「北北西に進路を取れ」の版間の差分

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[[File:North by Northwest movie trailer screenshot (38).jpg|thumb|200px|予告編から]]
『'''北北西に進路を取れ'''』(ほくほくせいにしんろをとれ、原題: ''North by Northwest'')は、[[1959年]]製作の[[アメリカ合衆国の映画]]。監督は[[アルフレッド・ヒッチコック]]、脚本は[[アーネスト・レーマン]]、主演は[[ケーリー・グラント]]。タイトル・シーケンスは[[ソール・バス]]によるもので、[[キネティック・タイポグラフィ]]を本格的に使用した最初の作品であるとみなされている<ref>{{cite web|title=The Kinetic Typography Engine|author=Johnny C. Lee, Jodi Forlizzi, and Scott E. Hudson|publisher=[[カーネギー・メロン大学|Carnegie Mellon University]]|url=http://www.cs.cmu.edu/~johnny/kt/dist/files/Kinetic_Typography.pdf|accessdate=2012-05-11|format=PDF}}</ref>。製作会社は[[メトロ・ゴールドウィン・メイヤー]]。[[テクニカラー]]、[[ビスタビジョン]]作品。
 
== 題名 ==
* North by NorthWest という方位は現実には存在しない。全周を32方位に分割した時の[[方位]]の呼び方<ref> [[羅針方位#羅針方位]]を参照</ref><ref>[[:en:Points of the compass#32 cardinal points]]を参照</ref>では、北北西(北からの角度・中間値337.5°)は、North-NorthWest(NNW) である。北西微西(同303.75°)は NorthWest by West(NWbW)、北西微北(同326.25°)は NorthWest by North(NWbN)、北微西(同348.75°)は North by West(NbW)である。
 
ヒッチコック自身も[[ピーター・ボグダノヴィッチ]]によるインタビューの中で「『[[三十九夜]]』のアメリカ版を撮ろうとずっと考えていた。一種のファンタジーだ。タイトルがこの映画の全体を象徴している …コンパスには“north by northwest” などというものは存在しない。自由な抽象芸術に近いことを映画製作でやろうとすると、思うままにファンタジーを用いることになる。それこそ私が扱っている分野だ。私は現実の一面を扱うようなことはしない。」と語っている<ref>{{cite web|title=Peter Bogdanovich Interviews Alfred Hitchcock The legendary interview from 1963|author=Peter Bogdanovich|accessdate=2013年8月26日|url=
https://www.zakka.dk/euroscreenwriters/interviews/alfred_hitchcock.htm}} North By Northwest (1959)の項 "It's a fantasy. The whole film is epitomized in the title--there is no such thing as north-by-northwest on the compass."</ref>。
 
* [[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]の『[[ハムレット]]』第2幕第2場のハムレットの台詞 “I am but mad north-north-west;when the wind is southerly, I know a hawk from a handsaw” (私は北北西の風の時に限って理性を失ってしまう。南風の時には判断力があるのだ)に由来しているという説がある<ref>トリュフォー『映画術』(1981年版)、265-266頁</ref>
 
* 教授とソーンヒルが利用したのは[[ノースウエスト航空]]であり、{{要出典|範囲=この題名は「ノースウエスト航空で北へ」と解釈することもできる|date=2015年9月}}。
 
== あらすじ ==
 
* [[ジェームズ・ステュアート (俳優)|ジェームズ・ステュアート]]はソーンヒル役を熱望していたが、ヒッチコックは婉曲に断ったという<ref>{{cite web|title=Winner by a Nose: Eva Marie Saint Remembers North by Northwest|author=Irv Slifkin|accessdate=2013年8月26日|url=http://www.moviefanfare.com/north-by-northwest/}}</ref>。ヒッチコックは、『[[めまい (映画)|めまい]]』がヒットしなかったのはジェームズ・ステュアートがラヴ・ストーリーを演じるには年を取りすぎていたからと考えていたようで、『北北西に進路を取れ』はスパイ・アクション映画ではあるが、ラヴ・ストーリーが大きな位置を占めているため、ジェームズ・ステュアートよりも若々しいケイリー・グラントを選んだのだろうと[[トリュフォー]]は推察している<ref>『映画術』(1981年版)、265頁</ref>。
 
== 原題 North by Northwest について ==
* North by NorthWest という方位は現実には存在しない。全周を32方位に分割した時の[[方位]]の呼び方<ref> [[羅針方位#羅針方位]]を参照</ref><ref>[[:en:Points of the compass#32 cardinal points]]を参照</ref>では、北北西(北からの角度・中間値337.5°)は、North-NorthWest(NNW) である。北西微西(同303.75°)は NorthWest by West(NWbW)、北西微北(同326.25°)は NorthWest by North(NWbN)、北微西(同348.75°)は North by West(NbW)である。
 
ヒッチコック自身も[[ピーター・ボグダノヴィッチ]]によるインタビューの中で「『[[三十九夜]]』のアメリカ版を撮ろうとずっと考えていた。一種のファンタジーだ。タイトルがこの映画の全体を象徴している …コンパスには“north by northwest” などというものは存在しない。自由な抽象芸術に近いことを映画製作でやろうとすると、思うままにファンタジーを用いることになる。それこそ私が扱っている分野だ。私は現実の一面を扱うようなことはしない。」と語っている<ref>{{cite web|title=Peter Bogdanovich Interviews Alfred Hitchcock The legendary interview from 1963|author=Peter Bogdanovich|accessdate=2013年8月26日|url=
https://www.zakka.dk/euroscreenwriters/interviews/alfred_hitchcock.htm}} North By Northwest (1959)の項 "It's a fantasy. The whole film is epitomized in the title--there is no such thing as north-by-northwest on the compass."</ref>。
 
* [[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]の『[[ハムレット]]』第2幕第2場のハムレットの台詞 “I am but mad north-north-west;when the wind is southerly, I know a hawk from a handsaw” (私は北北西の風の時に限って理性を失ってしまう。南風の時には判断力があるのだ)に由来しているという説がある<ref>トリュフォー『映画術』(1981年版)、265-266頁</ref>
 
* 教授とソーンヒルが利用したのは[[ノースウエスト航空]]であり、{{要出典|範囲=この題名は「ノースウエスト航空で北へ」と解釈することもできる|date=2015年9月}}。
 
== 参考文献 ==