション]]でヘッジするという戦略である。
 
ディレクショナル戦略をさらに細かく分類すると、中国やインドなどの[[新興国]]市場に集中して投資する「[[エマージング・マーケット]]」戦略<ref name="wavetheory_2010" />{{rp|351}}やヘルスケア、バイオテクノロジーなど株式市場全般より成長寄りとされる特定の[[産業]]に投資する「[[成長株|ファンダメンタル・グロース]]」({{lang|en|Fundamental growth}}) 、株価が会社の価値と比べて低い会社に投資する「ファンダメンタル・バリュー」({{lang|en|Fundamental value}})<ref name="wavetheory_2010" />{{rp|344}}、トレーディングに計量的手法や{{仮リンク|金融信号処理|en|Financial signal processing}}を取り入れた「クオンティテーティブ・ディレクショナル」({{lang|en|Quantitative directional}})<ref name="wavetheory_2010" />{{rp|345}}、株価の下落を利用して空売りで利益を得る「ショート・バイアス」({{lang|en|Short bias}})などがある<ref>{{cite book |title=Create Your Own ETF Hedge Fund |first=David |last=Fry |year=2008 |publisher=John Wiley & Sons |location= |isbn= 0-470-13895-5 |page=68}}</ref>。
 
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