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[[3月28日]]、山口は「サカナLOCK!」でアルバムの発売日をおよそ2ヶ月延期する事を発表した<ref group="SOL" name="SOL_20190328" />。延期の主な要因は山口が「忘れられないの」の歌詞を完成できなかった為であり、このことで山口は他のメンバーに意思共有の方法などに関して厳しく意見されたという{{sfn|有泉智子|2019|p=42}}。
 
山口は「忘れられないの」最終的に完成させた日のエピソードを幾つかの場所で語っている。山口が「忘れられないの」の歌詞執筆の休憩中にお茶を淹れたところ茶柱が立っている事に気づき、その日のうちに歌詞を書き終えることが出来たという<ref name="FY_20190707" />。また、この経験を元に急遽制作されアルバムに収録された楽曲が「茶柱」である<ref name="NFmember_TEAGARDEN" />。ちなみに、この時飲んでいた緑茶はGEN GEN ANのものであり、以降バンドとは何度かコンテンツを共に制作している<ref name="NFmember_TEAGARDEN" />。
 
[[2019年]][[6月19日]]、前作『sakanaction』から実に6年3ヶ月という期間を経て7th Album『834.194』がリリースされた<ref name="Mnat_325855" />。
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| references =
}}
アルバム全体のコンセプトは「作為性と無作為性」{{sfn|篠崎賢太郎|2019|p=22}}または「札幌と東京」{{sfn|有泉智子|2019|p=29}}であり、タイトルの『834.194』は、サカナクションが札幌時代に活動拠点としていた「スタジオ・ビーポップ」と、現在レコーディングの際に使用している東京の「[[青葉台スタジオ]]」を直線で結んだ距離(834.194km)に由来する<ref name="SONGS_503" />。各ディスクタイトルもこれらのスタジオに由来しており、DISC 1のタイトル「35 [tel:38&#x20;52&#x20;9000 38 52 9000] / [tel:139&#x20;41&#x20;39 139 41 39] 3000」は青葉台スタジオ、DISC 2のタイトル「43 [tel:03&#x20;18&#x20;9000 03 18 9000] / [tel:141&#x20;19&#x20;17 141 19 17] 5000」はスタジオ・ビーポップの座標と一致しいる。このことからサカナクションのメンバーはそれぞれのディスクを「東京盤(DISC 1)」「札幌盤(DISC 2)」とも呼称している{{sfn|有泉智子|2019|p=29}}。
 
また、アルバムタイトルの公式な読みは数字を一文字ずつ読んだ「はちさんよんいちきゅうよん」であるが、メンバーは「やみよいくよ(闇夜行くよ)」と読んでいる<ref group="SOL" name="SOL_20190307" />。ただしあくまでタイトルの由来は上記の通りであり、「闇夜行くよ」とも読めることに関しては山口は「偶然こうなった」と語っている<ref group="SOL" name="SOL_20190307" />。
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今作は収録曲をDISC 1とDISC 2に分けており、それぞれのディスクで音楽性が異なっている。DISC 1はポップでアッパーかつダンスミュージックの要素が多くを占めるのに対しDISC 2はノスタルジックでディープかつアナログな印象を感じさせる{{sfn|有泉智子|2019|p=29}}<ref name="mikiki_22118" />。
 
=== DISC 1「35 [tel:38&#x20;52&#x20;9000 38 52 9000] / [tel:139&#x20;41&#x20;39 139 41 39] 3000」 ===
冒頭の「忘れられないの」はAORが取り入れられており<ref group="SOL" name="SOL_20190621" />、このような楽曲を制作できるようになったのは2016年ごろに設立したバンドのプライベートスタジオで繰り返し演奏を研究してきたからとメンバーは語っている{{sfn|有泉智子|2019|p=39}}。2曲目の「マッチとピーナッツ」のコンセプトはマッチとピーナッツ山口いわく[[ビージーズ]]・[[ジュディ・オング]](メロディ)および[[つげ義春]](歌詞)をイメージしている{{sfn|有泉智子|2019|p=41}}。全編にわたって音が鳴っているシンセサイザーの音は[[モーグ・シンセサイザー#ミニモーグ|ミニモーグ]]が使用されている。3曲目からは「陽炎」「多分、風。」「新宝島」とアッパーが曲が連続し、「モス」でピークを迎える。メンバーの間での「モス」のイメージは[[トーキング・ヘッズ]]、[[山本リンダ]]、90年代から2000年代のUKロック、[[C-C-B]]を1:1:1:1で混ぜたものとしている<ref group="SOL" name="SOL_20190621" />。またこの曲のベースには[[ヘフナー・500-1]]([[1962年]]製)が使用されており{{sfn|中村健吾|2019|p=30}}、ライブパフォーマンスにおいても同じものが使用されている<ref name="Live_SQ2019_moth" /><ref name="Live_moth" />。7曲目の「[[新宝島 (曲)|「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」]]」は2015年の草刈の産休中に制作された曲であり、エレキベースは全て岩寺によるテイクが使用されている{{sfn|中村健吾|2019|p=26}}<ref group="SOL" name="SOL_20151015" />。この点からサカナクションの歴史における重要な曲であるとして今作に収録された{{sfn|サカナクション|2020|}}。8曲目「ユリイカ(Shotaro Aoyama Remix)」はバンド9枚目のシングルの表題曲「ユリイカ」を東京出身のアーティストである青山翔太郎によってインスト的に{{sfn|有泉智子|2019|p=29}}リミックスされた楽曲である。9曲目の「セプテンバー -東京 version-」は山口が10代の頃に一人で制作した曲を現在のサカナクションの音楽性に合わせてリアレンジされている<ref name="rockinon_int_187290" />。
 
=== DISC 2「43 [tel:03&#x20;18&#x20;9000 03 18 9000] / [tel:141&#x20;19&#x20;17 141 19 17] 5000」 ===
{{試聴
|filename = Time_Signal.ogg