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この時期は、ピラーレス/ピラード両形式のハードトップ車が市場に出ていた。メーカーにより傾向があり、4ドアのピラーレス・ハードトップは主に日産が好んで採用したのをはじめ、トヨタではカリーナED/[[トヨタ・コロナEXiV|コロナEXiV]]、[[マツダ]]では[[マツダ・ペルソナ|ペルソナ]]/[[マツダ・ユーノス300|ユーノス300]]にも採用した。ピラード・ハードトップはトヨタ(カリーナED/コロナEXiVを除く)・マツダ(ペルソナ/ユーノス300を除く)・[[本田技研工業|ホンダ]]・[[三菱自動車工業|三菱]]が積極的に採用した。また、トヨタとマツダはピラーレス/ピラード両形式のハードトップ車が存在する自動車メーカーであった。
 
しかし、ピラーレス・ハードトップ車が安全面で十分な対応をするには、前述のとおり大きなコストアップが必要である。そのため、それを避けたいメーカーの思惑から徐々にピラード・ハードトップや4ドアセダンへと移行し、[[1993年]]の[[日産・ローレル|ローレル]](1月)、カリーナED/コロナEXiV(10月)のフルモデルチェンジをもって、日本車におけるピラーレス・ハードトップ車は完全に消滅した。ピラーレス・ハードトップからピラード・ハードトップへの移行を行った車種は、他に[[日産・セドリック|セドリック]]、[[日産・グロリア|グロリア]]、[[日産・ブルーバード|ブルーバード]]などである。また、ピラード・ハードトップ/サッシュレスドアから4ドアセダンへの移行を行った車種は[[トヨタ・クレスタ|クレスタ]]、[[トヨタ・クラウン|クラウン]]、[[トヨタ・マークII|マークII]]、[[日産・スカイライン|スカイライン]]、[[ホンダ・インスパイア|インスパイア]]、[[ホンダ・セイバー|セイバー]]、[[スバル・レガシィ|レガシィB4]](旧・レガシィセダン))、[[スバル・インプレッサ|インプレッサアネシス/WRX]](旧・インプレッサセダン。後に前者はインプレッサG4に改称、後者はWRXとしてインプレッサシリーズから独立)などである。ただし、[[日産・シーマ|シーマ]]はピラーレス・ハードトップから4ドアセダンへの移行を行った唯一の車種である。軽自動車では2代目[[ダイハツ・オプティ]]が唯一の4ドアピラードハードトップであった。
 
欧米でも、かつて大[[流行]]したアメリカ車を含め、ピラーレス・ハードトップはほとんど見られない。オープンカーや一部のショーモデル・[[コンセプトカー]]を除けば、現在では[[#由来|上記車種]]のような高級クーペに採用されるのみである。