「CUFFS 〜傷だらけの地図〜」の版間の差分

編集の要約なし
(書誌情報追加など)
タグ: サイズの大幅な増減
編集の要約なし
== 登場人物 ==
=== 主人公、家族、親友 ===
; 久宝龍二(沢渡憂作)()(くぼう りゅうじ)
:本作品の主人公。[[享年]]35(連載開始時)。
: 若い頃から多くの悪行を重ね、気がつけば街で一番恐れられたチンピラとなっていたが、ある日ヤクザと喧嘩になり、ピストルで頭を撃ち抜かれ死んでしまう。しかし、神のいたずらか、龍二の魂は同じ日にイジメに耐え切れずに自殺した自分の息子、沢渡憂作の体に乗り移ってしまい、第二の人生を歩み始めることになる。
: 男死利祭が終わったあとは、自分自身の闇からの問いかけに応じ、今まで顧みることの無かった「憂作の心」と向き合う、そして、GATギャングの伊武との戦いの際、一酸化炭素中毒で薄れ行く意識の中で、沢渡憂作として数々の戦いや交流を経て、今まで顧みることの無かった「人の心」、さらには自分が原因で孤独な人生のまま生涯を閉じた息子の悲しみや無念さ、そして自分が転生した本当の理由を悟り、かつての贖罪と、常に憂作の側に居るという誓いを胸に九死に一生を得て生還を果たす。その後、幾つかの事件で先送りになっていた、カナダに旅立ってゆく。当初、笠原が行く筈だった世界を見てみたいという理由からだったが、「憂作の心」と向き合い、生まれ変わった意味を悟った後は、憂作に世界を見せてやりたいという思いから世界中を旅する事となった。また、再婚した涼子たちの新婚生活を邪魔したくないという思いもあった。渡加から2年後、カナダでヒデと再会した所で物語は終わる。ヘビースモーカーであり、龍二時代はラッキーストライクを、憂作時代はマイルドセブンを愛飲している。なお、他者の紹介に登場する憂作は全て「龍二の魂が乗り移った後の憂作」のこと。
 
; 沢渡憂作(転生前)()(さわたり ゆうさく)
: 龍二と涼子の間にできた子供。父親の龍二が原因で子供の頃から虐められていた気の弱い少年であったが、自殺を図った時に拳銃で殺された父親の魂が乗り移ってしまう。その後、男死利祭り後に「龍二自身の心の闇」が憂作の姿を借りて現れるようになる。
 
; 沢渡涼子(さわたり りょうこ)
: 龍二の妻にして、憂作の母親。お人好しで家事が上手である。憂作に龍二の魂が乗り移った事に全く気づいていない。女手ひとつで憂作を育てたり、[[ヤクザ]]の脅しに屈しなかったりという心の強い一面も持っているが、悪い意味で「子離れ出来ない母親」であり、憂作に依存している。ドラゴンズ編で出て行った憂作に食事をせず過ごし、生きる意味を失ったことも。しかし、ハルオの言葉で憂作の人生を考えるようになる。よく[[不良行為少年|不良]]やチンピラ、[[ヤクザ]]に襲われる。
: 最終章では憂作が家を出た後に龍二の元・舎弟の警官、内藤浩徳と再婚して娘の憂菜を産む。
; 内藤憂菜(ないとう ゆうな)
: 内藤浩徳と涼子との間に生まれた子供。
; 久宝翔二(くほう しょうじ)
: 龍二の弟。涼子に惚れており、涼子と結婚をするために銃の密売で金を手に入れようとしていた。銃の密売取引の相手・広峰に謀られ殺されそうになるが、憂作によって助けられる。憂作と一緒に広峰にさらわれた涼子を助けるが、最後は自らの行為で涼子たちを危険な目に合わせた責任を取るために警察に出頭する。
; 平松誠治(ひらまつ せいじ)
: 龍二の親友。ヤクザの銃の仲介人をやっていたことがきっかけになり最期は責任を取らされヤクザに殺されてしまう。カジノキングを開くことを夢にしていた。史奈という子供がいる。キャメルを愛飲していた。
; 平松史奈(ひらまつ ふみな)
: 誠治の愛娘。物語中盤に登場。龍二と彼女の父親の誠治が二人で作った誠龍会(後のドラゴン会)が小松大工業のイナーキによって乗っ取られたため、誠龍会を取り返すべく憂作に近づく。
: 美貌とは裏腹に抜群のファイトセンスを誇り、達川町の不良達を次々と沈めていった(O次郎との戦いでは、一目惚れされる)。
: 誠龍会の看板をめぐったドラゴンズとの戦いでは、イナーキによって肋骨等を数ヶ所骨折したにもかかわらず、茂村信一と互角の戦いぶりを見せた。誠龍会の看板を取り戻した後は絶縁状態だった母親の元へ帰っていった。
; 沢渡琢郎(さわたり たくろう)
: 沢渡涼子の父親。琢郎ラーメンを経営している。幼少の頃から少林寺拳法を習っており、その実力は若かりし頃の龍二では到底相手にならないほどであった。年齢による衰えでその頃に比べると実力は若干劣ってはいるものの、相変わらずで、そこらのヤクザを簡単に倒してしまうほど。
; 沢渡奈保子(さわたり なほこ)
: 沢渡涼子とは姉妹関係。涼子とは対照的に気の強い性格で、料理の才能があったことから、幼少の頃から琢郎にしごかれていた。それが原因で家を飛び出し、チンピラ・龍太郎と駆け落ちして大阪に移り住んでいた。しかし、龍太郎にとっては奈保子は単なる金づるでしかなく、それに気づいた奈保子は龍太郎から逃げるために琢郎の元に現れる。幼い頃の記憶から、琢郎を憎んでいたが、本心では救いを求めていた。最後は琢郎と憂作の協力によって龍太郎との決別に成功し、料理の腕を磨くため、琢郎の手引きで九州へと移り住んだ。別れの直前に琢郎とは和解している。
; 内藤浩徳(ないとう ひろのり)
: 警察官。高校の頃は先輩である龍二に憧れ、舎弟をしていたが、憂作(龍二)自身は一匹狼を自認していたので、勝手に慕ってくる押しかけ舎弟が多く居た事は覚えていたが、その中に内藤が居た事は憶えていなかった。後に改心して警察官になり、物語終盤では涼子と再婚し、娘を授かった。改心して警官になった今でも龍二のことを尊敬しているが、涼子を残して死んだことには憤りを感じている。舎弟時代のあだ名は「ナイナイ君」。
; ハルオ
; 笠原恵(かさはら めぐみ)
: 芝田学園一の秀才で、パープル・ヘイズというタバコを不良に売りつけられたことによって、BCMから執拗に狙われるハメになってしまう。BCMに襲われている所を憂作に助けられ、趣味が意外にもB級アクション映画鑑賞なところから、憂作と意気投合し次第に惹かれていく。憂作も"俺の女"と認めるくらい仲が進展するが、BCMを追放されたナイフ使いの世良に狙われ池に落ちたり豪雨の中を逃げ回ったりしたことで持病の白血病の病状が悪化。憂作の必死の頑張りもむなしく最後は憂作の手の中で帰らぬ人となってしまった。そのことが憂作がBCMとの全面戦争を決意するきっかけとなる。
; 宇田川(うだがわ)
: 憂作の幼馴染。最後まで名前が明らかになることはなかった。憂作からは「ウダ」と呼ばれる。昔は憂作と同じく虐められていたが、空手をはじめ様々な格闘技を習い虐めっ子と戦うようになった。そのため、宇田川への虐めはなくなったが、憂作への虐めがますますエスカレートしてしまい、そのことをずっと気にかけていた。何者かまでは判明できなかったが、憂作が別人であると初めて気付いた人物。
: 第二章では同じく幼馴染の黒田有美と付き合っている。彼女の存在や受験が近づいたこともあり、不良や喧嘩といった世界から距離を取っていたが、BCMの勢力拡大の襲撃に巻き込まれる。男死利祭にも長瀬に挑発される形で参戦した。
; 黒田有美(くろだ ゆみ)
: 宇田川と同じく、憂作の幼馴染。憂作の豹変に違和感を覚え、憂作の体に龍二の魂が乗り移っていると突き止めた数少ない人物。両親の離婚をきっかけに一時期髪を染めるなど不良になってしまうが、タツコー編終了時に元の真面目な生徒に戻る。第一章半ばまでは憂作に好意をよせていたが、憂作の無責任な態度に怒りを見せ、恋人まで進展することはなかった。第二章では宇田川と付き合っている。
; 木本リョウ(きもと)
: 憂作を虐めていた不良の一人。憂作の体に龍二の魂が乗り移ってからは、すっかり立場が逆転してしまった。時代劇に出てくる越後屋のような人物で強い者には弱く、弱い者には強い男。男死利祭の時もなるべく喧嘩しないで乗り切ろうと思っていた。憂作につけられたあだ名は「キモ」。
; 新井(あらい)
: 憂作を虐めていた不良の一人。木本と同様、やはり立場が逆転し憂作から虐められる側になった。
; 新藤
: 芝田学園の卒業生でボクシングの使い手。憂作にやられた木本らにかたき討ちを依頼され、憂作と戦うが逆に返り討ちにされた。その後、後輩である長瀬に呼び出しを受け裏拳一発でのされた。かつて他校からの芝田狩りに終止符を打ったこともあり、後輩に対して面倒見のいい一面もある。
; 長瀬(ながせ)
: 憂作との喧嘩に敗れるまで芝田学園のトップだった男。"鉄人"という異名を持つ。「誠龍会」卒業試験「100人組み手」達成者であり、その証として左胸に「龍」の文字の刺青がある。一度、憂作に敗れ肩と右手を負傷する。2度目の登場時では、その怪我も癒えており新藤を裏拳一発でノックアウトさせる程の回復力をみせた。しかし、それでも両手を縛られボロボロの状態である憂作に敗れる。
: 2度目の戦いに敗れたのちに己を変えるためにアメリカへと旅立ったが、男死利祭の直前に街へと帰還した。
; 吉川ミノル(よしかわ)
: 憂作が留年した際のクラスメート。ゴリラ顔。留年した憂作を虐めようと田村彩子とともに画策するが、憂作には全く歯が立たなかったことをきっかけに憂作の舎弟になると決心したが相手にされないままだった。男死利祭にもメンツを守るため参戦し、終戦時には小比類巻と実力を認め合った。
; 田村彩子(たむら さいこ)
: 吉川ミノルとともに芝田で天下を取るつもりでいた。自分の誘いに全く乗ってこなかった憂作が気に入らないためちょっかいを出す。しかし、結局全て失敗に終わり、挙句の果てにクラスメイト全員を差し向けて憂作を家庭科室で襲わせるも返り討ちに遭い、自分だけ逃げた為に仲間たちに見限られた。その後、態度を翻して憂作に接するが全く相手にされないままだった。
; 若村(わかむら)
: 吉川ミノル、田村彩子のクラスの担任の女性教師。過去に虐められた経験を持つ。真面目で人のいい性格から吉川たちに虐められるが、憂作に助けられる。
; 笠原恵の父
 
=== GATギャング ===
[[エアガン]]やナイフを使って強盗などを行う集団。大半の人間がスキンヘッド。伊武をリーダーとしているが、伊武は警察に逮捕されておりしばらく不在であった。力丸のライブに乗り込みパープル・ヘイズの奪略をもくろんだが、返り討ちにされ失敗。その後あゆむを拉致して力丸と憂作を討とうとするが、それも失敗してしまう。男死利終了後、伊武の帰還で勢力を取り戻し憂作を再び襲うがまたもや返り討ちにされた。
 
; 伊武
=== ヤクザ・その他 ===
; 大崎建也(コマシのケンヤ)
: 通称コマケン。街でナンパした人妻を騙してホテルに連れ込み、[[アダルトビデオ]]に出演させる男優。背後に強力なヤクザがついている。龍二の居所がわかったと涼子を騙してホテルに連れ込んだところを、乗り込んで来た憂作によってぶちのめされた。
; 九鬼健一
: 王塚組の元若頭補佐。龍二の射殺が原因で王塚組を破門され、九鬼組を独立させ組長になった。王塚組に戻るための金を工面するため、組員を使って琢郎のラーメン屋を幾度も襲撃させた。最後は事務所に単身で乗り込んできた憂作と死闘を繰り広げ、二階から転落して頭蓋骨骨折の重傷を負った。
== 書誌情報 ==
=== CUFFS 〜傷だらけの地図〜 ===
* 東條仁 『CUFFS 〜傷だらけの地図〜』 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉、全32巻
*# 1997年5月19日発売<ref>{{Cite web|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?jdcn=08875510875510315501|title=CUFFS―カフス― 傷だらけの地図 集英社版 1|work=集英社S-MANGA|publisher=集英社|accessdate=2021-04-28}}</ref>、{{ISBN2|4-08-875510-3}}
*# 1997年8月20日発売<ref>{{Cite web|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?jdcn=08875551875510315501|title=CUFFS―カフス― 傷だらけの地図 集英社版 2|work=集英社S-MANGA|publisher=集英社|accessdate=2021-04-28}}</ref>、{{ISBN2|4-08-875551-0}}
 
=== CUFFS 〜傷だらけの街〜 ===
* 東條仁 『CUFFS 〜傷だらけの街〜』 日本文芸社〈ニチブンコミックス〉、既刊6巻(2021年4月28日現在)
*# 2015年8月29日発売<ref>{{Cite web|publisher=日本文芸社|url=https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b328696.html|title=CUFFSカフス-傷だらけの街- 1(単行本)|accessdate=2021-04-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-537-13328-8}}
*# 2016年4月18日発売<ref>{{Cite web|publisher=日本文芸社|url=https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b328792.html|title=CUFFSカフス-傷だらけの街- 2(単行本)|accessdate=2021-04-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-537-13431-5}}