「CUFFS 〜傷だらけの地図〜」の版間の差分

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=== 主人公、家族、親友 ===
; 久宝龍二(沢渡憂作)(くぼう りゅうじ)
:本作品の主人公。[[享年]]35(連載開始時)。
: 若い頃から多くの悪行を重ね、気がつけば街で一番恐れられたチンピラとなっていたが、ある日ヤクザと喧嘩になり、ピストルで頭を撃ち抜かれ死んでしまう。しかし、神のいたずらか、龍二の魂は同じ日にイジメに耐え切れずに自殺した自分の息子、沢渡憂作の体に乗り移ってしまい、第二の人生を歩み始めることになる。
: 龍二は息子・憂作の体で第二の人生を歩むことになり、今度こそ真面目に生きようと決意するが、結局は暴力以外の手段を根本的に模索しないために芝田学園のトップ・長瀬との戦いを始め、様々な喧嘩や戦いに巻き込まれ、その身を戦いの渦へと投じていくことになる。憂作の体格は当初は華奢なチビと言われていたが、数々の修羅場を潜った賜物か龍二の遺伝子か、筋肉質の逞しい体に成長して行く。母(妻)の涼子や笠原恵、龍二の因縁を除く人のために積極的に動いた事はない。ほとんど巻き込まれたか標的にされたか、自分の暴力欲求に基づいて目の前の騒動に飛び込むかであり、憂作の近親者だった芝田学園の友人には無関心であり、ドラゴンズ編でO次郎の急襲を受けた生徒たちには何の責任も罪悪も感じず、騒動を起こしながら巻き込まれる無関係な者へは顧みない無責任な人間である。第一章では敵の規模が小さく問題が表出化しなかったが、笠原恵との出会いは自分の生き様を痛感する事態となる。小松大工業高校(マツコー)最強の不良集団であるBCMの世良に狙われた笠原とお互いに惹かれ合っていったが、白血病を患っていた彼女は病状が進行し、巻き込まれた負傷で帰らぬ人となってしまう。笠原の死によって、BCMを憎悪するようになった憂作は復讐するため芝田学園からマツコーに転校する。マツコーに転校してからは同じくBCMを恨んでいる「ミン」こと南谷雅彦や初対面で気が合う仲になった「ヒデ」こと岸川秀人などと一緒に行動することが多くなる。また、門倉女子高校(モンジョ)3人組のかすみ、あゆむ、琴子との絆も強めていく。それに伴って仲間意識が薄く無責任だった憂作の心境も徐々に変化していく。ヒデや堀田に裏切られた時には激怒し"誰も信じられない"と言った心境にまで落ち込んだり(助けに来たミンをぶん殴り『俺に仲間はいねーよ』と吐き捨てるほどであった)、「これ以上十字架は背負いきれない」と笠原の死をいつまでも引きずる繊細な一面を見せていた(ただし、自分の暗黒面と向き合うのは終盤直前である)。
 
; 沢渡涼子(さわたり りょうこ)
: 龍二の妻にして、憂作の母親。お人好しで家事が上手である。憂作に龍二の魂が乗り移った事に全く気づいていない。女手ひとつで憂作を育てたり、[[ヤクザ]]の脅しに屈しなかったりという心の強い一面も持っているが、悪い意味で「子離れ出来ない母親」であり、憂作に依存している。ドラゴンズ編で出て行った憂作に食事をせず過ごし、生きる意味を失ったことも。しかし、ハルオの言葉で憂作の人生を考えるようになる。よく[[不良行為少年|不良]]やチンピラ、[[ヤクザ]]に襲われる。
: 最終章では憂作が家を出た後に龍二の元・舎弟の警官、内藤浩徳と再婚して娘の憂菜を産む。
; 内藤憂菜(ないとう ゆうな)
: 芝田狩りに乗じて有美を狙ったコギャル。憂作と対面した際は、憂作に遠慮なく顔面を殴られ川に落とされた。
; テツヤ
: 櫛渕高校の生徒。[[レストラン]]でアルバイトをしている。閉店後に店を仲間たちに溜まり場にされるのを不満に思っており、そのことを大久保に意見した直後、ワインの栓抜きを握った手で右頬を殴られた。
; 哲也
: 櫛渕高校の生徒(上記のテツヤとは別人)。椎名サトルの舎弟で、かなり粗悪な扱いを受けていた。ファンクラブができるほど女性からの人気は高いようである。イナーキ編では史奈から洞口の居所を力尽くで吐かされそうになるなど、見せ場が全くなかった。洞口や大久保、テル達とは特に親しくはないらしい。
; 轟史郎(鬼の轟)
: 通称"鬼の轟"。BCMの表向きのリーダー。クセの強いBCMのメンバー達を率いる男。まともに服を着ているシーンが無い。その実力はBCM内でも間違いなく最強であり、居崎麟太郎曰く「たとえ他のBCMメンバー全員で戦っても相打ちがいいところ」だという。圧倒的なパワー、スピードを誇り、目にも止まらぬ連続技を繰り出し相手を沈めてしまう姿は鬼そのもので、[[脇固め]]や[[ツームストーン・パイルドライバー]]のようなプロレス技も得意とする。憂作を3度に渡り苦しめた唯一の人物で、歴代の登場人物の中でも間違いなく最強ランクの強さを誇る。怒ると眼が真白になり、背中に彫っている鬼の刺青が赤く染まり、そうなったらもう何人たりとも止めることはできない。岸川一家の若頭だった父のミスで、岸川一家が壊滅寸前になったことがあり、そのせいで岸川兄弟には頭が上がらない。
: 第二章後半にかけて、関西ノワールの堀田速人たちの策略に嵌り、両手足を[[ボーガン]]で撃たれ、さらにトレードマークだった背中の刺青まで狩猟用ナイフで皮ごと削ぎ落とされ、瀕死の重傷を負ってしまう。その後麟太郎の助けもあり、男死利祭では見事に復活。戦闘不能寸前まで追い込まれた麟太郎を間一髪の所で救い、ノワールきっての巨漢で同じパワー・ファイターの財前克己に完勝した。またこのとき、お互いライバル同士ではあるものの、憂作の不良としての生き様に理解するような一面も垣間見られた。男死利祭終盤にて憂作に戦いを挑み敗れるも、お互い満身創痍の状態だったため、憂作には次はどうなるかわからないと言わしめた。
;石倉二三男
:轟のチームの舎弟頭。キックボクシングの使い手。同性愛者らしく、轟に屈折した愛情を抱いている。自分以外に轟の目が行くのが許せないという理由で、命令を無視して憂作を抹殺しようとするが返り討ちにあった。BCM崩壊後は僅かな生き残りのメンバーを集めて轟の敵討ちを画策していたが、ノワールの鈴木と佐藤に隠れ家を襲撃されて実行できずに終わる。
; 辰巳遥(驚速の辰巳)
: BCMの幹部の一人。パイナップルのような金髪ヘアースタイルに細い眉毛が特徴。BCMの中でも大柄な男。憂作に化物と言わしめる実力者で蹴り技の名手。変幻自在で驚くほど速い足技を使い、相手を蹴散らすことからついたあだ名が"驚速の辰巳"。足技だけなら轟を除けばBCM内で彼の右に出る者はいないとされる。事実、彼の足技は世良洋介のコートを脚技だけで脱がしたり、戦闘中に宙返りから蹴りの反撃技を出したり、ワゴン車を蹴り飛ばして横滑りさせるなど、華麗さ、破壊力も一級品である。性格は短気で自分勝手、部下や舎弟を一切信頼しておらず、単なる駒としか思っていない。奴隷のようにコキ使い、些細なミスでもヒステリー気味に怒り狂いすぐに暴力を振るうため部下や小野寺勇作に疎まれ、彼らの離反を招く事になった。同僚の麟太郎や厳は辰巳を反面教師としていた。
:BCMに入ったのは周りの人間に自分の力を認めさせる為で「この街で実力トップの男(轟)が俺を認めてくれた証だ」と黒いコートを誇りにしていた。辰巳が管理していたパープル・ヘイズの隠し倉庫を憂作たちが荒らしたことから激昂し、バトルに。前半では圧倒的な足技で憂作を苦しめたが、攻撃に偏重して防御がおろそかな欠点を突かれ、最後は辰巳の蹴りの速さについていけるようになった憂作に生命線だった脚をへし折られて敗れる。逮捕後は「不良の[[アルカトラズ]]」と噂される少年院、協愛学園に収容され、そこで不良イジメが楽しみと評判の学園長の[[人体実験]]さながらの徹底的な虐待を受け、不良としては使い物にならなくされた。
; 小野寺勇作
:辰巳のチームのメンバーで、辰巳とは幼い頃からの友人。色男で女を騙すのが得意。かすみの親友の女の子が勇作に暴行されて自殺未遂したのが原因で、かすみ達に狙われる事になった。辰巳と同じく蹴り技を得意としているが、実力は格段に劣る。とはいえ辰巳と違い面倒見が良くチーム内でも人望があり、辰巳をマフィアの座から追い落とそうと企んでいた。ヘイズを憂作に奪われて辰巳から制裁のリンチを受け、憂作達を汚い手で誘き寄せてヘイズを取り戻そうとするが失敗。最後は逃げようとする途中にかすみにも叩きのめされる。
:喧嘩に酔う性格で、一度酔うとダメージを受けても痛みを全く感じなくなる。そのため、奇抜な戦い方やテクニックで自分を敗った憂作に惚れ込み(不良としての強さにとも、[[ホモセクシャル]]的な意味合いとも取れる)、自分と同じパワー・ファイターである轟を「見せ掛けだけ、ファイターの筋肉ちゃうやろ」と侮っていたが、男死利祭では大怪我が完治していない轟に完敗を喫した。
; 和泉治孝
: 関西ノワールのNo.2で、堀田の参謀的存在。細目のオールバックの男で、あだ名は「'''砂漠の狐'''」。鳥取出身。堀田曰く「[[ヌンチャク]]、トンファーなど両手で扱う武器での戦いに長け、中でも[[釵|サイ]]は相当な腕前」だそうで、実際作中では[[十手]]のような小型の[[特殊警棒]]を両手に持ち、サイのように使って戦っていた。堀田からノワールの結成と男死利祭の本当の目的を聞かされていた唯一の人物でもある。その上で堀田と共に新しい世の中を期待して戦おうとするが、櫛渕高の洞口の前に敗れた。
; 嘉門寮
: 蛇拳の使い手で、あだ名は「'''レッドスネーク・カモン'''」。長崎出身。男死利祭の開始後に堀田と和泉から男死利祭の本当の目的を聞かされ、その意思を汲んで立江商のO次郎と戦うが、激闘のすえ腕を折られ、相討ちに持ち込むものの、そのままリタイアした。
:男死利祭ではレニーとの長い拮抗状態(といってもお互い構えもせずに凝視し合ったまま)の末に、お互いの最初の一撃で相打ちになるが、後に男死利祭の参加者を逮捕しにきた達川警察の警察署長を2人がかりの飛び蹴りでKOした。
; 鈴木禅功
: 柔道、拳法、空手、合気道などを組み合わせた合道空手の使い手であり、7つの支部と200名近い門下生を持つ。また『今一番抱かれたい男』として地方誌の表紙を飾ることもあり、自らもそのイケメンぶりに自信を持っている。正義を旨とする佐藤と行動をともにし、荊棘木が子供を助けるために暴走トラックにタックルした話に「いい奴だよな」と佐藤と一緒に感心するなど一概に悪とも言えない性質である。あだ名は'''[[パパイヤ鈴木|パパ・イヤ鈴木]]'''。無類の女好きであり、彼の寝技を知った主婦が夫婦生活を破綻させてしまうことからつけられた。ただしその人気は地元徳島に限定され、ノワール参加の動機も売名行為である。
: 達川町で佐藤とともに憂作と戦うが終始、憂作に圧倒される(本人曰く捕らえるために手加減していた)。男利死利祭では、宇田川と対戦。実力的には鈴木が上回っていたが、長瀬の言葉で発奮した宇田川のトリッキーな蹴り技に虚を突かれ敗北。
; 佐藤準情
:礼節を重んじる剣道の達人で、あだ名は“'''[[はぐれ刑事純情派|はぐれ剣士準情派]]'''”。中に真剣を仕込んだ竹刀が武器。剣術家の家に生まれるが、鈴木同様型にはまった武術を嫌って実家を飛び出し、現在は橋の下に建てた掘っ立て小屋に住みながら鍛錬の日々を送っている。
:登場当初は鈴木と行動を共にし、憂作やBCMの残党を襲撃している。その際、BCMの残党からは「(金も名声も)どっちもなさそう」と侮辱を受けるが、地元高知では鍛錬の一環として、時々街に現れては悪人を成敗しているところから、住民には警察よりも信頼されているらしい。
:男死利祭ではマリリンと対戦するが、力及ばずに敗北を認める。その際に介錯を頼むも、サディストであるマリリンに「もっと泣き叫ばなきゃ面白くない」と散々にいたぶられた。
; 小倉正哉(人斬りマサヤ)
: 王塚組内小倉会会長。王塚組次期組長No.1候補。常に日本刀を所持しており、刀を抜いた時は誰かの血を見ない限り、納めることはないという。そこから由来したあだ名が人斬りマサヤ。一人で対立する組に乗り込み、全員斬った等、非常に多くの伝説を残しているため、その実力は歴代のCUFFSキャラクターの中でもトップクラスのはずであるが、それをお目にかかれるシーンはほとんどなかった。ただし、BCMの岩田兄弟の指や、秀人の腕を情け容赦なしにあっさり斬り落とした。妻である涼子を助けるためにヤクザ事務所に乗り込んだ憂作の度胸に惚れ込み、組に入れようと画策するが、最後は岸川秀人に対する情を憂作が出してしまったために見限ってしまう。門倉女子高の川村かすみの叔父にあたる。
:ハルオの愛人、つまり同性愛者でもあり、[[同性愛|ゲイ]]と勘違いされることがあるが正確には[[両性愛|バイ]]である。
; 広峰
: 銃の密売人をしている男。翔二の前では「伊東」という偽名を使っていた。憂作(転生前の龍二)とは因縁があり、顔に消えない傷をつけられていた。刃物の使い手でもあり、背中や帽子の裏にナイフを隠しているほど。涼子を盾に憂作と翔二と一戦を交えるが敗北。最後は翔二によって警察に引き渡された。
: 小倉正哉(人斬りマサヤ)の甥にあたるヤクザ。哲也達を利用して管理売春で金稼ぎをしていた。そのことを憂作に「女を喰い物にする」と揶揄されたことで、小倉正哉に管理売春がバレてしまい、組から事実上の破門にされた。最後は憂作に倒され、それ以降登場しない。作中では明示されていないが、門倉女子高の川村かすみとは、いとこ同士であることが分かる。
; 龍太郎
: 大阪のチンピラ。奈保子と駆け落ちして長い間大阪で一緒だったが、奈保子が東京の実家に逃げ帰ったため、連れ戻そうと東京にやって来た。非常に口が上手く、言葉巧みに多くの女性を手玉に取っていたようである。始めは、琢郎に奈保子を自分の元に戻るように話を持ちかけ、琢郎も生前の龍二と涼子の件から、了承しようとしたが、憂作から奈保子の本心を聞かされた琢郎が、数日待つように言うと、本性を露わにした。空手、拳法、ボクシングを習得しているので、憂作の右腕を一瞬で折るなど格闘センスにも長けている。奈保子を取り戻そうと、憂作たちを追跡し[[博多]]に向かう、新幹線の中で無関係の乗客を金属バットで無差別に暴行した。新幹線内で憂作と最後のバトルを行い、[[新大阪駅]]で待ち構えていた警察官に取り押さえられた。その際に奈保子に助けを求めたが「あなたの言葉は、もう私に届かない」と言われて失意に崩れた。
; 双葉千春
: 人を付け回すことに関しては他の追随を許さないイカレたストーカー。金と女(笠原)、マフィアのコートを報酬に世良に協力する。カウボーイハットに上半身裸、迷彩ズボンにブーツのいでたちで大型バイクを乗り回す。憂作と二度対戦し、1度目はアッパーを受け体操金メダル級の吹っ飛びダウンを喫する。2度目の対戦では奇襲により憂作を倒し笠原をボート小屋に監禁するが、思わぬ敵の襲撃を受け磔刑にされる。