「ガイウス・ユリウス・カエサル」の版間の差分

{{Main|ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)}}

==== ポンペイウスとの対決 ====

 

[[紀元前49年]]、カエサルのガリア属州総督解任および本国召還を命じる『[[セナトゥス・コンスルトゥム・ウルティムム]]』が発布された。カエサルは自派の護民官がローマを追われたことを名目に、軍を率いて[[ルビコン川]]を越えたことで、ポンペイウス及び元老院派との[[ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)|内戦]]に突入した<ref>当時のローマ法では、ルビコン川以南への軍の侵入は禁じられていた</ref>。[[1月10日]]にルビコン川を渡る際、彼は「ここを渡れば人間世界の破滅、渡らなければ私の破滅。神々の待つところ、我々を侮辱した敵の待つところへ進もう、[[賽は投げられた]]」と檄を飛ばしたという<ref>スエトニウス「皇帝伝」カエサル 32</ref>。